12/01/20 02:43:05.03 UYPeCqKo0
>>509
格納容器にはペネトレーション(ペネ)と呼ぶ貫通部分があって
格納容器の中の様々な機器を操作するために
あるペネには配線が通っていたり
あるペネには空気圧・油圧などの配管が通っていたりする
今回利用されたX53ペネは、φ200mm、
貫通長(格納容器の厚みとシェル壁の厚みの合計)が2.2Mの予備のペネで
スリーブと呼ばれるその穴には配線や配管などは通っておらず
コンクリートブロックが詰められている
作業はまず、ペネのフタに筒を溶接することから始まって
筒を溶接した後、筒の底に穴を開けて穴開け装置・・まぁドリルを挿入し
筒の中でそのドリルでペネのフタに穴を開けた後、
ドリルを引っこ抜いてかわりに棒を突っ込んで、
その棒でペネの穴に詰まっているコンクリブロックを格納容器の中に押し出して落とし
今度は棒を引っこ抜いて内視鏡を突っ込んで、格納容器の中を見た
作業を開始する前のペネのフタ周辺の環境雰囲気放射線量は50~60mSv/hだった