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ソニーが過去最高の5200億円、シャープが2900億円、パナソニックは7000億円……これが2011年度の各社の最終赤字だ。円高やタイの洪水など
の被害などの要因があったとはいえ、もはや日本の製造業は壊滅状態。これから起爆剤になるような製品が出ずに朽ちていくのを見守るしかないのだろうか。
エックスドロイドでは以前の記事、「ドコモREGZA Phone販売中止で「国産スマホはもうダメかも」の声」でお伝えしたように、国産スマートフォンを巡
る情勢は非常に厳しい。販売直後から通話もネットも使えないという”迷機”「REGZA Phone」を送り出した東芝は携帯電話事業から完全撤退。NECカシオの「MEDIAS」シリーズも国内単独生産は諦め、アジアメーカーとの共同開発・生産委託を決めるなど、苦戦を強いられている。
「ワンセグや赤外線通信、おサイフケータイ、防水というガラケーならではの機能を装備したスマホ(通称、ガラスマ)を求める層の需要はたしかにあ
りました。しかし、国内メーカー各社から同じような端末が発売された結果、お互いで潰しあって疲弊してしまい、漁夫の利を得たのが『Xperia acro
HD』を出したソニーエリクソンです」(ITジャーナリスト)
現在販売台数で好調な「Xperia acro HD」はグローバルモデルであるXperia arcをベースに日本向けにアレンジしたXperia acroの後継機種。発売
以来Android端末の販売台数でトップをひた走っている。ちなみにソニーエリクソンはロンドンに本拠を置く英国の企業。国内メーカーの専売特許だったはずの、
ガラスマ機能に対応した海外端末が好調というのはなんとも皮肉な話である。
この春の新端末としては「ARROWS X LTE」(富士通東芝)が注目を集めた。販売のスタートダッシュは好調だったが、「タッチパネルの感度が良す
ぎてフリックが暴発する」、「USB接続のケーブルのフタが抜くときに引っ張られてちぎれそうになる」など、スペックだけでは見えない部分での不満
の声が聞かれるのも事実。完成度の高い端末を出せていないのが国産スマホの現実だ。
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