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福島 落ち葉に高濃度放射性セシウム 3月4日 4時45分
福島県内の森林の落ち葉に含まれる放射性セシウムは、双葉町と浪江町で集めたもので、
1キログラム当たり440万ベクレルに達するなど、福島第一原発から30キロ圏を中心に
高い濃度になっていることが林野庁の調査で分かりました。
林野庁は、福島第一原発の事故の影響を調べるため、去年9月から11月にかけて、福島県内各地の
森林およそ400か所で落ち葉を集め、放射性セシウムの濃度を測定しました。
その結果、原発から西におよそ10キロの双葉町石熊と、北西におよそ25キロの浪江町天王山で集めた
落ち葉から、それぞれ1キログラム当たり444万ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。
さらに、南相馬市と飯舘村を加えた合わせて9か所の森林で集めた落ち葉から、100万ベクレルを超える
放射性セシウムが検出され、原発から30キロ圏を中心に高い濃度になっていることが分かりました。
また、有害な廃棄物と同じ処分法が求められる1キログラム当たり10万ベクレルを超える放射性セシウムを
含む落ち葉は、原発から離れたところでは、80キロ圏の森林にまで及んでいました。
同時に採取した土の放射性セシウムは、ほとんどの調査地点で落ち葉の濃度を大きく下回ることから、
林野庁では、「放射性物質の多くは土壌に浸透せず、今のところ落ち葉の層にとどまっている」としています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)