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離島の「本気」に移住決断
大勢の力を借りた離島がある。
真冬の夜明け前、隠岐諸島・中ノ島(島根県海士町)沖の氷点下の海で、
定置網漁船「飯栄丸」が操業を始める。漁師たちが手で網をたぐり寄せ、
イカやタイ、カワハギをすくい上げていく。この船に乗る11人のうち9人が、
東京や大阪などからのIターン移住者だ。
ここ8年で、海士町には2300人の人口の13%にあたる310人のIターンが来た。
彼らを呼び込むために、島は自らの問題点を見つめ、全てを開示した。
◎
同町は2003年、「大きな町に吸収されたくない」と近隣町村(別の島)との合併話をご破算にした。
人口減に歯止めをかけなければ、もう未来がなかった。
山内道雄町長(73)の報酬カット率は最大50%で報酬月額は34万円になった。
職員給与も05年度に平均22%削減され、自治体職員の給与水準を示すラスパイレス
指数72・4は同年度の全国最低だった。危機感は島全体に広がり、役場への陳情が減り、
バス料金の値上げ要望が町民から出た。
「Iターン受け入れを」の声は民間から上がり、04、05年ごろから隠岐牛の農場や
飯栄丸などに島外から人が入り始めた。町は住宅や家族の勤め先をあっせんしてサポートした。
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