12/05/12 13:11:09.73 eUGnoIJMP BE:3151967459-PLT(12000) ポイント特典
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00年当時、日本勢のLiBの世界シェアは9割を超えていた。「市場が大きく拡大した時代に、電池メーカーは
忙しくなりすぎて、材料開発が素材メーカーに任せっきりになり、製造ラインの改良などの生産技術も、
装置メーカーに依存するようになった」(ある素材メーカーの技術者)。
つまり、この10年、日本の電池メーカーの技術力は、空洞化が進んでいたのではないかという見方である。
さらに、この数年は、業界全体の収益が厳しくなった。貧すれば鈍するで、ある電池メーカーでは
「新規開発は予算がかかるからストップされ、既存品のコストダウンばかりやらされる」ことになったという。
サムスンSDIで常務を務める佐藤登氏は、元ホンダの技術者だ。ホンダでは90年代初頭から
本格的に電池の開発が始まった。佐藤氏は、当初からLiBの研究開発に取り組んでいたが、
徐々に経営判断がキャパシタ(蓄電装置の一種、コンデンサ)に傾いていく。
「キャパシタなら誰もやってないから、という発想自体は、チャレンジ精神のあるホンダらしかったが、
どう考えても原理的に自動車にはLiBのほうが有望だった」と佐藤氏は振り返る。
役員から「キャパシタをやってみないか?」と誘われたが佐藤氏は固辞した。
結局、LiBの開発チームからは予算も人も削られていき、佐藤氏と部下一人という状態にまでなった。
そんなとき、サムスンSDIから声がかかった。04年1月のことだ。サムスンSDIのCEO自らが
オファーに訪れるほど熱烈なラブコールだった。
現地を実際に訪ねてみると、「日本の電池メーカーに比べれば、技術力の差はややあった。
ただ、博士号を持った若い研究者を多く採用しているなど、ポテンシャルはあると感じた」。
佐藤氏は、サムスンSDIへの移籍を決断する。
省略部分は以下参照
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