12/03/21 22:16:54.14 2IaR+jfC0 BE:1044549353-PLT(12000) ポイント特典
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(前略)清水は経済産業相の海江田万里らに撤退問題で頻繁に電話をしてきていた。15日午前3時すぎ、
内閣危機管理監の伊藤哲朗は執務室で菅にいった。「決死隊のようなものをつくってでも頑張ってもらうべ
きだ」。菅も「撤退はあり得ない」といった。経緯はこのシリーズの前半で報じた通りだ。
その後、清水は官邸に呼ばれ、撤退しないことを即座に了承した。伊藤は「東電はあれだけ強く撤退といっ
ていたのに」と不審に思う。
そう思ったのは午前3時前、総理応接室にいた東電幹部が「放棄」「撤退」を伊藤に明言したからだ。
元警視総監の伊藤はそのやりとりを鮮明に記憶している。
伊藤「第一原発から退避するというが、そんなことをしたら1号機から4号機はどうなるのか」
東電「放棄せざるを得ません」
伊藤「5号機と6号機は?」
東電「同じです。いずれコントロールできなくなりますから」
伊藤「第二原発はどうか」
東電「そちらもいずれ撤退ということになります」
政府の事故調査・検証委員会の中間報告は撤退問題を、官邸側の勘違いとの調子で片付けている。】(以上)
こうした情報から考えて、私は状況的には「全面撤退ではなかった」という東電の説明には少し無理があると
感じている。東電側が「全面撤退ではなく、必要な人員は残します」とどこかの時点でいっていれば、菅首相はじ
め官邸側はこんな反応をしなかったと思う。政府事故調や国会事故調は、このてんまつを明らかにして欲しい。
それにしても、こうした記録が、なぜ日本では残らないのか、人々はきちんと語らないのか。(後略)
「撤退するか残るか」。東電と菅首相が直面した究極の選択
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