12/02/28 14:54:44.09 uChuBHQ/0 BE:448237-BRZ(10001)
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エルピーダがとうとう破綻した。まあ、今更。。。と言う感も強い。日の丸半導体・・・。韓国勢の独占を許すな・・・。
と言うむなしい掛け声のもとに赤字を垂れ流し続けたバカげた国策(?)企業がようやく倒産したのだから、
こんないいことはないといえば批判を受けるのだろうか。
多くの日本人はなんとなしに、「半導体でも韓国が・・・。」、「日本の誇るものつくりはどこに行ったのか・・・」
などと考えているのだろうか。悲しんでいるのだろうか。
そして、それでも気を取り直して、「日本はものつくりの国だ」、「製造業で物を作って売らなければ日本経済の発展はない!!」
との思いを新たにし「官民一体となって日本の製造業を再生せよ!」だとか叫び始めるのだろうか。。。。
製造業は特殊である。製造業こそが日本の誇りであるという思い込みはまだまだ終わりそうにない。
(参考記事→日本をものつくりの国と決めてしまうのはどうか? )
今回のエルピーダの破綻に絡んで280億円ほどの損失が国に出る可能性があるという。しかし、その責任を問う声は
あまり聞こえてこないように思える。むしろその程度の損失で済んだのなら・・・。いや、もっと積極的に関与すれば
このような事態にならなかったのでは・・・?との意見すら聞こえてくる。
そもそも、日本の経済発展は国家主導のものでも官僚主導のものでもない。古くはカメラ・ミシン・二輪車などに始まり、
自動車や家電と日本の経済発展を支えた産業の多くは政府の強い関与の下に置かれなかったか、政府の関与が有効に
機能しなかった産業がほとんどである。また商社などは危機的な状況におかれたこともあったがたくましく復活し日本を代表
する元気な産業のひとつだ。商社は製造業ではないし、政府の強い監督下におかれているわけでもない。
政府の関与によって成長した産業などほとんど存在しない。医療・出版・かつての金融・農業・郵便など政府の関与が
強い分野は今でも日本のお荷物的存在である。たまたま、日本の製造業がコストの安さ・政府の関与の少なさから
発展したに過ぎないと言う側面の重大性を忘れてはならない。
つづく