12/04/27 23:42:40.70 VxJTb8bxP BE:2811072285-PLT(66536) ポイント特典
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以下抜粋
アメリカの科学サイト『LiveScience』の報道によると、暴力を受けてきた子どもは、ほかの子どもより細胞老化のスピードが
速いことが判明しました。
研究を行ったのは、デューク大学のポストドクター研究員イダン・シャラフ氏。幼年期ストレスがその後の疾病リスクや
健康上の問題を引き起こすことはこれまでも報告されてきましたが、幼年期ストレスによる生物学的老化の加速性が立証
されたのは初めてのこと。
シャラフ氏の研究グループは、生物学的老化を測定するため、テロメアと呼ばれるDNAの一部を検査しました。テロメアは
染色体の末端にある保護構造で、細胞における時計のような役割を果たします。DNAが消耗するとテロメアは短くなります。
同グループは、1994年から1995年にかけて、5歳から10歳の児童を対象に236人のサンプルを採取。子どもたちの頬から
DNAサンプルをとり、テロモアの長さを測定したのです。
また、母親たちへのインタビューにより、家庭内暴力を経験している児童は17パーセント、頻繁にいじめを受けている児童は
24.2パーセント、大人から身体的な虐待を受けたことのある児童は26.7パーセントであることが分かりました。
さらに研究者たちは暴力の重度によりグループ分けを実施。その結果、暴力を受けたことのない子どもたちは54.2パーセント、
1種類の暴力を受けたことのある子どもたちは29.2パーセント、2種類以上の暴力を受けている子どもたちは16.5パーセントと
なりました。
DNA分析を行った結果、2種類以上の暴力を受けたことのある児童は、テロメアが短くなるスピードが著しく速いことが
分かりました。健康状態や体重、性別や社会経済的地位を考慮しても、その違いは明らかでした。
「早い時期から、さまざまなストレスに晒されてきた児童は、免疫系老化が進みやすい。そのダメージは、数十年とその後も
影響を及ぼし続けるのです」
シャラフ氏は、細胞老化を食い止めることができなければ早死の危険リスクを高めると訴えています。ただし、栄養ある
食事摂取、適度な運動や瞑想を心がけることで、これらを克服することができるそうです。
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