12/08/01 16:21:12.75 N35Dekyk
199>>
サキー、おっつー
by悪魔のファンタジスタまままま
201:創る名無しに見る名無し
12/08/16 23:30:52.35 +ErkEbYc
エロパロの方の鬱シナリオの人、とうとう完結したな
イチャラブばっかりのエロパロスレであれだけ壮大な欝はある意味新鮮だった
てかラストの展開怖すぎだろ
202:創る名無しに見る名無し
12/08/17 06:55:38.18 kUith6XB
見てきた。恨みの連関って怖いよね
映画で同じような展開の作品が合った気がする
203:創る名無しに見る名無し
12/08/17 17:38:44.40 YfpJMqMz
騙されたと思って見に行ったら案外おもしろかったな
ただ最後の座談会がなければ滅茶苦茶暗い気分のまま終わってるわ
それくらい凄い鬱シナリオだった
204:創る名無しに見る名無し
12/08/18 10:09:12.42 FmFnSFpt
むしろお茶を濁さず鬱を貫いて欲しかった
205:創る名無しに見る名無し
12/08/18 15:56:56.14 WyVprl6L
ああ、本当に面白かった
あの作品は智花たちが頑張って演じた劇なんだって思ったら、さらに楽しめるようになった
不思議な魅力がある作品だったなあ
まさに『物語』って感じで
206:創る名無しに見る名無し
12/08/18 17:10:26.29 Sw7vw6Lk
むしろ劇の裏側を妄想すると滅茶苦茶萌える
女バスメンバーがセックスシーンを演じてる時の紗季さんの顔は一度でいいから見てみたいw
207:ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R
12/08/29 00:00:52.41 xuSuKxwg
言い訳ができないほどご無沙汰ですが、続きです。
208:葵ちんのハラハラドキドキ恋愛ウォーズ ◆LJzrNH3gOb2R
12/08/29 00:01:50.91 xuSuKxwg
……十分後。
「……コホン。えー、では話を戻すけど、私と昴が付き合っていることは、みんなにバレバレってこと?」
「イエィッス!」
「まぁ、予想どおりだねぇ」
「じゃあもう隠している意味はないわね。はっきり宣言しちゃった方がよくない?」
そうすれば、かげつちゃんのようにみんな諦めて祝福してくれるかもしれない。
そんな淡い期待を、ゾノとショージはバッサリと切り捨てた。
「……どーかな。その場でセンセーに詰め寄って、『お試し』だってことまで白状させるんじゃないかな」
「う……」
「『じゃー期間は一週間な! そんでダメだったら次はあたしたちのバーン!』とかぁ、言ってきそうだねぇ。
葵ちん、一週間でセンセぇを落とせる自信あるぅ?」
「お、落とすって、私たちはもう恋人同士なんだし……」
「恋人として見れなかったら別れてもいいって言ったんだろ! それがイッシューカン! センセーのことだから勢いに呑まれて絶体約束しちゃうよ!」
「うう……」
「今日の感じじゃ一か月……ううん、一年たっても無理だねぇ」
「ううう……」
ひ、否定できない。
「ならやっぱり、アレしかないね!」
「そうだねぇ、敵に気付かれた以上一刻の猶予も無いよぉ」
「……なによ、またアレって?」
二人の『アレ』には若干不安があるんだけど……。
209:葵ちんのハラハラドキドキ恋愛ウォーズ ◆LJzrNH3gOb2R
12/08/29 00:03:07.58 xuSuKxwg
「ブチョー、今日は何曜日?」
「え? ……金曜日だけど……」
「今日の明日じゃさすがに無理があるから、決戦は日曜日だね!」
「葵ちんの準備もあるしぃ、計画も練らなきゃいけないからぁ、ちょうどいいと思うよぉ」
「だからなんなのよ!」
当の本人を無視して話を進めようとする二人に文句を言うと、ゾノとショージは顔を見合わせキョトンとした表情で答えた。
「そんなのデートに決まってるじゃんか!」
「……は!? で、デート!? わ、私と、昴が!?」
「そんなに驚くことのほうがぁ、弊社として驚きだよぉ」
そばかすのある頬をポリポリとかきながら、ショージが苦笑いをする。
だって、ほらっ、そりゃ思い描いてはいたけどっ、いきなり言われたから!
「付き合ってるんだからデートするのは当然だろ!」
「この週末を逃したらぁ、本当にセンセぇを取られちゃうかもよぉ。来週からは葵ちんだって5年生の練習みなきゃいけないんでしょ?
その前に対策を打っておかなきゃいけないんだよぉ」
……たしかに。私の目の届かないところで今日みたいに昴にベタベタされていると思ったら、落ち着いて練習を見ることなんてできないだろう。
「だーかーらー、デートでセンセーのハートをガッチリゲットしておくんだ!」
「で、でも、いきなりデートっていったって……」
「細かいことは弊社とゾノが決めるからぁ、まずはアポイントメントだよぉ。はい、電話」
いつの間に取ったのか、私の携帯電話をぽんっと手に持たせると、ショージはぐっと両の拳を握る。
「ふぁいとぉ、葵ちん!」
「先手必勝だ、ブチョー!」
「う、うん……」
結局二人に押されて私は昴に電話をかけることになった。
210:葵ちんのハラハラドキドキ恋愛ウォーズ ◆LJzrNH3gOb2R
12/08/29 00:04:07.42 xuSuKxwg
『―プルルル―ガチャッ。はい、どうした、葵?』
『……あ、あのね、昴……えっと……に、日曜って、空いてるかな?』
『日曜って今度の?』
『う、うん。あの、私たち、付き合っているでしょ。なら、その、で、デートくらい、した方がいいかなって……』
ああんっ、もう何いってるんだろっ。した方がいいんじゃなくって、したいんでしょ!
心臓がバクバクいって止まらない。こんなのバスケの試合の時の方が全然マシだ。
しかし返された昴の言葉は、そんな私の気持ちを大きく裏切るものだった。
『あ、ごめん。その日、もう約束があるんだ。たった今、真帆に誘われちゃってさ』
『は!? ま、真帆ちゃんに誘われた?』
『そう、ほんと今さっき。帰ってきたら携帯が鳴って、日曜日女バスのみんなで遊びに行こうって』
『ちょ、それOKしたの!?』
『もちろん。断る理由なんて無いだろ。そうだ、葵も一緒に行かないか? みんな喜ぶと思うぞ』
もちろん―じゃなーーーいっ!!!
ナニ彼女よりも小学生を優先させてんのよ!?
しかも一緒に行こうだなんて……本当にこいつは私を彼女として認識しているのかしら?
思い切り怒鳴り散らしてやろうと思ったら、目の前でゾノとショージが両手を付けたり離したりして『引き伸ばせー』と合図を送ってきた。
「?」
『おーい、葵、どうした?』
『あ、ごめん。えーと、それはそうと昴、今日の練習のことなんだけどさ……』
よくわからなかったけど、二人の示す通り無理やり話題を変える。
するとゾノとショージはそれぞれスチャッと自分の携帯を取り出し、どこかへと電話をかけ始めた。
不思議に思いながらも私は昴との鉄板の話題―バスケ談義へと花を咲かせたのだった。
211:葵ちんのハラハラドキドキ恋愛ウォーズ ◆LJzrNH3gOb2R
12/08/29 00:05:36.73 xuSuKxwg
『……えー、違うわよ。あそこはもっと愛莉ちゃんの大きさをいかして……あ、ちょっと待って』
チョイチョイとゾノに肩をつつかれ、私は一度電話を離した。
気がつけば二人とも電話は終わったようだった。
でもなぜだろう? ゾノもショージもジト目で私を見ている。
「……えっと、もう引き伸ばさなくていいのかな?」
「はい。お楽しみのところ大変申し訳ございませんが、そろそろ一旦切ってもらえますかね、ブチョー殿!」
「バスケの十分の一でもいいから恋バナができれば弊社たちも苦労しないんだけどねぇ」
「い、いいでしょ! 別に! ―あ、ごめん昴。ちょっと長くなったみたいだから、もう切るね。うん、うん、じゃ、またね」
呆れる二人の声にいたたまれなくなって、一言二言言葉を交わしすぐに電話を切る。
―と携帯のディスプレイに表示された時間を見てビックリ。バスケの話だけで30分以上していたみたい……。
「ええと、それでどうしたの? 昴は日曜日真帆ちゃんたちと遊びに行くって言ってたけど……」
「それは聞いた! だからあちしたちが手を打ったんだよ!」
「手……て、もう先約があるんじゃどうしようもないじゃない……」
「葵ちん、そんな甘いこといってたら、恋のバトルには永久に勝てないよぉ。バスケとおんなじ、取られたボールは奪い返さないとねぇ」
「そーだそーだ! ボールを奪い返すのブチョー得意中の得意じゃんか!」
「そりゃバスケならね。でも約束は破っちゃ駄目でしょ?」
「女の子レベルはまだまだだねぇ、葵ちん。そこがカワイイんだけどぉ。
大丈夫、もう少ししたらセンセぇから電話があると思うからぁ」
「昴から? 今したばっかりなのに?」
「もしかかってこなかったらこっちからかけ直せばいいんだよ! そんなことよりデートの作戦を考えよ!
ブチョーが長電話してたおかげで時間がないんだから!」
「そうだねぇ。まずどこにいくかプランを考えないとねえ。予約しなきゃいけないところもあるし、服装も合わせないといけないからぁ。
ゾノぉ、ここなんかどうかなぁ?」
「いやー、ここはまだブチョーたちには早いんじゃない? こっちの方がいいって!」
「ちょ、ちょっと二人ともっ!」
もー、訳わかんないなーっ。
私のことを無視して、とっとと雑誌(自分たちで持ってきた)を広げてあーだこーだと作戦会議を始めてしまうゾノとショージ。
手を打ったといっても仮に真帆ちゃんたちが昴を狙っているとしたら自ら中止にするはずないし、
昴があの子たちとの約束を破るとは思えない(私との約束はしょっちゅう忘れるのにね……)。
当事者ほったらかしで勝手に進めないでよっと文句を言おうとしたら、次の瞬間、自分の携帯が鳴り出した。相手は―え!?
212:葵ちんのハラハラドキドキ恋愛ウォーズ ◆LJzrNH3gOb2R
12/08/29 00:08:24.64 xuSuKxwg
『もしもし、どうしたの、昴?』
『葵、それがさー、日曜日のことなんだけど、真帆たちから中止にしてくれって言われたんだ』
『へ?』
なに、突然?
『なんでも俺に電話した後ミホ姉から連絡があって、『この前やったテストで真帆の点数がヒドすぎたから、日曜日はつきっきりで勉強をみてやる。拒否権なぁーしっ!』て言われたんだって』
『いつもながら強引だよなー』という昴の声を耳にしながら、はっとショージを見る。
そういえば硯谷のときもショージは美星ちゃんと連絡を取り合っていたのよね。
『んで真帆とミホ姉だけじゃ心配だから紗季も付き合うことになって、それに智花や愛莉、ひなたちゃんも、
日曜日はおうちの人から一緒に出かけようって後から言われたらしくって、それならまた今度にしようってことになったんだ』
『そ、そうなんだ』
『……で、さ。だから、大丈夫だぞ…………葵との……デート』
『え!?』
『なんだよ、葵が言い出したんだろ。だから日曜日は予定が無くなったから、その……デート、できるから』
『う、うん。わかった。じゃ、詳しいことは後で連絡するから……』
放心したまま私は電話を切った。
あまりの展開の速さに頭が追いついてきていなかったが、にんまりと笑っている二人に目をやる。
「もしかして、美星ちゃんに連絡して手を回してくれたって、ショージ?」
「まぁねぇ。ほら、ちゃぁーんとボール取り返せたでしょ?」
「他の子たちだって、あちしたちのもてるネットワークのすべてを使ってディフェンスしたんだぜ! どーだ、すごいだろ!」
「……うん。ありがとう、ゾノ、ショージ」
実のところ、私はかなり感動してしまった。
いったいどんな人脈を使ったのかは少し気になったが、自分のためにこんなにも親身になって力を尽くしてくれた友人に、じーーんと胸が熱くなる。
「ゾノ、ショージ、本当にありがとう。二人が友達ですごく嬉しい」
「いいって、いいって! ブチョーとあちしたちの仲じゃんかよ!」
「そうだよぉ。お礼は体で払ってくれればいいからさぁ」
「うん、わかった―なんて言うわけないでしょ!」
「あいたぁ」
ショージの頭に軽くチョップ。
こんな冗談を言い合えるのも、信頼があればこそだ。
213:葵ちんのハラハラドキドキ恋愛ウォーズ ◆LJzrNH3gOb2R
12/08/29 00:10:09.79 xuSuKxwg
「よし、これで邪魔は入らなくなった! あとはどんだけブチョーがセンセーにアピールできるかが勝負だよ!」
「しっかり計画してぇ、めいっぱいオシャレしてかないとぉ、センセぇと葵ちんの場合いつも遊ぶのと変わんないからねぇ」
「そ、そうだよね。で、デートなんだからいつもよりも、もっと可愛くしていかないとねっ」
「かわいいなんて甘い! ノーサツだノーサツ! 思いっきしキワイドイのでいかなくっちゃ!」
「なにせあのセンセぇだからねぇ。中学時代、言い寄る女子をことごとく無視し続けたスルースキルの持ち主……
服もデートコースもネリネリにしていかないと、結局いつも通りで終わっちゃうよぉ」
「う、うん。わかった。デート、デート、昴との初めてのデートなんだから、念入りに……」
うわっ、どうしよう! もう緊張してきちゃった!
「ふふ、ほんとぉ、恋する乙女はカワイイねぇ。大丈夫だよぉ、弊社とゾノが一緒に考えてあげるからぁ」
「そーだ! まかせろ! このゾノノノとショージがカンペキなデートプランをブチョーにご提供するぜっ!」
「うんっ、ありがとう! 二人とも!」
私はなんて素晴らしい親友をもったんだろう。
ゾノとショージは雑誌に向き直り、デートコースの相談を再開する。
私のその中に加わろうとしたら、ショージが何かを思い出したように顔をあげた。
「あ、そうだぁ、大事なこと聞くの忘れてたぁ。葵ちん」
「ん、なぁに?」
「初めての場所はどこがいい?」
「……へ?」
「センセぇの部屋かぁ、自分の部屋かぁ、それともホテル」
「デートならホテルだろうけど、ブチョーたちには敷居が高いだろ」
「だよねぇ。やっぱり最初はどっちかの家の方がいいと思うよぉ。
私のオススメは葵ちんの部屋だねぇ。自分の部屋なら葵ちんもそんなに緊張しないだろうし、
逆にセンセぇはドキドキだよぉ」
「なるほど! 自分のテリトリーにエモノを引きずり込もうってわけだな! さすがショージ!」
「後始末も楽だしねぇ。センセぇの家だと大変だよぉ。あらかじめタオルを持って行って、
する前に敷いかなきゃならないからぁ。葵ちん、ちゃんとできるぅ?」
「なっ、なっ、なんの話をしてるのよ! そんなのダメに決まっているじゃない!」
『えぇ!?』
ゾノとショージが同時に驚く。
「ブチョー! いきなり野外か! 見られるのがいいのか!?」
「葵ちんっ、まさか自分で破いちゃったの! いくらセンセぇが相手にしてくれないからって、そんな激しくしなくっても……」
「そうか! あまりもセンセーが恋しいから露出プレイに目覚めちゃったのか! あの開放感がいいんだな!」
「大丈夫だよぉ。激しいスポーツしてると自然と破けちゃうっていうから、葵ちんなら説得力あるよぉ」
「あ……あは……あは……」
これも……冗談よね? お互いが信じあるからこその……ふざけあいよね?
214:葵ちんのハラハラドキドキ恋愛ウォーズ ◆LJzrNH3gOb2R
12/08/29 00:16:13.43 xuSuKxwg
顔を引きつらせながら歪んだ微笑みを浮かべていると、
ショージが『あっ』と何かを思いついたように声をあげた。
「そうだ! 葵ちん、もう破っちゃったなら、予行練習しよ!」
「……は?」
私の肩をガシッと掴み、ショージは普段とは違うどこかイッちゃった目で矢継ぎ早やにしゃべり始めた。
「そうだよ! もう『ない』んなら遠慮無しに『アレ』ができるじゃない!
ううんっ、むしろ『初めて』の練習をしてたら勢い余って破っちゃったってことにすれば!
女の子同士ならノーカンだから、きっとセンセぇも許してくれるって!
男のコは痛がるより気持ちよく喘いだ方が『自分が感じさせてるんだ!』って思っちゃうから、絶対得だよ!
葵ちんの素敵な初体験のために、弊社が女の悦びをたっぷり教えてあげる!
指一本でヨガリ狂えるようになるまで、葵ちんの体を徹底的に改造してあげるから!
大丈夫、破瓜の痛みなんて感じない―ううんっ、その痛みさえも快楽に感じられるような淫乱M奴隷に調教してあげる!
―んでもってめでたく結ばれるんだけど、センセぇの未熟なテクじゃ満足できなくって、弊社との関係をダラダラ続けちゃって、
そのうち体だけじゃなくって心までも弊社に依存するようになって、ゾノも一緒に三人で愛欲にまみれた日々を送るのよ!
さっ、いますぐそこのベッドで予行練習を―」
―ガツンッ!
「―するかこの変態!!!」
「はうぅぅぅん!」
私は男以外には滅多に使わない必殺かかと落としをショージのドタマに振り下ろしてやった。
……な、なにドサクサ紛れにトンでもないこと言ってるの!。
215:葵ちんのハラハラドキドキ恋愛ウォーズ ◆LJzrNH3gOb2R
12/08/29 00:17:32.65 xuSuKxwg
「はあ、はあ、……ゾノ、まさかと思うけど、あんたたち、私の手助けをするとかいいながら、本当は手篭めにして自分たちモノにしようっていうのが目的なんじゃないでしょうね?」
「なっ、なにゆーんだっ! あちしをショージみたいな変態と一緒にしないでよ! ショージはともかく、あちしはそんなつもりゼンゼンないよ!」
ひどい言われようだが事実だから仕方が無い。
「あちしは純粋に、ブチョーがセンセーと恋人になって幸せになってくれればいいと思ってるんだ!
そりゃ確かにあちしもショージも女の子が好きだよ。でもブチョーを自分のモノにしようとは思わない。
ブチョーがセンセーのこと好きだって、中学の頃からずっと知っているから!」
ゾノは必死の表情で声を張り上げ、私に訴えかけてきた。
その真摯な姿は、私の心によどんだ邪念を打ち払ってくれた。
「ゾノ……ごめん、そうだよね、私……友達を疑うようなこと言って……」
「ううんっ、それは日頃の行いのせいだからしょーがない。でもわかって! あちしがいつも思っているのは、ブチョーの心の平穏だけだよ!
ブチョーがセンセーのことで空回りして悩んだり苦しんだりしないよう、精一杯サポートする、それがあちしのしたいことだよ!」
「ゾノ!」
私はなんて愚かなんだろう。こんなにも自分を大切に思ってくれる友達の心を疑るなんて……。
私は謝罪と感謝の意味をこめて、ゾノを抱きしめようと手を広げる。
「ゾノ、ごめん! 私、あなたのこと誤解してた!」
「そうだよっ、だってあちしは―ブチョーの体だけが目当てなんだから!」
「…………は?」
……なん……ですって?
「―って違う! そうじゃなくって、心はセンセーにあげるから体だけはあちしに……
じゃなくて…… センセーとの恋は成就してほしいけど、その代わりちょびっとご褒美が欲しいっていうか……
いやいや……ただちょっとおっぱい揉ませてくれたり、パンツに顔つっこませてくれたらいいなーって思っただけ……
いやそりゃ本音を言えばもっとイロイロやりたいよ? でもセンセーからブチョーを奪い取ろうなんて考えてない。そう、強いて言うのなら……
―女体は人類の至宝なんだよ!
かわいい女の子の裸は誰のものであろうとも、鑑賞され、オサワリされる運命にあるんだよ!
だからブチョーもセンセーと付き合ってもあちしたちに揉みほぐされる義務が……
あっ、待って! ブチョー! そんな足あげたらパンツ見えちゃう―(カシャ)―おしっ、縞パンゲットだぜーっ!
てええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―ドゴッ!
「……ふう」
かかとをゾノの脳天にめり込ませ、私は深いため息を吐いた。
……コレさえなければ信頼できて一緒にいてもとても楽しい、最高の友達なのだが……。
私の周りには、なんでこんな残念な人間しかいないんだろうか?
「しかもそのうち一人が自分の彼氏ときたもんだ……」
深い深いため息を吐きつつ、私はゾノの撮った写真データを削除したのだった……。
216:ぐふ ◆LJzrNH3gOb2R
12/08/29 00:21:47.88 xuSuKxwg
今日はここまで。
ゾノとショージの変態っぷりを出すのに苦労しました。
次回よりいよいよメインとなるデート編です。
もちろん……まともなデートにはなりません。
……早く書かなきゃ……。
217:創る名無しに見る名無し
12/08/29 06:58:29.17 LV6hzAzJ
>>216
乙
なんつーかすごくナチュラルに変態で違和感ないw
なかなかやるなーと思った直後にこれだよ・・・
218:創る名無しに見る名無し
12/08/30 17:00:11.21 SfUjB76l
乙です。
10巻の雰囲気そのまま過ぎる。
さすがですね。
次も期待。
219:創る名無しに見る名無し
12/08/30 22:38:21.31 j0jspd6B
すばるんは残念な人じゃないだろw比較的常識人じゃないか!
今日のお前が言うな大賞
220:創る名無しに見る名無し
12/08/31 08:12:25.09 cNggqamL
ぐふさん、この調子で勉強会もお願いしますよ!!
221:創る名無しに見る名無し
12/08/31 12:02:59.92 3oK8q7rL
今回も面白かった!
でも自分を追い込みすぎないようには注意してくださいね
プレッシャーやその他諸々でスランプになんてなったら笑えないですから…
自分の経験談になっちゃいますけど、そのテのスランプは長引きますので、気楽にのんびりやっていってほしいところです
222:創る名無しに見る名無し
12/09/24 22:39:19.74 0T9OjMeW
まあのんびりでおkやな
ゆっくりいこう
223:創る名無しに見る名無し
12/10/23 14:58:01.20 zl7+eX+R
ぐふさんあいかわらずすごいわ
エロパロ板とこっち両方読んでるよ
でもゆっくり書いてね!
それを楽しみに生きる!