12/04/10 12:56:25.73 0+KwZFV40
誰か調べる気がある人があれば調べてください。
『ナディア』のオンエアの二年ぐらい前に、国家レベルの申し合わせの一つに、
アニメーションの作り方を教えるってのがあった。おそらく事実なんだとおもいます。
その結果、「NHKが作るアニメは、作画の何パーセント以上は韓国国営の世映動画★というところに発注する」と決まっていた。
これを知ったときはびっくりしましたよ。
貞本君が浮かぬ顔なのもわかりましたよ。
『オネアミスの翼』にしても『トップをねらえ!』にしても、基本的にガイナックスがやりたい放題で作ったんですよ。
最終的には作画監督なんだけど動画まで描いちゃえとか。
庵野君も、赤井君もみんなでセルも塗っちゃえとか。
いざとなったら撮影さんのとこに行って自分でカメラ、パチパチパチパチ撮っちゃえとか。そういう勢いがあったんです。
でも、これが急に出来なくなっちゃうんです。
しかも、当時の韓国の作画レベルは、大変不安定でした。
日本のスタジオより上手いスタジオもいくつもありました。
でも、そんなスタジオでも仕事が忙しくなるといきなり、本当に酷い絵が返ってくる。
それどころか、何も帰ってこないで、音信不通になる。
『ナディア』の場合は作画発注だけでなく、何を発注するかもまちまちなんです。
こちらからセルを送るとフィルムで帰ってくるということもある。
動画を宅急便で送ったら、フィルムになって帰ってきちゃうこともあります。
『ナディア』ではないんですけど、コンテを韓国に送ったらフィルムになって返ってくる場合すらありました。
そういう作品はほんとに「神様にお願い」なんですね。
「神様! このコンテの三割くらい上がってますように!」と祈りながら待つ。
で恐る恐る、東洋現像所★に初号試写をみんなで見に行く。
ほんとに腰が抜けるようにひどい作画のものを見てびっくりするか、「へえ、コンテ渡すだけで
ここまで仕上がるのか、すげえ」ってなるのかは、その日になるまで神様しかわからないんです。