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1997年のアジア通貨危機の際、
韓国はIMFから570億ドル(うち日本からは100億ドル)もの緊急支援を受けて何とか生き返りました。
この時、借金を抱えていたのは韓国の民間銀行でした。
主に日本と欧米の民間銀行から借りたお金です。
この借金は短期対外債務と言い、今直ぐ、返す必要のある借金だったのです。
これが原因で、IMFがお金を貸してくれる事が決まったのに
WONは暴落(暴騰)し続けました。
なぜならば、
IMFに借りたお金をすぐに借金の返済に使ってしまったら、
韓国を再生するための資金が残ら無いからです。
そんな国に投資家は投資しません。
資産が流失し、WONの暴落が止まりませんでした。
そこで、見かねた日銀(日本の中央銀行)が
日本の民間銀行に韓国の借金返済を延期するように説得しました。
さらに日銀は、欧米の民間銀行とまで交渉し
韓国の借金を延期するよう合意を取り付けました。
・・・この合意の後、
WONの暴落(暴騰)が初めて止まりました。
日銀が この難しい交渉を返済期限までのたった1ヶ月弱で纏めたのです。
WON暴落(暴騰)が止まらなければ韓国はもう破産するしかありませんでした。
結局、韓国の破産を防いだのはIMF援助ではなく
真実は日銀の異例ともいえる韓国支援の動きが
「日本は韓国を見捨てない」
という安心感を世界中の投資家に与えたからであったのです。
その後、韓国政府は 「日本の援助がなくても立ち直れた」と言い放ち
IMFへの返済も実質日本から借りて、返済しませんでした。