12/04/17 11:00:25.84 eVNrhA5h0● BE:3028954695-2BP(1000)
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胸を強調した服装や月150万円の愛人契約、名器自慢などがクローズアップされた
木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判は13日、求刑通りの「死刑判決」で第1幕を閉じた(佳苗サイドは控訴)。
3人の男性の不審死と佳苗を結び付ける直接証拠はなく、しかも1人は自殺と判断され、
司法解剖すらされていなかった。「無罪」と予想する専門家も多かったが、裁判員たちは
検察側の「3人は死ぬ直前に佳苗と会っている。遺体発見現場に練炭とコンロがあったことなどから、
殺害したのは佳苗以外ありえない」との主張を認め、極刑を言い渡した。
大新聞は「ひとつひとつの状況証拠に向き合い、結論を導き出した」「市民感覚に照らして判断した結果」
なんて裁判員を“絶賛”していたが、ちょっと怖くなる話だ。佳苗をかばうつもりは毛頭ないが、
証拠がないのにド素人が極刑を下すことに違和感を覚える「市民感覚」だってあるだろう。
「今回の裁判はプロの判事でも『死刑』か『無罪』か悩むところです。佳苗被告の弁解は不自然ですが、
いちおう理にはかなっている。自殺や失火の可能性もないとはいえない。しかし、くじで選ばれた6人のシロウトが、
わずか100日の議論で死刑判決を出してしまった。裁判員には25歳の若い男性もいたし、
プロの裁判官3人が付き添っているとはいえ、大きな違和感を覚えました」(日大名誉教授・板倉宏氏)
今回、裁判員を務めた男性(27)は記者会見で、「率直に言うと、難しいの一言に尽きる」と深く悩んだことを吐露した。
やっぱり、この制度にはムリがある。
元名古屋地裁判事の古性明弁護士はこう言う。
「一般の人は『疑わしいだけの場合は被告人の利益に』という大原則をなかなか理解できないし、
守ろうという意識も薄い。むしろ『疑わしくても罰しよう』という傾向があります。今回、検察は例え話に『朝起きたら雪化粧だった。
その場合、雪が降った場面を見ていなくても、夜中に降ったのは明らか』と、間接証拠だけでも有罪にできますよと裁判員を“洗脳”した。
裁判員裁判で有罪となると、その後はよほどのことがない限り、ひっくり返すことができない。
直接証拠がなく、死刑を争うような事件は、裁判員裁判から外すべきです」
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