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近藤真彦の発案により動き始め、大きく波紋を広げた『Marching J』による仙台市・八木山動物公園への「パンダ招致」計画。
「最初からパンダに使うと知っていたら、寄付なんてしなかった」
「50億円、もっと必要なところがあるんじゃないの?」
などとファンからの怒りの声が相次ぐなか(既報)、事態は新たな局面を迎えたようだ。
仙台市議会議員・やしろ美香氏が自身のブログ「万象皆師」の2月27日のエントリーでその内容について明かしている。
記事によると、同日に開かれた市議会2月定例会で、一般質問のひとつとして氏がこの問題を提起。結果、当局からの答弁で下記の件が明らかになったという。
「パンダ誘致・飼育に関する費用の支援は、ジャニーズ事務所の自主財源から拠出しパンダに対して義援金は一切使用しないとのこと。
この義援金は、マーチングJの支援プロジェクトとして被災した子どもたちの支援にあてることになったそうです」
となると、当初の「Marching Jで集まった寄付金+ジャニーズ事務所の寄付で飼育に必要な費用5年分(約50億円)を賄う」との構想から
「Marching Jで集まった寄付金は子どもたちの支援に、パンダ関連の費用はすべてジャニーズ事務所が負担」という構想にシフトしたということのよう。
この件についてジャニーズ事務所から正式な発表はまだなされていないが、とりあえずファンの思いが届いた喜ばしい結果といえそうだ。
全国的に話題になっているこの件について「これまで議会としても、報道以上の情報が与えられず、蚊帳の外におかれていた感がありました」と振り返るやしろ氏。
ネット上では賛否両論が飛び交い、誤解を含んだ匿名メールが相次ぐなど、戸惑いをはらんだ状況の中で「これで、
ファンのみなさまのお怒りが少しでも収まればいいのですが...」との言葉で記事は結ばれている。
ジャニーズ事務所の勝手な「善意」に多くの人が振り回された今回の騒動も、これで一件落着となればいいのだが...。
いずれにせよ、やしろ氏の言葉に胸をなでおろしたファンも多いはず。ジャニーズ事務所は今回の騒動をどのように受け止めたのだろうか。
今後の正式発表が待たれる。
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