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地元枠?
「学校を心のふるさとに」 早稲田中高 土田理事長 「地元枠」で発言も 唐津市で講演
唐津地域の振興策を考えるため、唐津市で16日に開かれた西日本新聞社の「玄海フォーラム」
(太田善久会長)の例会では、市内に来春開校予定の「早稲田佐賀中学・高校」の学校法人理事長
である土田健次郎早稲田大副総長が講演し、唐津と早稲田の接点や、中学・高校が掲げる教育方
針などを語った。
土田氏は、唐津出身で早大2代目学長の天野為之や、早大理工学部の設立に尽くした唐津鉄工所
創業者の竹内明太郎を紹介し、早稲田と唐津のつながりを歴史・文化的観点から説明。「早稲田にと
って唐津は特別」と強調する土田氏の言葉に、唐津市新興町の会社社長坂井新一郎さん(63)は「唐
津と早稲田の関係を知ることができてよかった。中学・高校に懸ける熱意が伝わった」と話していた。
また、土田氏は「町人文化が築き上げられた城下町に学校を建てるべきだ」と持論を展開。「まちに根
付いた文化が人を育てる。この学校が生徒の『心のふるさと』になってほしい」と中学・高校の将来像を
語った。地元建設機械メーカーの役員を務める小林勝海さん(56)=唐津市鏡=は「都市部へ離れた
まま唐津に戻ってこない若者が増えた。この中学・高校で育った生徒には、将来的にぜひ唐津で活躍
してほしい」と話していた。
講演後には質疑応答があり、上別府保慶・西日本新聞社佐賀総局長が地元で関心の高い、「地元特別
枠」の有無について尋ねた。土田氏は「唐津市の生徒が何名合格、といった明確な特別枠は表示しない」
とつつも、「結果として唐津の生徒には必ず中学・高校に入っていてほしいし、そうなるはずだ」と話し、出席
者の注目を集めた。
=2009/09/20付 西日本新聞朝刊=
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