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☆私立中受験生に圧倒的有利?都立中高一貫校最難関の小石川中は私立中学併願率50%以上に激増
小石川中の副校長によると、今年の入学者の私立中併願率が50%を超えたことを明らかにした。昨年は37%だったことを踏まえると、かなり増えている。しかし、この50%の数値はあくまで入学者の数値。受験生全体では、まだまだ都立中高一貫校一本狙いの受験生も多い。
それにもかかわらず、入学する生徒の半分は私立中学向きの勉強をしてきた生徒ということになる。何故、私立中向けの勉強をしている生徒は圧倒的に都立中高一貫校に強いのか。
公立中高一貫校の試験問題は「偏差値ではかれない優秀な生徒をとる」との建前で私立中とは一見異なる傾向の問題が出される。しかし、塾関係者は「年々私立中学の入試問題に近い傾向になってきている。
思考力を見る問題も、実は知識がないと解けない問題も多い。学校側も、学力をはかる問題を作るのに試行錯誤している。今後も、小石川中など私立中併願率が増えれば増えるほど、都立中高一貫校向けの講座だけで勉強してきた生徒の合格は厳しくなるでしょう。」と語る。
都立中高一貫校でも、小石川中をトップにして序列化が急速に進んでいる。都立中高一貫校の偏差値も、私立中併願率の高い学校では無視できなくなってくる。かつての私立中高一貫校も、塾なしで合格できる時代があった。
合格者の通塾率が高まるにつれ、通塾が当たり前となってきた。都立中高一貫校も、近い将来には、私立中受験と同じ対策が必要不可欠な時代が来るかもしれない。