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初期の韓日関係千年史は、韓国人が日本列島に積極的に進出して日本に文明をもたらした歴史である。
韓国移住民集団は、日本列島の各地に定着して村と郡（こおり）をつくって小国を形成し、
政治・経済・文化的に日本史の発展に大きな影響を与えた。
古代末期と中世初期、韓国人の日本列島への継続的な進出は、積極的かつ集団的であった。
進出の時期は日本の弥生時代の初期であるＢ．Ｃ．４世紀～Ｂ．Ｃ．３世紀から韓国で三国が終えんを告げる７世紀中葉頃までである。
千年間にわたる韓国移住民の日本列島への進出は、島国日本の歴史発展に大きな影響を及ぼした。
その間、韓国の文化は日本の文化より終始、先進的であった。
弥生時代は、韓国からの先進営農文化の伝播によって始まり、弥生文化と交替した日本の古墳文化（４世紀―７世紀）も
韓国の色彩が濃い文化であった。
山城をはじめ考古学的遺跡遺物だけでなく、現在、日本に残っている韓国に由来した数多くの地名も、
韓国人の進出が決してその両時代にのみ限られていないということを示している。