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柔道事故 注意記事掲載見送る
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柔道の部活動や授業で事故が相次いでいる問題で、今年4月の中学の武道
必修化を前に、文部科学省の外郭団体、日本スポーツ振興センターの名古
屋支所が機関誌に注意を呼びかける特集記事を掲載しようとしましたが、
東京の本部の意向を受けて、掲載を見送っていたことが分かりました。
中学や高校の柔道の部活動や授業中の事故で、おととしまでの28年間に
114人が死亡していることを名古屋大学の内田良准教授が発表したことから、
名古屋支所は、事故の対策などを盛り込んだ特集記事を内田准教授に依頼し、
来月、機関誌に掲載する予定でした。
しかし、名古屋支所によりますと、東京の本部から「必修化が始まる前の
掲載は慎重にすべきだ」などと指摘があったため、掲載を見送ったという
ことです。日本スポーツ振興センターの本部は「指摘はしたが、最終的な
決定は支所に任せている」としています。原稿を依頼された内田准教授は
「武道必修化を目前にして注意喚起の機会が奪われたことは非常に残念だ」と
話しています。
01月25日 19時03分