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少子化より深刻?男性が地球上から消滅しつつあると判明
“ニフラム”といえば、名作ゲームシリーズ『ドラゴンクエスト』に登場する呪文です。この呪文を唱えると、敵は“光の彼方へ”消し去られます。
ご存知だったかたもご存知でなかったかたも、腹立たしい男性にそんな“ニフラム”をかけたくなったことはありませんか? でも、ちょっと待って!
あなたが唱えるまでもなく、そんな男性はいなくなるかもしれません。残念なことに、地球上のあらゆる男性と一緒に。
今回は、オーストラリア国立大学のジェニファー・ブレーブス教授が発表した驚愕の予測についてお話ししましょう。
■ある日突然“Y染色体”が消える!?
ヒトを含む多くの生物にとって、オスの性染色体は“XY型”、メスが“XX型”です。
性染色体は精子や卵になるときに分離するので、精子には“X染色体”と“Y染色体”のうちどちらか一本が、卵には“X染色体”のみが含まれています。
ここからは高校の生物の復習です。母親の卵にX染色体が、父親の精子にX染色体が含まれていれば、子どもはXX型で女性になります。
一方、父親の精子にY染色体が含まれていれば、子どもはXY型で男性になります。
このように、男性を男性たらしめているY染色体ですが、実は非常に不安定であることが知られているのです。
前述のとおり、女性であればX染色体がふたつ並んだXX型なので、突然の変化があっても同じもので補いあうことができます。
ところが、Y染色体は常にひとつしかないので、突然の変化で中身が失われたり、大きさそのものが小さくなったりするのです。
論より証拠。現在のX染色体には1098個の遺伝子が含まれていますが、Y染色体には78個の遺伝子しか含まれていません。
では、もともといくつの遺伝子がY染色体に含まれていたかと言うと、およそ1500個であると見積もられています。
ブレーブス教授の予測によれば、このままのペースで遺伝子の消滅が続くと、500~1000万年後にはY染色体が完全に消滅してしまうのだそうです。
ここまではとても長い時間のお話ですが、ブレーブス教授は警告します。何と言っても、Y染色体は非常に不安定で、含まれる遺伝子もわずかです。
ある日突然Y染色体が消滅してしまったとしても不思議なことではない、と。