12/04/24 23:49:00.87 IEGl72180 BE:520939924-PLT(12002) ポイント特典
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花王が24日発表した2012年3月期連結決算は、純利益が524億円と前の期に比べ12%増えた。原料価格の上昇が利益圧迫要因となったものの、
化粧品事業でブランド数の絞り込みなど合理化を進めたことが寄与した。年間配当は2円増やし、60円とした。
売上高は1兆2160億円と2%増えた。柔軟剤「フレアフレグランス」や商品を一新した洗顔料「ビオレ」の販売が好調だったほか、
「ソフィーナプリマヴィスタ」など新商品を投入したメーキャップ化粧品も伸びた。海外事業でも中国などで洗濯洗剤の販売が好調で、アジア地域で14%増収となった。
営業利益は1085億円と4%増えた。とくにヘアケア用品を含む化粧品事業は前の期の約3倍に拡大した。最大で15程度あった花王の化粧品ブランド数を7つまで削減。
販売促進費や広告宣伝費も絞り込んだ。販売員の削減なども寄与し、同事業の営業利益率は3%と前の期から2ポイント改善した。
ホームケア事業では衣料用柔軟剤などの販売は好調だったが、資源高が響き減益にとどまった。昨年末にかけて販売競争が激化したことも響いた。
ただ「その後は回復し、年間ではシェアは改善している」(尾崎元規社長)という。
12年12月期の純利益は600億円を見込む。決算期の変更で9カ月間の変則決算となるため単純比較はできないが、11年4~12月期と比べると16%の増益となる。
化粧品事業では前期に実施した花王本体に続き、傘下のカネボウでもブランド数を絞り込み、採算改善を目指す。震災関連の特別損失もなくなり、大幅な増益を見込む。
売上高は1兆200億円(同じ9カ月間比で1%増)、営業利益は1000億円(同2%増)を見込む。配当は前期の年間配当に比べても2円増の62円と、23期連続の増配を予定している。
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