12/03/23 17:28:26.04 iSG2yPCN0 BE:2482540676-PLT(12000) ポイント特典
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あのアメリカですら自国国旗の焼却が禁じられていない理由
今週の市長の発言の中に、「国歌斉唱の際に手を前に組んでいるのは失礼で、国際社会では許されない」という主旨のものがありました。
この種のものとしては、スポーツ選手などが海外での試合に臨んだ際に国歌を歌っていないのは「国際社会での常識に欠ける」というような言い方があり、
市長もそのような主旨での発言を以前にしていたと思います。
確かに1つの考え方です。スポーツの対外試合というのは一種の民間外交ですから、それなりの外交儀礼というものがあり、他国の国旗国歌への尊敬だけでなく、
自国の国旗国歌に対しても儀式の格調を維持するためにも、国家を代表している敵味方相互をしっかり認めるという意味合いからも必要だと思います。
例えばサッカーのワールドカップの場合ですと、各試合の際には選手たちは開催国の少年少女と手をつないで入場するというスタイルがあるのですが、
例えば南ア大会で、南アの子供たちが日本選手と手をつないで入場してくれたとしたら、それは南アとして日本に対して外交上の礼を尽くしているわけですから、
その子供たちと一緒に並んでいる中で国歌が流れた際には、日本選手は自国の国歌に礼節を示すことが、その子供たち、更には開催国や参加国全体への礼節になるのです。
ところが、橋下市長の言う「だから国内でも」というのはちょっと違うのです。
この点については、1990年代から2000年代の米国での議論が良い例だと思うので紹介します。
まず、1989~90年にかけて「国内での自国国旗損壊禁止は違憲」という最高裁判断が確定しています。
これは政治行動などで自国の当時の政権を批判する主旨で、自国国旗を焼却する行為に関して、
これを禁止する法律は憲法の「表現の自由、思想信条の自由」に違反するかが問われた裁判で、
結果としては「表現の自由、思想信条の自由」が優先するとして禁止法は違憲という判例が確定しているのです。
以下ソース
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)