13/05/31 16:29:05.57 0
>>236
詳細については、図1にまとめた。
要するに、ある水準(ノックイン価格)を一度でも下回らなければ、投資家は一定の利益を確保できる(ただしどんなに上昇しても利益は一定)。
ただ一度でもノックイン価格を下回ると、損失が拡大する場合がある。
日経平均株価が下落する傾向が予想される時期には、リスクの高い手法と言える。
図1 ノックイン投信の仕組みの例。この投資信託は、
(1)判定日に「早期償還判定水準」を上回ると早期償還される、
(2)償還時は早期・満期問わず分配金を受け取れる―という設計になっている。また、
(3)日経平均株価の推移が次に挙げる3条件を期間中にすべて満たした場合は、「(最終評価日の日経平均÷当初株価)×投資元本+分配金相当額」のみ戻る。
つまり最終評価日の日経平均株価が安いほど損失が拡大する。
3条件の具体的な内容は以下の通り。
・「ノックイン価格」を一度でも下回る
・早期償還判定水準を上回らない
・最終株価が当初株価を下回る
図のケース1~ケース5のように日経平均株価が変動した場合、ケース5では、(3)の3条件を満たすため、損失を被る。
ケース1~ケース4は、いずれも投資元本+分配金相当額が戻る(最終評価日の日経平均が当初水準をどんなに上回っても一定)