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スポーツ報知 プラスα 大阪に比べ才能が集中
高校スポーツでここまで圧倒的な力を見せた学校があっただろうか。
東福岡の３連覇のシンプルな要因は①才能が集結していること②天才肌の選手を生かす指導法、の２点だろう。
それでもメンバー２５人中、県外出身者はFB藤田を含め５人のみ。
決して留学生で固めているわけではない。
もともと福岡は３０以上のラグビースクールが存在するなど大阪に並んでラグビーに熱心な土壌で、近年は年齢別の選抜チームを作るなど強化を図ってきた。
それでも花園代表は１校。
代表３校で激戦区の大阪の強豪校監督は「大阪は散らばるが、福岡は集中する」と話す。
福岡のかつての花園常連は公立進学校に多く、今年も県決勝で筑紫が１２－２３と善戦したが、全国大会で実績を積めば自然とタレントが揃う東福岡には及ばない。
今チームには中学３年時にジュニア選抜で日本一になったメンバーが集結。
フランカー木村主将は進学校の小倉に入って東福岡を倒すことを目標にしていたが、体験練習での自由な雰囲気に惹かれて入部を決めたという。
練習は選手の自主性に任せ、試合プランも監督が指示することはまずない。
「無形のラグビーがヒガシの強さ」と指揮官。
憎らしいほどの強さは当分続きそうだ。