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羽林さんは自らの経験に重ねて、木嶋被告の過去にこう思いを馳せるのだ。
「太っていると、幼稚園や保育園のころから、からかいやいじめの対象になりやすい。
私は思春期のころがいちばんつらかった。太っている女性はそのつらい経験から抜け出せず、人間関係が極端になる人が多いんです。
人とのかかわりを徹底的に避けたり、逆に“お笑いキャラじゃなきゃダメ”と思い込んで愛想をふりまいたり。
木嶋被告も、そうしたコンプレックスと無縁ではなかったはずです」
女性は小さいころから否応なく、美醜の価値観のなかに放り込まれる。
「そのお洋服かわいいね」という女友達との会話から始まり、自分の顔だちや体形を気にして、
自ずと“美醜のヒエラルキー”に組み込まれていってしまう。
しかし、多くの女性はそのなかで“勝利”を実感することはできない。
それゆえ、少しでも痩せよう、キレイになろうとすることが当たり前のように思うようになる。
世の中にファッション雑誌があふれ、エステ業界が活況なのもそれゆえだと、羽林さんはいうのだ。
「私の場合、コンプレックスから前の夫に尽くしすぎ、それが夫のDVに発展してしまいました。
でも、離婚した後に、残りの人生を“おまけ”と考えて、他人からの評価より、自分らしさを大事にするようになり、
大きな変化が訪れました。男性と接するときも、自分の容姿や相手に気に入られることを考えないようにしたら、
明るく話せるようになったんです」
それをきっかけに、羽林さんは男性からモテるようになったという。