12/04/11 13:44:47.79 knamine60 BE:570417582-2BP(1000)
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鴻海精密によるシャープ買収をどう考えるのか?
それにしても、このニュースの伝わり方がそもそも気に入りません。
まず、資本提携だとか苦渋の選択だという見出しで「ボカして」いますが、実質的には台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業グループによるシャープの買収であり、
日本の大規模なエレクトロニクスメーカーの一角が、外資の軍門に降ることを意味します。
鴻海は、まずシャープ本体の筆頭株主になる(報道によれば比率約10%)ことに加えて、
主力の液晶事業の中でも重要なカラーフィルター技術を保有した堺工場は、子会社のSDPに移管した上で鴻海のオーナーや関連会社が46.5%を支配するというのです。
SDPに関しては、シャープ本体が46・5%、鴻海側が46・5%という報道資料もありますが、シャープ本体については10%弱を鴻海が持つのですから、
実質はSDPの51・2%は鴻海のものになります。
こうした買収劇を「資本提携」とか「共存共栄策」などという曖昧な言い方で報道するというのは、
まるで「敗戦」を「終戦」と言い換え、「占領軍」を「駐留軍」と言い換えてささやかなプライドを満足させた1945年の「敗戦」とソックリです。
この点からしても、今回の事態は「第2の敗戦」と言って構わないでしょう。
もう1つ気に入らないのは、報道で「鴻海」という名前ばかり出る一方で、アップル社の完成品組立外注先の「FOXCONN」が、
この「鴻海」のグループだということが、ハッキリ説明されていないということです。
具体的には、シャープはこれでアップルの孫請けになるわけです。
報道に関する違和感については以上として、以下に箇条書きで雑感を記します。
以下ソース URLリンク(www.newsweekjapan.jp)