12/01/19 23:01:04.36 eNfQ2tKL0
本拠地、ν速で迎えた2012年1月19日
立てるスレも勢いを見せず惨敗だった
ν速でつぶやかれる住人のため息、どこからか聞こえる「今年は閉鎖だな」の声
無言で帰り始める住人達の中、昨年の筆頭固定あひるちゃんは独りベンチで泣いていた
ν速運用板で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる運用家族・・・
それを今のν速で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」あひるちゃんは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、あひるちゃんははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってスレ立てをしなくちゃな」あひるちゃんは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、あひるちゃんはふと気付いた
「あれ・・・？住民がいる・・・？」
ベンチから飛び出したあひるちゃんが目にしたのは、鯖まで埋めつくさんばかりの良スレだった
千切れそうなほどにレスが付けられ、地鳴りのようにν速民の罵り合いが響いていた
どういうことか分からずに呆然とするあひるちゃんの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「あひるちゃん、スレ立てだ、早く行くぞ」声の方に振り返ったあひるちゃんは目を疑った
「ス・・・スレ立て魔？」 「なんだあひる、居眠りでもしてたのか（＠ｗ荒」
「キ・・・kittyさん？」 「なんでちゅかあひるちゃん、かってにスレ立て魔さんを引退させるなでちゅわ」
「ぼっさん・・・」 あひるちゃんは半分パニックになりながらスレ一覧を見上げた
１番：ネオ麦 ２番：ちんシュ ３番：ケツ毛 ４番：ヤスヒロ ５番：駒田 ６番：内川 ７番：進藤 ８番：谷繁 ９番：斎藤隆
暫時、唖然としていたあひるちゃんだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ！」
( ・´ー・`)からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走するあひるちゃん、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっているあひるちゃんが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った