12/03/25 01:39:50.80 ojgd59Cz0
>>1の続き
--というと?
氷上:やっぱり勉強にしろ、生活指導にしろ、細かく学校が指導してくれた方が保護者は中学・高校の6年間の
イメージが持ちやすいでしょう。麻布はクラブ活動や学校行事も盛んだし、自治会など生徒の自主性を重んじる校風ですから、
管理型の学校ではない。6年間息子を預けるのは「賭け」みたいに感じる保護者もいるんじゃないかな(笑)。
--麻布に入れることは賭けなんですか(笑)。
麻布:いやいや我々はちゃんと生徒の指導はしていますよ(笑)。僕はいつも生徒には、
「二兎を追え」と言っているんです。ひとつは勉強をしっかりすること。
もうひとつはクラブ活動などを通じて学生生活を充実させること。
ただ麻布の自由な校風について、保護者に説明が足り無かったな、というのは痛感していて、
今年からは学外で行われる学校説明会にも積極的に参加していこうと考えています。
インタビューを行っているのは校長室。置かれたホワイトボードにはたくさんの書き込みがある。
実は氷上校長は「教養総合」という授業も担当していて、ここはその「教室」にもなっている。
氷上:「教養総合」というのは中三と高一が対象で、先生が自分が教えたい講座を立ち上げて、
それに生徒が応募する形の授業です。大学のゼミみたいなもの。
僕が校長になったときに授業を担当できないのがつまらなく感じたので、始めた科目です(笑)。
過去には「そば打ち教室」を立ち上げた先生もいましたよ(笑)。
僕は倫理社会の教師だったので、毎週みんなで決めたテーマについて作文を書いてきて、
輪読して討論するという授業をしています。今季は「偽善」とか「ふるさと」とか「価値」などがテーマでした。