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この問題は不正使用という小さな問題にとどまらない可能性がある。
私は不正視聴の方法を教わった。もちろん明かさないが、かなり簡単だ。
現時点でどの程度の人が不正に視聴して、これからどの程度の人が実行するかは不明だが、
広がれば放送のビジネスモデルが壊れてしまうだろう。
「アリの一穴が堤防を壊す」という例えのように、一つの失敗がシステム全体を揺るがす可能性がある。
有効な対応策はなさそうだ。カードの流通枚数は1億5000万枚。
再発行することは物理的に不可能だ。新しい機器をつくるとか、カードを順次変える必要があるが、
それも時間がかかる。さらにその変更中に、放送を止めることはできない。
CS放送業者のスカパー、WOWOWは、不正視聴に法的措置を行うことを表明しているが、
そうした視聴者が数十万人単位で出れば訴訟は物理的に不可能になるだろう。
さらにテレビ業界への影響も深刻だ。視聴者のテレビ離れが進んでいる。
既存テレビの強みは「視聴は無料」。それが有料のBS、CSに手軽に流れれば、さらにテレビ離れが加速するだろう。
広告代理店の幹部は「この問題を地方テレビ局が警戒していた」という。
どこも 経営が厳しい上に、地上波デジタルへの投資で経費がかさんでいる。
そこに一段の 視聴率の低下が加わったら経営はさらに厳しくなる。
このカードを発行はビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ (B-CAS社)が独占していた。その会社の実態は奇妙だ。
事業報告書を見ると11年3月期の売上高は208億円。ところが取締役は9人(常勤3人、非常勤6人)。
そして従業員は14人で社員はたった1人、平均年齢 57.1歳だという。
こんな小規模の会社が、巨額の売り上げを持ち、そして巨大事業を統括していた。
利権を守るにしては、あまりにもお粗末だ。