12/04/02 21:12:02.29 rPGtJ6az0 BE:1497588629-PLT(12000) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/goo_1.gif
アメリカにはどうして「ダディズ・ガール」が多いのか?
(略)
さて、この映画の最大の魅力は、クルーニーとウッドレイによる「父と娘」のドラマですが、この作品が評価された背景にあるのは、アメリカの「ダディズ・ガール(お父さんっ娘)」というカルチャーです。
勿論、例外は沢山ありますが、「父親と娘」の関係というのはアメリカではかなり密接である場合が多いのです。
娘の方で堂々と「自分はダディズ・ガール」だということを公言することもあるぐらいです。
野球狂の父親からキャッチボールを仕込まれて、中学から高校にかけてソフトボールに青春をかける少女たちは数多くいますし、
その地域ソフトボールの指導者も父親たちによって占められています。
私の住む町でも、リトルリーグの少年野球組織に女子のソフトボールのリーグが併設されていますが、
お父さんたちの生態を見ていますと、リトルの監督たちよりも、ソフトの方が「のめり込み度合い」は強いように思います。
アメリカの女子サッカーのレベルが高く、裾野の広さを誇っているのにも似たような理由があります。
それはアメリカン・フットボールに熱狂的な父親の存在です。男の子ならアメフをやらせたかったのだが、女の子なのでアメフの「代替」としてサッカーをやらせるのです。
そして、ソフトと同じようにお父さんたちが監督やコーチになって熱血指導を繰り広げ、また「走れ走れ」の基礎練習で運動量を磨くのです。
この辺は、日本のカルチャーとは相当に違います。
例えば、最近でも日本のビジネス雑誌が「あなたの娘は何を考えているのか?」という特集を組んでいますが、
その中に出てくるアンケート結果では、「結婚相手にはお父さんと似たタイプを選ぶか?」という質問に対しては、女子高校生の49%が「ノー」と答えています。
アメリカでは出てこない数字だと思います。
確かに日本では「父と娘」の関係というのは悪いのが当たり前で、娘たちは「ウチのオヤジはキモいから」などと自分の父親のことを散々に言っているようですし、
父親の方といえば「最近の娘は何を考えているのか分からない」ということになるわけです。
ビジネス誌の特集になるぐらいですから、相当に深刻な問題なのでしょう。
略
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)