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(つづき)
N氏の両親は、何に賭けているのかわからなかったが、N氏の死後、同期社員がこう打ち明けたそうだ。
「N君は研究部配属となり、業務ゲーム機の研究開発を担当していました。わが社では社運を賭けた一大事業として、ゲーム機のシステムの研究開発の
プロジェクトチームを結成し、彼はその一員として精力的に取り組んでいました。チームの体制は数十人で、彼はそのスタッフとして研究の成果に希望を燃やしていました。
開発には数百億円を投じましたが、参入していたライバルのソニーは数百人体制で、東芝と共同開発し、投資額は数千億円と比較にならないものでした。
技術的には当社が拮抗していたものの、製造コスト面でソニーに太刀打ちできず、ついには開発を断念するにいたったのです」
◇パチンコ、パチスロ部署に配転直後にうつ
こうして情熱を燃やしたゲーム機の開発はあえなく中止となってしまった。そこから事態は暗転していく。まず、N氏は2000年代前半に技術本部に転属。
そこでソフト開発を担当することになった。ところが、それから1年後、今度はその技術本部も廃止され、新たに発足した研究本部という部署に所属となった。
さらにその1年後、今度は「P7開発グループ」という部署の技術チームに転属した。これが決定的な転機となった。
同チームは約15人。業務内容は「パチンコ、パチスロ」の液晶表示、ソフトのプログラム製作。具体的には、ナムコが開発販売して大ヒットしたゲームソフト鉄拳を
パチスロに導入する仕事だった。
この仕事にN氏は苦しんだ。遺族によると、N氏は生前、「人々に喜ばれる仕事をして、その笑顔を見るのが生きがい」と語っていたという。
いうまでもなくパチンコ、パチスロは、勝って喜ぶ人もなかにはいるだろうが、負ける人が多い。ギャンブル依存症、借金漬け、自己破産と、人生を狂わせることもある.....
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