12/03/12 12:13:20.40 w8kDAWCb0 BE:5025564498-2BP(1816)
sssp://img.2ch.net/ico/anime_nokar01.gif
長野・栄村 復興へ協力呼びかけ
去年３月１２日、長野県栄村で震度６強を観測した地震から１年となりました。
栄村では今も１４６人が仮設住宅などで暮らしており、島田茂樹村長は１２日朝、防災行政無線を使ってすべての住民に復興に向けて協力を呼びかけました。
去年３月１２日午前３時５９分ごろ、長野県北部を震源とする地震が発生し、栄村で震度６強を観測しました。
この地震で村内の６８０棟以上の住宅が壊れ、今も６９世帯１４６人が村の外に避難したり仮設住宅で生活したりしています。
損壊した道路は２１７か所、田んぼなどの農地の被害は８５３か所に上っていますが、道路の７０％以上、農地の半分近くは復旧工事が終わっておらず、今も雪に覆われています。
地震から１年となる１２日、島田茂樹村長が午前６時半に、仮設住宅や村内の各世帯に配備している防災行政無線を通じて特別放送を行いました。
この中で、島田村長は「住民の誰しもが経験したことのない大地震から１年が過ぎますが、道路や農地、公共施設など復旧工事が手つかずの現場も多数残っています。
職員ともども頑張りますので、村民の皆さんも復興に向けた前向きな気持ちで頑張ってください」と述べ、復興に向けてすべての住民に協力を呼びかけました。
自宅が全壊し、仮設住宅で独り暮らしをしている島田マツさん（７７）は「地震後、さまざまな方から支援をいただきましたが、仮設住宅は狭いです。やはり住み慣れた自宅に戻りたいです」と話していました。
村では１２日、仮設住宅でＮＰＯが中心となったイベントなども行われ、住民が一体となって復興に向けた決意を新たにします。
３人が“震災関連死”
地震のあと、栄村では、避難生活による疲労やストレスなどの体調悪化が原因とみられる、いわゆる「災害関連死」で３人が死亡しました。
齋藤安五郎さん（７８）の妻のスマさん（当時７７）は、地震から１週間後に自宅近くの避難所で倒れ、去年５月、入院先の病院で亡くなりました。
スマさんは、地震の前に目立った病気はなく、安五郎さんは、妻の突然の死に大きなショックを受けました。
地震から１年となる１２日、安五郎さんは仏壇に線香を供え、妻の遺影に静かに手を合わせて祈りをささげました。
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)