12/03/25 04:13:40.06 0BmiE8BI0 BE:835639834-PLT(12000) ポイント特典
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(朝日新聞2012年2月6日付、「プロメテウスの罠、官邸の5日間35」)
【清水(東電社長)に尋ねたかったのは、東電が何を官邸に要請していたかの問題だ。
官邸のいう「全面撤退」だったのか「作業に直接関係のない一部の社員の一時的退避」だったのか。
清水は周囲に「俺は二度と過去のことを語ることはない」といっている。
清水は経済産業相の海江田万里らに撤退問題で頻繁に電話をしてきていた。15日午前3時すぎ、
内閣危機管理監の伊藤哲朗は執務室で菅にいった。「決死隊のようなものをつくってでも頑張ってもらうべきだ」。
菅も「撤退はあり得ない」といった。経緯はこのシリーズの前半で報じた通りだ。
その後、清水は官邸に呼ばれ、撤退しないことを即座に了承した。
伊藤は「東電はあれだけ強く撤退といっていたのに」と不審に思う。
そう思ったのは午前3時前、総理応接室にいた東電幹部が「放棄」「撤退」を伊藤に明言したからだ。
元警視総監の伊藤はそのやりとりを鮮明に記憶している。
伊藤「第一原発から退避するというが、そんなことをしたら1号機から4号機はどうなるのか」
東電「放棄せざるを得ません」
伊藤「5号機と6号機は?」
東電「同じです。いずれコントロールできなくなりますから」
伊藤「第二原発はどうか」
東電「そちらもいずれ撤退ということになります」
(以下略)
「撤退するか残るか」。東電と菅首相が直面した究極の選択
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