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賠償金の使い道(震災取材ブログ) @福島 2012/5/14 7:00
福島県内で東京電力福島第1原子力発電所事故による賠償金の支払いが本格化している。
東電が個人を対象に支払った金額は3800億円に達した。
住まいを奪われた人たちにとって生活の再建に欠かせない資金だが、思わぬ大金が手に入ることで
仕事を辞め、身を持ち崩しそうな人もいる。
東日本大震災からの復興に向けて、賠償金の使い道も真剣に考える時期にきているのかもしれない。
<中略>
しかし、思わぬ賠償金を受け取り、生活が狂ってしまった人も少なくない。
果樹農家の男性は風評被害で昨年売り上げが大きく落ち込んだうえ、今年も回復の見通しが立たないため、
賠償金を受け取って果樹の栽培は断念する考えだ。
仕事をしなくても賠償金がもらえるため、毎日ブラブラしてばかり。
男性の親せきからは「とにかく仕事を続けろ」としかられ、口論が絶えないという。
短期的には賠償金で生活できるものの、今後、賠償の支払いが終わっても仕事が再開できなくなり、
生活再建が困難になる恐れがある。
住民間の感情的なしこりも起きつつある。
原発周辺から避難した住民の多くが生活する、いわき市の渡辺敬夫市長は「賠償を受けて働いていない方もいる。
パチンコ屋さんは全部満杯」と不満を口にした。
市内では慢性的な渋滞が続くほか、電気やガスなどのインフラが不足がちなことも不満の背景にある。
原発事故の賠償金を巡る問題は、旧ソ連のチェルノブイリ原発でも起きた。
現地に詳しい日本の医師によると、ウクライナやベラルーシでは多額の賠償金を受け取った住民の中に
アルコール中毒に陥り、生活が破綻した人も少なくないという。
賠償金をどう使っていくのか。福島県では復興に向けた大きな課題になるかもしれない。
(竹下敦宣) 全文はうぇbで URLリンク(www.nikkei.com)