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結婚して子供が生まれた後、夫が休日に家事や育児をする時間が長ければ長いほど、
2人目以降の子供が生まれる率が高くなる傾向があることが21日、厚生労働省の
「21世紀成年者縦断調査」で明らかになった。厚労省は「家庭での夫の協力が、
もっと子供を作ろうという動機の一つとなるようだ」と分析している。
同調査は平成14年10月末に20~34歳だった全国の男女を対象に、生活状況などを
毎年聞いているもので今回で9回目。昨年10月末で28~42歳となった1万3063人から回答があった。
調査では、子供がいる男性に休日の家事・育児の時間を質問。「なし」と答えた人で第2子以降の子供が
生まれていた割合は9・9%だったが、「2時間未満」では25・8%、「2時間以上~4時間未満」で48・1%、
「4時間以上~6時間未満」で55・3%となり、「6時間以上」では67・4%まで上昇した。
また、学校卒業後の初就業が正規雇用だった人の結婚経験率は男性66・7%、女性74・7%。一方、
非正規だった場合は男性40・5%、女性59・4%と、いずれも非正規が下回り、非正規雇用での結婚の
難しさが改めて浮き彫りになった。