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ここ数年、脳科学者といえば茂木健一郎ですね。個性的な髪型と言動で抜群の知名度を誇る茂木氏ですが、
脳についての研究をわかりやすく説明する科学者は、なにも彼がはじめてというわけではありません。
例えば、杉靖三郎という科学者がいます。杉氏はかつて『女性に贈る私の生理学』なる著書を出版していますが、これはなんと1960年のことでした。
タイトルひとつとっても現代で通用する驚きのセンスです。そんな杉氏は約40年ほど前、著書『英才教育―間違いだらけの教育―』のなかで、
「他人を“愛する”ことは女性特有のものであり、男性は本来持ち得ない」
としました。
医師でもあった杉氏は、当時盛んだったホルモンの研究からこのような結論に至ったようです。
脳や心については現代でも未解明の部分が多いくらいなので、これはあくまで仮説にすぎませんでした。
しかし、この仮説が実は、最近の研究で証明されつつあるのです。
■女性が人を“愛する”のは本能
2004年、ロンドン大学(当時)のアンドレアス・バーテルズ教授が発表した研究結果によれば、
恋愛中の女性の脳では、母性愛を実感するときと同じ回路が活性化されていました。
また、恋愛中と育児中では、関係するホルモンの結合部位も共有されていることがわかっています。
女性は、本能的に自分の子どもを愛するように、男性のことを愛すると考えてよいでしょう。
一方で、男性が育児をしても、この回路は活性化されませんでした。また、残念なことに、
男性が女性に感じるのは愛ではなく、性欲であるとする研究結果があります。
エール大学出身の女性医師ローアン・ブリゼンディーン氏は、思春期の男子には急激な男性ホルモンの増加が起こり、
それが脳の性的発火中枢を刺激するとしています。