12/03/17 17:56:19.42 bqa7FXxa0 BE:2495979465-PLT(12000) ポイント特典
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コナミの小島秀夫氏がEurogamerの取材に応じ、世界から遅れをとっている日本のゲーム業界の現状について言及しています。
小島秀夫: 問題は、どんな層をターゲットにしているかというところだろう。
日本のクリエーターの多くは、日本と日本市場だけを向いていて、世界の人たちが求めているものを理解していないんだ。
世界市場でヒットを飛ばすために必要な要素として、
小島氏は技術、ゲームプレー、そして世界観の3つを挙げ、現在の日本はその全てで遅れを取っていると語ります。
小島秀夫: テクノロジーに関しては、日本から海外に出る人は少ないし、
M.I.T.などで最先端技術を学ぶ人はさらに少ない。技術的な観点で日本は遅れていると思う。
より大きな問題は、その技術の使い方にある。日本のクリエーターたちは、
残念ながら自由度の高いゲームプレーを好まないんだ。
そういったタイプのゲームは日本からは生まれてこない。
世界観に関して言うと、今のクリエーターたちは自分たちが知っている文化を基に、
日本市場をターゲットにしたゲームを作っている。
だから、渋谷や新宿といった東京が舞台になるんだ。それは海外の人にアピールするものではない。
外に目を向けないから技術が入ってこないという、悪循環が生まれているんだ。
世界を視野に入れれば、予算の確保も容易になるという。
小島秀夫: 日本のゲーム業界は、日本映画界と同じ道を辿っている。
小規模のインディ映画は、低予算で日本を舞台にした日本の物語を語っている。
スケールが極めて小さいため、世界レベルで成功するような予算を確保することができないんだ。
逆に、殆どの欧米のスタジオはハリウッド的なアプローチを取っていて、
世界中で成功を収めることを目的とし、様々な市場で成功するための方法を模索している。
彼らは最初からそうした目標を掲げ、そのために必要な予算と技術を確保することができているんだ。
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