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しかし「反橋下」派は弱かった。
討論は橋下さんがはるかに優勢で、「反橋下」派が橋下さんを困惑させることはまったくなかった。
これまでも多くの文化人や学者が橋下さんに論戦を挑んできた。
しかし、いずれも橋下さんが楽勝という印象である。
なぜ、橋下さんに批判的な文化人や学者は議論すると負けてしまうのか。
なによりも、日本のインテリはまだ「左派」の影響が強い。
そしてインテリほど選挙では野党に投票してきた。
以前なら社会党や共産党を応援してきた。
要するに体制が嫌いなのである。
「反体制」が正義だと思っているのかもしれない。
メディアも同様である。
体制をウオッチして批判することがジャーナリズムだと思い込んできた。
ここまではよいだろう。
しかし問題なのは、批判だけで終わってしまい、次がないのである。
だから討論で橋下さんが相手の批判を受けて「では、あなたならどうしますか」と問うと、対案が出てこない。
そこで討論が終わってしまうのである。
これは日本の政治と同じ構造である。
たとえば、民主党が消費税増税をしようとすると、野党は反対する。
国の借金が1000兆円になり、「これ以上増やしてよいのか」と問うと、野党は「予算を削ればよい」と答える。
「福祉や医療などの予算を削ることになるが、それでもよいのか」と言うと、それにも反対する。
そして、与党から「では、どうするか」と問われると対案が出てこない。
日本のインテリに共通する弱さだ、と僕は思う。
「では、どうするのか」に対する答えを用意していないのである。
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