【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)at MITEMITE
【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^) - 暇つぶし2ch2:創る名無しに見る名無し
10/08/03 11:44:11 US9tVtIP
男「はい。では台詞系SSについて紹介します」

女「えーと、こういう風に台詞のみで物語展開させてくのが台詞系SS?」

男「いきなり理解しちゃったら、俺要らないだろ……」

女「地の文で行動説明出来ないとなると、会話以外の行動の表現はどうするの?」

男「それは……実際にやって見せるか。俺の頭ちょっと小突いてくれ」

女「こう?」

ガスッ

男「痛っ! 誰が殴れと……。こ、このように擬音で行動の表現も出来る」

女「なるほどね。絶対会話だけ、って訳でもないんだ」

男「会話のみでも表現できるけどな。例えば、今のやりとりなら擬音はなくても問題ない」

女「んー、なんか難しそうね」

男「やってみればそうでもないぞ。不安なら他の人の作品を見て参考にするといい
   男女が主体の『新ジャンル』や、他にも姉弟、兄妹、魔王や騎士、二次創作なんかもある」

女「形式が決まってるだけで、内容はなんでもありって事ね」

男「そういうこと。書いたことがある人もない人も、気にせずにどんどん投下していって下さい」

女「以上、長くなりましたが前説でした」

3:創る名無しに見る名無し
10/08/05 02:07:54 uXcu8+8J
ほしゅ

4:創る名無しに見る名無し
10/08/05 02:33:28 S+E3IytZ
新ジャンル「 」
男「たーらーいまー。おーい、 、居ないのか?」
 
男「暑いからアイス買ってきたんだけど、はやく食べないと溶けるぞ?」
 「食べるー!」
男「頼むからさ、気配消すの止めてくれる?」



新ジャンル「 , 」
男「あーくそっ、あっちーなーもう。勘弁してくれよまったく」
 

男「クーラーでも付けるか……。そもさんっ!!」
 「せっぱ!」
「せっぱぁっ!」
男「三人居りゃいいか。うん、だからね、気配消すの止めてくれる、二人とも」




新ジャンル「」
男「ただいまーの後はガラガラして、ガラガライソジンジン」

男「やれやれ、大黒柱の帰宅におかえりもなしか」

男「おーい、 ちゃんや、そろそろなんか言ってくれんと、俺ぐれちゃいますよー」

男「なんか言ってよ、頼むからさ」

 「ただいまんこー!!」ガチャッ!!

男「あぁ、一行あけね。そうね、それが一般的よね」



んー、流石にこれは既出かな?

5:創る名無しに見る名無し
10/08/07 11:03:25 T/d4SAY4
新ジャンル「しにがみ」



姉「……」

弟「顔色悪いよ。大丈夫?」

姉「……なんか変な神さまに取り憑かれたー」

神「変なとは失礼な―今年の夏は暑すぎるから自力で動きたくないだけですよ!」

姉「出てけーーーーーーーーーー!!!!!!」 ぐゎし

神「あっはっはっ。自分で自分の髪掴んでなにやってんですか貴女?」

弟「……」





弟「そういや今日って立秋だっけ」

神「へぇ」

姉「現実逃避してねーで、なんとかしろー!」

6:創る名無しに見る名無し
10/08/07 11:22:31 7/eQoS9U
神って死神なの?

7:創る名無しに見る名無し
10/08/07 11:49:32 T/d4SAY4
姉に神が憑いたのですよ……ええ

姉に神、です……








ごめん
そぼろ煮が焦げ付いちゃってちょっといらついてたんだ……

8:創る名無しに見る名無し
10/08/07 12:35:30 6UYv9A9U
>>7
【審議中】 ( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`) (ω・` )

9:創る名無しに見る名無し
10/08/07 22:23:43 kFMVnP+R
そぼろが焦げ付いたならしょうがない

10:創る名無しに見る名無し
10/08/07 22:28:02 7/eQoS9U
そぼろじゃあしょうがないな( ´∀`)

11:創る名無しに見る名無し
10/08/08 20:54:39 B6F4zOo/
そぼろじゃあしょうがないな( ´∀`)

12:創る名無しに見る名無し
10/08/13 00:08:40 idf1YEKS
13日の金曜日なわけですよage

13:創る名無しに見る名無し
10/08/13 08:56:58 iLiblKUh
新ジャンル「ツン-デレ」



-図書館-

男「……セマ-タネ……タノ-ツワ……」

男「……ツン-デレ……っと。あった、これだこれだ」 すっ

 ぱらぱら

男「デオキシリボ核酸、デオキシリボ核酸っと……」

男「……」

男「んー。こいつもあんまし詳しくないなあ……」

男「もっと詳しく載ってる事典は府立まで行かなきゃ無いかあ……」


14:創る名無しに見る名無し
10/08/14 12:34:57 aqkFn1mm
新ジャンル「お盆」

「お帰りなさいませ、ご先祖様」

15:創る名無しに見る名無し
10/08/17 11:24:35 l//XHbVz
新ジャンル「ツンデレベル」



女「もう、しょうがないバカね。ほら」 すっ

男「お、悪りぃ! 助かった!」

女「別にあんたにあげたいわけじゃないし」

女「ただ使いではないけど捨てるにはもったいなかったから
  ちょうどよかっただけよ」 くるっ

男「おいおい、俺は引き出しの奥の方かよー」



女「……はぁ」

友「相変らず素直に言えない子ねー」

女「う、うるさい! そんなんじゃないっつってるでしょ!」 かあっ

友「はいはい。でもね、いつまでもそんなこと言ってると……」

天の声『 おんな は けいけんち 38 を てにいれた! 』

女「……ッ!」

天の声『 おんな の レベルが あがった! 』

天の声『 すなおさが 3 さがった! 』

天の声『 あたりのきつさが 2 あがった! 』

天の声『 したしさが 2 さがった! 』

友「あーあ……」

女「べ、別に関係ない! ツンデレベルが上がったからって何の関係があるってのよ!」 じわっ

友「ヘイその割には涙目だよキミィ?」



16:創る名無しに見る名無し
10/08/17 16:08:54 mEicghYM
ツンデレ、レベルなのか
ツンデレ、ベルかと思ったw

17:創る名無しに見る名無し
10/08/17 20:14:06 O67PJP9P
新ジャンル「ツンデレベル」

ベル『ワトソン君。用事がある、ちょっと来てくれたまえ』

ワトソン「ついに電話が完成したんですか! やりましたね先生!」

ベル『か、勘違いしないでくれたまえ!』

ワトソン「は、はぁ」

ベル『私はこぼした薬品を君に拭かせるために、たまたま完成した電話で君を呼んだんだ。
    別に完成を君に知らせたくて呼んだんじゃないんだからな!』

ワトソン「はいはいおめでとうございます。とりあえずそちらに向かいますよ」

18:創る名無しに見る名無し
10/08/17 20:17:57 mEicghYM
ベル先生ェ……

19:創る名無しに見る名無し
10/08/17 22:51:22 l//XHbVz
辛ジャンル「ヤンデレベル」



男「お客さま! お客さまの中に、レベルドレインが使える方はいらっしゃいませんか!!!???」



20:創る名無しに見る名無し
10/08/17 23:34:43 8N68gd3S
ベル「リン、リン、リン」 (あー暇だわ・・・暇すぎて風も吹いてないのにリンリン鳴いちゃうわ……。
   だいたい私が外の景色を見るときは、どうして暑い日ばっかりなのかしら……暑いの苦手なのに…)      

キィ……、  ガチャ 

ベル「チリンリンリリン」 (あ、やっと男が帰ってきたみたい♪
   …って、ちょっと誰よその女!!きいてないわよ!)

キャッキャウフフ でさーそれでさー うふふw

ベル「リンリン」(キーッ!!よりにもよって私がいる縁側のところでいちゃついてるわ!
   許せない・・・男をたぶらかしやがって!)

そして時間は経ち……男と女はいいムードに

ベル「……リン……」 (あぁ……何よ何よ何よ……。
   私が頑張って鳴いてるのに……なんだか二人のムード良くしてるだけみたい)

男(……今の雰囲気なら……今日こそ初キス…)

男「女」 スッ
女「……」 ピクン
男「い、いいよね?」
女「…ん」

   スススッ

ベル (ああっ……イヤイヤイヤ……いや……)
ベル「リンリンリンリン!!!!」 (うわあああああああああああん!!!!)


男「うわあっ!な、なんだ!?」
女「!?」


正直すまんかった……

21:創る名無しに見る名無し
10/08/18 05:44:57 sizGXIYN
最初、ベル先生が女言葉で喋ってるのかと思ったw

22:創る名無しに見る名無し
10/08/18 18:46:30 n0x+sJDC
>>20
設定は白フリルつき赤リボンの金の鈴でいいんだよね?

何故か萌えた

23:創る名無しに見る名無し
10/08/19 15:57:02 DhPrdV9p
辛ジャンル「マンホールの蓋の精」



車「ぶろろろろろろろろ―」

精「ぎゃああ! また来たぁ!!」

 ドグシャッ!!!

精「はぁ……はぁ……はぁ……死ぬかと思―

トラック「ゴオオオオオオオ―」

精「うわあああああああああああ!!!!」

 メキグジャズリャッ!!!!

精「はぁーっ! はぁーっ! はぁーっ!」

男「悲鳴の割にはぴんぴんしてるし……」

精「そりゃあマンホールの蓋は、
  ちっちゃななりでも橋並の強度を持ってますからね!」 えっへん

男「……いやならそっからどけよ」

精「マンホールの蓋の精なんだから仕方ないでしょう!」

男「まあ好きにしてk―

車「ごとんごとん―」

精「いいいいやあああああああああああああ!!!!!!!!」

 ブチブチグジャゴブギャッ!!!!!



男「車からは普通に蓋にしか見えないってのが、なぁ……」

男「何でもかんでも擬人化すりゃいいってもんじゃないっつうことだな」

男「つか、おまえ、妖精の国から何しに来たの?」


24:創る名無しに見る名無し
10/08/19 16:10:28 DhPrdV9p
新部活「水道部」



蛇口「じゃああぁぁ――」

女 じー

男 「……」

女 じー

男 「ねえ」

女 じー

男 「そろそろ、水、もったいなくない?」

女 「それをいうなら剣道部は道場の場所が、茶道部はお茶っぱがもったいないよ」

男 「いやそれはない」

男 「そもそも流れる水を見てなにが楽しいのか」

女 「そのまま飲める水がいつでも出てくる……」

女 「これはどんな近未来SFなんかよりずっとすごい文明なんだよ? わかってる?」

女 「それを見ていて、飽きるだの面白くないだのいう発想が出てくるキミの方が不思議だよ」

男 「さいですか……」

蛇口「じゃああぁぁ――」

女 じー



先生「こらぁー! おまえら、また水道で遊んで!!」



女 「やべぇ! 顧問が来た!! 逃げろぉ~!!」 だっ

男 「顧問が来たら逃げる部活ってなんだよ!? 蛇口閉めてけ!」 きゅっ


25:創る名無しに見る名無し
10/08/19 18:20:12 8v8ox+67
マンホールの精が轢かれた姿を一瞬想像して、あまりのリアルさに後悔したw

26:創る名無しに見る名無し
10/08/19 18:24:54 DhPrdV9p
銀紙の精よりマシ
その生態を追究してみたことがあるけど
到底絵にできない無残な結果になった

27:創る名無しに見る名無し
10/08/19 18:27:59 8v8ox+67
新ジャンル「アルミホイル」に遊びに行ったときのこと思いだしたw

28:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:03:52 DhPrdV9p
新ジャンル「葱」



女「ん~」 ずいっ

男「……」

女「んん~!」 ずずいっ

男「……」





男(焼き葱を一本丸々くわえて先っぽをこっちに突きつけられても、どうすれば……)



29:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:05:04 DhPrdV9p

女「ピーマンの肉詰めに対抗して、葱の葱詰めつくってみたよっ!」

男「太葱はそういうふうに料理するもんじゃないと思う」

女「つまり、葱の青いとこの中に、刻んだ白いとこを……」

男「解説してもらわなくてもわかってるから」

女「それを葱油でからっと素揚げして、揚げたてを葱ドレッシングにつけて食べる!」

男(あれ……なんだかだんだん美味しそうに聞こえてきたぞ?)



30:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:07:32 8v8ox+67
チャーハンをおかずにご飯を食べる的な

31:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:07:56 DhPrdV9p

男「焼いた太葱に刻んだ細葱かけて食べるのって、なんか、重複してね?」

女「葱味噌と葱醤油、どっちで食べる?」

男「聞けよ人の話」



32:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:12:05 DhPrdV9p

女「おはよー」

男「うわっ葱くさ!」

女「?」

男「葱食いまくったらちゃんと歯を磨け!」

女「磨いてるよ?」

男「歯磨き粉つけ……はッ!?」

女「……」

 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

男「まさか!」

女「そう……」

女「『葱エキス配合歯磨き粉』だッ!!!!!」

男「作るなあああ!!」


33:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:13:02 DhPrdV9p

男「ねるねるねるねに葱を入れる人って初めて見た……」

女「だっておかしだけじゃ身体に悪いじゃん」 ねりねり


34:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:14:38 DhPrdV9p

男「葱タン塩から葱だけとってお肉を捨てるのはやめろ」

女「お寿司だって元々はごはんでお魚を発酵させて、ごはんは捨ててたんだよ?」

男「捨てるんならくれよ肉」

女「? わたし、人に残飯を食わせる趣味はないよ?」


35:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:16:50 DhPrdV9p

女「葱を食えない犬猫は、きっと、この星に見捨てられたサタンの仔」 げしっ

男「やめろ動物をいじめるな!」


36:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:19:16 DhPrdV9p

女「おまたせー」

男「……食ってたろ? 歯に葱ついてるよ」

女「つ……付けてんのよっ」

男「なにそのお歯葱?」


37:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:20:52 DhPrdV9p

女「ヒトの非はネギの義によってのみ救われるのよ!」

男「頼むから宗教だけは始めんといてできれば創作葱料理もそろそろやめて」


38:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:22:06 DhPrdV9p

女「葱とお醤油を越えるベストカップルなんてこの地球上には何一つ存在しないよね」

男「そうか」

女「あとは遺伝子操作でお醤油成分含有葱を開発するだけか」

男「無理をすればできそうな気がしないでもないところが怖い」


39:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:23:27 DhPrdV9p

女「ウフフフ……葱香水にお醤油の香りを少々ブレンド。これでもうわたしは美味しそう!」

男「あああ……性欲的な意味じゃなく食欲的な意味で食いたいこの女っ」


40:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:24:30 DhPrdV9p

女「熱帯だと葱もジャングルになるのかなあ……シダみたいに」

男「葱の原産地はシベリアだよ」

女「そっかあ……じゃあシベリアに行けば葱のジャングルがあるんだあ……行ってみたいなあ」

男「シベリア舐めんな」


41:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:27:38 DhPrdV9p

女「太葱をお箸にすれば、ごはんのあとそのまま食べられて便利だよね」

男「その白くて固い棒、どう見ても生なんですが、それでも最後に食べなきゃいけませんかね?」

女「うん。誘惑に負けてごはん終わってないのに途中で食べたりしちゃだめだよ?」

男「いやそうじゃない」


42:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:28:40 DhPrdV9p

男「コーヒー、砂糖かミルク、入れる?」

女「あ、刻み葱はいつもタッパで持ち歩いてるからお構いなく」

男「コーヒーに葱っ!?」


43:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:30:17 DhPrdV9p

男「花瓶のお花がいつの間にか葱になってるんですが」

女「すぐ根っこが葱臭くなってどろどろになるから、水は最低日に二回は替えてね」

男「花はどこにいったの?」


44:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:34:12 DhPrdV9p

 すー ぷすー ぷすすー ぶすー



男「……」

男「…………おいっ!」 がらっ

女「やあ」

男「真夜中に人んちの窓の外でなにを吹いてんの」

女「下仁田に穴開けて葱笛作ってみたんで、ちょっと聞かせてあげようと」

男「明日にして。いやむしろ来世でいい」

女「もしゃもしゃ」

男「なぜ食う!?」

女「葱は食べるものだよ?」 


45:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:36:14 DhPrdV9p

男(うわぁ……葱油だけかと思ったらこいつんちの調味料、
  葱醤油に葱酢、葱味噌に葱塩まであらぁ……)

男「……」

男「……ああっ! やっぱり、七味の中に乾燥葱の細かいのが入ってる!!」


46:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:38:58 8v8ox+67
何という狂気w

47:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:42:11 DhPrdV9p

女「……」

男(デート中ずっとぼうっとしてたけど、体調でも悪いのかな?)

女「ねえ」

男「ん?」

女「葱ってさ、青いとこも白いとこみたいにぎっしり詰まってたら、どんな味になってたと思う?
  ずっと考えてたんだけど……

男「俺はデート中、ずっとそんなことを考えられていたのか?」


48:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:43:31 DhPrdV9p

女「……あれ? その葱、ちょっとおうどん入れ過ぎじゃないの?」

男「葱山の上にうどんが三本だけ乗っかってるその珍妙な丼はいったいなんなんだ?」


49:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:47:50 DhPrdV9p

女「ん」 ずいっ

男「葱? くれるの?」

女「当たり付きだよ」

男「……」



男「中に芋虫がいるんですが」

女「大当たり~」


50:創る名無しに見る名無し
10/08/19 19:50:02 DhPrdV9p

女「ちょっと寝っ転がって」

男「?」 ごろん

女「動かないでねー」

 かぱっ

男「なぜそこで葱タッパを開ける!?」

女「キスの薬味にと思って……」

男「キスに薬味ってとこにつっこめばいいのか、それが葱ってとこにつっこめばいいのかどっちだ!?」



51:創る名無しに見る名無し
10/08/19 20:56:43 8v8ox+67
リア充爆h……あ、やっぱりいいです

52:創る名無しに見る名無し
10/08/20 13:01:58 IZc4uHRU
リア充もげ…なくていいからあそこが葱になってしまえ

53:創る名無しに見る名無し
10/08/20 13:29:55 L0NeAYSv

君の股間の奴葱ではわたしの畑の下仁田に到底勝てまいよ


54:創る名無しに見る名無し
10/08/21 00:44:36 enPhw10s
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J

55:創る名無しに見る名無し
10/08/21 00:49:34 fGI2PM9+
オイコラ1000
某スレの1000

56:創る名無しに見る名無し
10/08/21 01:02:56 UawLyS10
ある意味見事な1000だった
ある意味

57:創る名無しに見る名無し
10/08/30 09:10:02 RurYSy9Q
髪の毛が葱だったら便利かも知らんとふと思った
髪の毛がやや鬱陶しくなってきた残暑の一日。

58:創る名無しに見る名無し
10/08/30 11:31:17 RurYSy9Q
汗の塩分で頭皮畑は全滅だと気が付いた
汗だくの買い物帰り。

59:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:10:18 FldvY5Mi
剣ジャンル「先生」



 ズシャアアアアアアアアア―!!


魔王「グワアアアアアアアアア!」 よろり

勇者「魔王、覚悟!」

賢者「油断するな勇者! 仮にも魔王! まだ手を隠してるかも知れん!」


魔王「グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ―」


勇者「!! 正体を現わす気か化け物め! させるかあっ!」 ぶぅんっ

魔王「―先生! お願いします!」 くるっ

 ぬずいっ

先生「ふむ。こやつらを片付ければよいのだな?」



勇者「―誰?」

先生「ふ、ふ。今宵の我が剣は少々血に飢えておる」 そろり

勇者「いやだから誰?」


魔王 じろじろ


賢者「魔王もこの隙に逃げるとか変身するとかじゃなく、
    なんで視界の端ぎりぎりでこっちをちらちら見てるんだ?」


60:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:12:12 FldvY5Mi
子「おかあーさあああああーん! おーかーあーさーああああああん!」

母「なに? はやくお風呂入りなさい!」

子「お風呂に! お風呂の天井に変なお武家さまがくっついてるー!」

母「あれは用心棒の先生だから気にしないで。さっさと入ってきなさい!」

子「用心棒? え? 用心棒って、なんの!?」

母「天井から落ちてくる水滴対策に決まってるでしょ!」

子「水滴よりお武家さまが振り回す刀の方が怖いよおおおおお!」

母「わがままばっかいってないで、さっさと行き!」

子「ううう。めちゃくちゃだ―」


 がらっ


先生「……」 ぷかぷか

子「う、うわあああああああああ! せ、先生がやられたあああああ!」

母「ちィ! 使えない先生だよまったく!」

61:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:13:41 COeGAyeb
先生ってそれかよw

62:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:13:55 FldvY5Mi
うんこ「キラキラ」



女「でかい」

女「しかも流れない」

女「嫌だけど、割り箸でつついて崩すか」

先生「そうはいか―」




─┼─┐─┼─  /  ,.          `゙''‐、_\ | / /
  │  │─┼─ /| _,.イ,,.ィ'    ───‐‐‐  ・  
  │  |  │     |  |  | イン ,'´ ̄`#   // | \
                    __{_从 ノ}ノ/ / ./  |  \
               __/}   `く((/  ./   |
      ,. ,. -‐===‐-`つ/ ,.イ    // ))  /   ∵|:・.
    〃〃〃〃     / /ミノ__  /´('´   /   .∴・|∵’
ヽ_I__I__I__I__I_I     __∠_/ ,∠∠_/゙〈ミ、、
ー{____,,.二二二二) ノ く{ヽ、/ ゙Y} ゙
 /I I I I I I    `^^'    \ !  }'
                   ,'  /





女「―ん?」

女「いま用心棒の先生が邪魔しようとしたような気がして吹っ飛ばした気がしたけど」

女「まさか流されまいとするうんこに雇われるほど落ちぶれてもいないよ、ねえ?」

女「気のせいか―」



うんこ「ガクガクブルブルガタガタガクガク」




63:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:16:07 FldvY5Mi

特売「たまご一パック十円、残り一つ!」



主婦「おおおおおお!! 誰にも渡さんぞおおおぉ! ―先生ーっ!」

先生「任せよ。女子供とて我が刃は容赦せぬ!」 ずいっ

鬼女「じゃかましいわァ! 早いもん勝ちじゃああああ!」

先生「ふん。たかが十円のために命を捨てるか。愚かな」

鬼女「今夜は―スキヤキイイィィィ――――ッ!」



 ズバアァァァ!



伝説の剣「―フッ」

先生「バカな―ッ? 我が剣が長ネギなんぞに―き、鬼女恐るべし―ぐほっ」 どさっ

鬼女「スーパーは主婦の戦場。用心棒如きの出る幕ではなかったということよ!」

主婦「チィッ使えん用心棒め! まあいい。まだ17時のタイムサービスがある―」

64:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:18:03 FldvY5Mi

エロ本「バカなぁ! この俺が―この俺がアアアアアァァァァァ!」



オカン「おかーちゃんの眼から逃げられるエロ本なんてねえ、一冊もないんだよ!」

エロ本「だがここでおめおめと机の上に重ねられては殿に申し訳が立たぬ! 先生! 先生ー!」

先生「つまらぬ仕事だ。だが引き受けた以上は任せておけ」 そろり

オカン「コラ、アンタぁ! 部屋ん中で刃物振り回しよったらあかんでぇ!」

先生「威勢のよいことだな。だが相手が女とて容赦はせぬ。死ねい!」

 ぶぅん!

オカン「なんのぉー!」

オカン「オカンパーマ・ディフェンス!」

 ぼよん

先生「うっ―この頭、刃が通らぬだと!?」 よろっ

オカン「部屋ん中で刃物振り回すなゆうとるやろ先生っ!」 ずいっ

オカン「オカン・ダンバラプレス!」 ボヨン

 グシャア

先生「げぶぅ!」

エロ本「せ、先生ー! 先生がやられたぁー!」

先生「ふ、ふ。これも金で罪なきものを斬ってきたむくい、か」 がくっ

オカン「おかーちゃんのピチピチボデーは伊達やないでえ!」 ムッチリムチムチ

エロ本「ううう。またしても妙にきっちり重ねられて晒される―」



65:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:20:37 FldvY5Mi
男「―でさあ、あの馬鹿ときたら」

無口少女「……」

男「だいたいあいつはいつもなあ―」

無口少女「―でも、あいt

 ぎらり

無口少女「―っ!」

先生「―そこまでだ。一単語以上しゃべらば、斬る」

無口少女「……」 

男「せ、先生! ちょうどいいタイミングで!」

男「いやあ、助かりました。
  無口少女にべらべらとしゃべられちゃあ、こちらとしても萌え道あがったりで―」 へらへら

先生「ふ、ふ―そなたもキモオタよのう」 にやり

男「へ、へ―先生こそ」

先生「いやそれはない」 きりっ



無口少女「―ギリッ」 

先生「ふん。そういう眼で見られることには、もう慣れておるわ。己で選んだ修羅の道よ―」

66:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:27:00 FldvY5Mi

キモメン「へへ―クリスマス―クリスマス―さぁて、そろそろみんなを呼ぶか」 にやにや



モニタの彼女1「ひ、ひいい! またキモオタがむりやりにぃー!」

モニタの彼女2「な、なんでクリスマスだってのにあんなグロ三次見ながら過ごさなきゃいけないのよ!」

モニタの彼女3「しかもあいつ、きったねぇつば飛ばしながらなんかニヤニヤ話しかけてくるし―」



キモメン「うへへへへ―君たちは絶対に逃げないから好きでしゅよぉ~」 ちゅっちゅっ



モニタの彼女1「ひいいいいいー! きめぇー! 幼児語きめぇぇぇぇぇぇぇぇぇー!」

モニタの彼女2「逃げないんじゃなく、逃げられないだけなのよ! 逃げ出したいに決まってんでしょ!」

モニタの彼女3「こ、こうなったら―」




モニタの彼女たち「「「先生ー! お願いします!! 先生ー!!」」」




先生「うむっ―まかせておけ」 そろり

キモメン「な、なんだ、なんだだだ、だなな―」

モニタの彼女3「うっわぁ―キョドりかたもキモーい―」

先生「ふんっ!」 ズバッ!

キモメン「あひぇェわぁっ!?」 ぶしゅうーー!

キモメン「そ―んな―俺は―二次と―共に―いることさ―え―」 どさっ

先生「富む者はさらに富み、持たぬ者はさらに奪われる―」

先生「かつてそう喝破した者の祭日なのだよ。今宵はな」

67:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:29:20 FldvY5Mi

 このような夜更けに、闇と風の中、馬を走らせるのは誰だろう。
 それは父と子だ。父はおびえる子をひしと抱きかかえている。

父「息子よ、なぜ顔を隠すのだ」

子「お父さんには魔王が見えないの? 冠をかぶって、長い衣を着ている―」

父「あれはたなびく霧だ」

魔王「かわいい坊や、一緒においで。面白い遊びをしよう。
   岸辺にはきれいな花が咲いているし、金の服を私の母さんがたくさん用意して待っているよ」

子「お父さん、お父さん! きこえないの!? 魔王がぼくになにかいうよ!」

父「落ち着きなさい、枯葉が風にざわめいているだけだ」

魔王「いい子だ、一緒に行こう。私の娘たちがもてなすよ。お前をここちよくゆすぶり、踊り、歌うのだ」

子「お父さん、お父さん! 見えないの、あの暗いところに魔王の娘が!」

父「見えるよ。だが、あれは古いしだれ柳の幹だ」

魔王「愛しているよ、坊や。お前の美しい姿がたまらない。力づくでもつれてゆく―先生!」


先生「―うむっ」


子「お父さん、お父さん! お武家さまが! お武家さまがぼくを捕まえようとする!」

 父親はぎょっとして、馬を全力で走らせた。

先生「逃がさぬ」

 抜く手も見せぬ凶刃が、馬の脚を薙ぎ払う。

先生「幼子の命を奪うは不憫だが―これもこの者のさだめであったと諦めよ」

 地に投げ出された衝撃で気を失っていた父親が眼を覚ましたとき
 腕に抱えられた子はすでに頸動脈を斬り裂かれ死んでいた。

68:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:33:14 FldvY5Mi
胎児「―ぐ―ぬ―どうあっても蹴らせぬ気か!」    
                     
先生「ふ、ふ―そなたもここまで母御の胎で育っておきながら、水子とはなりとうあるまい?」

胎児「貴様さえいなければ―!」

先生「赤子が動くのを喜ぶ母もおれば疎む母もおる。そなた、あいにくと母御に恵まれなんだな」

胎児「そんなこと、知ったことか!!」           

先生「そなたがあまり胎で蹴るようであれば、死なぬ程度なら痛めつけてよい、といわれておる」

胎児「ギギギ―おのれ、クソババァ! 十五年後を楽しみに待っていろよ!」

先生「まあその時―その時、なんならそなたに雇われてやってもよい、ぞ? 金しだいではな」

胎児「ケッ―!」

先生「某はことの理非善悪は問わぬによって、な―ふ、ふ」

69:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:33:27 COeGAyeb
魔王自分でやれw

70:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:36:54 FldvY5Mi
河童「尻こ玉、ゲットだぜ!」

尻こ玉「そうやすやすと奪われてなるものか! 先生! お願いします!」

先生「―うむっ」

河童「架空の器官の分際で用心棒を雇うたぁ何様よ貴様ァ!!」

先生「何を言う。架空の器官ならばそもそも奪えまい」

河童「……」

河童「つまりそれを奪おうとする私もまた、必然的に架空の存在ということですか?」

 しゅわ―

先生「ああ―」

河童「さようで―では、おさらばです。ナカナカに面白き世でありました」

 しゅわわわわわわぁ―

先生「消えたか」



尻こ玉「河童の脅威が去った今、架空の身でありながら
     河童に狙われるがためだけに私が存在していた理由も失せました」

 しゅわ―

先生「おぬしも去るか。寂しくなるな」

尻こ玉「先生にはいろいろとお世話になりました。どうかお達者で―」

 しゅわわわわわわぁ―

先生「うむ―」 




先生「……」 

伝説の剣「ククッ。なにを浮かぬ顔で呑んでおる?」

先生「某の存在する理由はなんであろうかな―いや、いまさら詮無い事よ。聞き流してくれ」 グビッ

71:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:47:07 FldvY5Mi

故郷「おかえりー」



忍び「うーん、里に戻ってくるのも久し振りだ。長老さまはお変わりないだろうか―」

手裏剣「隙ありっ!」


 ひゅんっ


忍び「―おっとっ! 長老さまもお人が悪  先生「逃がさぬ」 ガッ

忍び「うおっ? 放s


 さくっ


忍び「……」

手裏剣「こんにちは。はじめまして、手裏剣です」

忍びの脳「こちらこそはじめまして。そういえば頭蓋骨貫通は初めてですね」

忍び「……」



長老「お、おおお、おおおおお―」 よろよろ

長老「まさか、まさかこのような―! このぐらいよけると―」 わなわな

手裏剣「たまには当たらねば手裏剣と生まれた甲斐がない。故に先生を雇ったのだ」

先生「しょせん凶器は狂気―いずれは人をあやめるがさだめであったのだ」

長老「うう―許せ―許してくれ―」 がっくし



忍び ぴくぴく


72:創る名無しに見る名無し
10/09/05 15:51:00 FldvY5Mi
ストーリー「もう駄目wwww収w拾wつwかwねwぇwwwwwwwwww」

?「ふ、ふ。任せよ。いつの世にあっても最後に頼りとなるのはワシだけなのだ」

スレ主「待ってくれ! 待ってくれデウス! 機械仕掛けの神!」

デウスエクスマキナ「無駄だ。おまえの技量ではワシを押しとどめることはできぬ」

スレ主「たとえ何スレかかっても、このSSスレを納得いくよう完結させてみせる! だから待ってくれ!」

デウスエクスマキナ「無駄だ無駄だ―オチの神であるワシが言うのだ。諦めよ」

スレ主「でもこれは商業作品じゃなく2ちゃんねる。ほかの書き手のアイデアを集めれば―」

デウスエクスマキナ「ほう―お前以外の作家様(笑)がこのスレのどこにいるというのかね?」

スレ主「え? あ、ああ」


 きょろきょろ


スレ主「―お、お客様(笑)! お客様(笑)ばかりに! 今までいた書き手はどこに!?」



先生「―某がすべて片付けておいた」



スレ主「!!」

デウスエクスマキナ「さすがは先生。見事な働き―ではこのSSは夢オチということにするかな」

スレ主「や、やめろー! このスレは、俺の―俺の―!」

デウスエクスマキナ「ああ、『作者逃亡』もよいかもな。それもまたワシの、最低の形の一つである」

先生「―ということは、こやつも斬るのかね? いや、某は別にかまわぬが」 すらり

スレ主「ま、まさか、未完のSSスレは、おまえたちが――う、うわああああああああ!!」

73:創る名無しに見る名無し
10/09/05 22:54:06 TT79iXDb
ワロタwwwwwwwwwww

74:創る名無しに見る名無し
10/09/06 19:09:26 96oUoAFy
なんという落ちだよ…

75:創る名無しに見る名無し
10/09/06 22:50:09 H2AlqniD
殿様「ふむ―」 すっ

家臣「殿! お待ちを! その食事には毒が盛られているおそれが!」

殿様「な、なんじゃと!?」

家臣「そこな金魚で―御免!」 ひょい

金魚「ヒッ! せ、先生! 先生ー!」

先生「うむ―っ」

家臣「ななななな、貴様! 殿の命を狙う刺客か!」

先生「いや―某はそこな金魚に雇われた名も無き用心棒よ―」

家臣「うぬぬぬ―金魚の分際でこしゃくな! ものども、出合え! 出合えー!」

ものども「はっ!」

金魚「せ―先生―」

先生「ふん―飼い犬如きに手を咬まれる某ではない」

家臣「蹴散らせーい!」

ものども「うおおおおおおおお!」

家臣「なんとしても金魚鉢にこの煮物を入れるのじゃあ!」

先生「この家中では主君の命のかわりになるのは家臣ではなく金魚なのか―フッ」

家臣「ぐぬぬ、いわせておけば!」


殿様「あの―なにがどうなってんの、これ―?」


家臣「殿は!」

先生「そこで」

金魚「すっこんでて」

ものども「ください!」

殿様「……」



殿様「―はい」 シュン

76:創る名無しに見る名無し
10/09/06 22:55:32 H2AlqniD
男「あー、さっむ―暖房もっと温度上げよ」

エアコン「いやあやめてぇ! もうこんなに火照った身体を、これ以上どうする気ー!?」

男「いや俺が寒いんで―」

エアコン「たすけてぇ! 先生! 先生~!!」

先生「うむ―」 ひょい

男「あ、こら、リモコン返せ!」

先生「ろくに着るものとてない長屋の住人ならともかくも、貴様は重ね着で乗り切ればよかろうが」

男「自分ちの暖房をどうしようと勝手だろ! リモコン返せって!」

先生「寄らば、斬る」 すっ

男「うぬっ―」

先生「―っ」 ぶるるっ



男「―あれ? ひょっとして先生も寒いの?」

先生「措けっ」

男「―ほかに服持ってないみたいだし、上着、貸してあげようか?」

先生「貴様、某を愚弄するかァ!!」 クワッ

伝説の剣「いやはや、武士はつらい、つらい―クククククッ」


77:創る名無しに見る名無し
10/09/06 22:57:51 H2AlqniD
コンビニ弁当「ひっ―き、来た! あ、あともう十分のところまで!」

消費期限「……」 

コンビニ弁当「ち―ちくしょうっ! このまま食われもせずに廃棄されてたまるかぁ!」

消費期限「……」

コンビニ弁当「先生! 先生ーっ!!」
先生「―うむっ」

消費期限「……」

先生「時間との戦い、か―久々に骨のある相手に出会えたようだ。相手にとって不足はない」


消費期限「……」  先生「―死ねいっ!」 ギラッ
   消費期限「……」生「ぬ―っ、うぬぅっ―?」 たじたじ
        消費期限「……」…まさか! あああああ!」 ぐぐぐっ
                消費期限「……」ーーーーーーッ!」 ぬちゃあぁ
                           消費期限「……」

コンビニ弁当「う、うわああ! 先生が! 先生が時の流れに押し潰されたぁ! あと七分んんー!」

消費期限「……」


78:創る名無しに見る名無し
10/09/06 23:00:21 H2AlqniD
女騎士「っは―はあ―っあ」 ぐぐっ

女騎士「―姫様には―指一本―ッ」 ギロッ

大臣「いいかげん諦めなさい。悪あがきは見苦しいですよ?」 にやにや

女騎士「黙れ奸臣ッ! 騎士の誇りにかけて、この剣ある限りわたしはけして屈したりはせぬ!」

大臣「は、は。さすがは姫様付きの護衛騎士。けなげなもんですなぁ」

大臣「しかしうちの連中もたった一人を相手に情けないものよ―先生、そろそろお願いしますぞ!」

女騎士(まだ手駒がいたのか! だが大臣さえ―大臣さえ始末できれば―ッ)

先生「ふ、ふ。女だてらによくぞここまで戦った。だが貴様の武運もこれまでだ」


司祭「先生!」  

書記官「先生!」

吟遊詩人「先生!」  

地方伯「先生!」  

王「先生!」  


大臣「フフフ。お前さえ脱がせればあと二枚の姫様をかばう者はもういない―」

女騎士「へ、陛下までもっ―実の娘を野球拳で負かそうとは、情けないッ」 ギリッ

姫「しぇ~んしぇ~ぃ。ぐゎ~んびゃりぇぇ~」 ぐてんぐてん

女騎士「どっち応援してるんですかっ!
     だいたい姫様が酔った勢いでしょうもないこと始めたせいなんですよ!?」



先生「剣は騎士の命、故に引き離すことはできぬ。よって服には数えぬぞ?」

女騎士「あ、鞘と剣と鞘尻と柄とで服四枚分にカウントしてください」

79:創る名無しに見る名無し
10/09/06 23:03:00 H2AlqniD
先生「……」 ちびちび



生徒「あのう、教室の隅っこにもたれかかって茶碗酒呑んでるそちらのお武家さまは―?」

教師「ああ。このクラスの用心棒の先生だ」

生徒「先生が先生雇ってどうするんですか!」

教師「うちの学校は副担任制じゃなく、用心棒の先生制になったんだ。まあ気にするな」

生徒「クラスの何を何から守るんですかこの人は!」

先生「ふむ―たとえば、だ」

 ざしゅっ! はらり

生徒「いやぁん! まいっちんぐ~♪」 ← パンツ一枚状態

先生「授業中に騒いだ者を、この服のように斬るとか、な―」

教師「さすがは先生、鮮やかなお手並み―!」

他生徒「ちょwwねぇよwwwwww」


80:創る名無しに見る名無し
10/09/06 23:04:02 H2AlqniD
精子×二億「らぁあ~んしちゃあぁ~ん!」

卵子「いやあああああああ! こないでえええええええ! 助けて、先生、助けてぇー!」

先生「ああ―」

精子×二億「バッカヤロー! おめぇ一人で何ができるってんでぇ!」

先生「かまわぬ。某には過ぎた死に場所ぞ―」

卵子「せ、先生―」

先生「願わくば―いや、どうせ次に生まれるもまた修羅の世であろう。ふ、ふ。それもよい」

精子×二億「う―」 たじっ

先生「さあ、来るがよい。それだけの頭数で、よもや怖じ気づいたわけでもあるまい?」 にやり

精子×二億「う、う―うおおおおおおおおお!」


 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


先生「逝くぞ―」

伝説の剣「ああ―」



先生「おおおおおおおおおおおおーっ!」



81: ◆Qb0Tozsreo
10/09/07 13:22:05 VSFBBcQM
コーチ「監督! たいへんです!! アイツに不倫問題が発覚しました」

監督「何?! アイツはうちのエースストライカーではないか! この大事な試合を前になんてことをしてくれたんだ……」

コーチ「あの精神状態では、とてもじゃありませんがアイツをスタメンで使うわけにはいきませんね」

監督「うむ、仕方あるまい……。ところで不倫とは、どんなことをしたというのだ?」

コーチ「奥さんが妊娠中に、複数の女性と関係を持っていたようです」

監督「そうか! あのときは、夜もハットトリックを決めていたのか」

82:創る名無しに見る名無し
10/09/07 20:31:16 JLnAOnKF

メンスちゃん「とりゃ!」



女「また来たな~月イチ天使メンスちゃんめ!」

メンスちゃん「今月も! キミのハートを、ブルーにしちゃうゾ☆」

女「あらゆる生理痛薬を退けてきた無敵☆天使メンスちゃん―でもその暴虐もこれま―うっ!?」

おまんこさん「おとどけもので~す☆」 じわっ

女「ま、まさか―」 ぬぎぬぎ


先生「……」 ぴくぴく


女「ああっ先生! 先生が早くも生理痛にやられてナプキンに滲み出てるうううう!」

先生「す、すまぬ―某の歯の立つ―相手では―なか―った―」 がくっ

女「先s―いたっ―いたたたたたたたた―今月は―とりわけ―う、うううっ」 がくっ

メンスちゃん「メンスで☆ごめんネ! また来月~☆(ゝω・)bキャピッ」


83:創る名無しに見る名無し
10/09/07 20:32:39 JLnAOnKF
西瓜「せ、先生―」

先生「任せておけ。そなたには棒の端さえもかすらせはせぬ」

子供「……」



子供「おかあさぁーん! 刀持ったお武家さまが邪魔してて、西瓜割りできなーい!」

母親「ちょ、ちょっとお武家さま! 子供相手に真剣はいくらなんでも―」

先生「ふ、ふ―ならば西瓜は諦めることよ」

子供「えー」

母親「お武家さまも目隠ししていただかないと、不公平ではありませんか!」


先生「ぬ―」

子供「えええええええええ―――ッ!? 問題、そこなのおおお――ッ!?」

先生「―まあ、よかろう」 ぎゅっぎゅっ



母親「ふう―さ、これでもう大丈夫」

西瓜「せ、先生―」

先生「案ずるな。波の音も海水浴客の歓声も、某の感覚を乱すことはできん」 すっ―

子供「なんの解決にもなってねええええええええええ!!!!!!!!」

84:創る名無しに見る名無し
10/09/07 20:37:04 JLnAOnKF
叛徒1「あ、相手はもう一人きりじゃあ! ひるまずどんどんかかれーい!」

足利義輝「まったく―三好松永どもめもちとやり過ぎだろうが―ム、この剣ももう駄目か」 ぽい

叛徒2「ひ、一人なのはわかってるけどさあ―」

叛徒3「床に刺した剣をとっかえひっかえ、折れては抜き、曲がっては抜き―」

叛徒2「ありゃあ人じゃねえ―修羅じゃ!」

叛徒4「公方さまの負けは明らかじゃけん、いまさら誰も勝ち戦で死にとうないわ」

叛徒1「エエ、これだけ頭数がおって情けない。勝ちは明らかでも、公方さまを討たねば勝ちにはならんぞ!」 



義輝「どうした―? そやつの言うとおり、いくら奮戦しようとわしはいずれ斃れるぞ?」 ずぼっ

叛徒2「ひッ―ま、まだやる気だ!」 ゾクゥッ

義輝「来い―見事わしを討てば、恩賞は思いのままぞ? んー?」 ゆらり

叛徒ども「う―ううぅ―」 オドオド

叛徒1「ちぃっ―しかたねぇ。下手に手こずって万一救援の兵に来られてもめんどうだ。先生!」

先生「うむ―」 そろり

義輝「―用心棒か。勝ち戦の中で敢えて火中の栗を拾わされる気分はどうよ?」

先生「勝敗ではない―」

義輝「ぬ―?」

先生「修羅が求めるは、ただただ、終わることなき闘争と、闘争の中で野垂れ死ぬ事よ―」

義輝「……」

義輝「ふ、は、はぁっは、は、は! そうだな。わしがいま望むものも、畢竟、それなのやもしれぬ」

先生「もし某が生き延びたなら、そなたの修羅のさだめ、替わって背負ってやろう」

義輝「そうよ。修羅はそうして、この道から抜け出せぬようなってゆくのさ―」

先生「―いざっ!」 ぶぅん!

義輝「―おうっ!」 びゅうん!

85:創る名無しに見る名無し
10/09/07 20:38:01 JLnAOnKF
先生「動くな―動かば、斬るぞ―」 

筋肉「ひ、ひいいいぃ―」 ガタガタ

肩凝り「いいですよいいですよ先生~。その調子でもっとそいつらを怯えさせ堅く縮こまらせてくだせぇ」

先生「うむ―ぬ、あれは?」


血行「筋肉! いま助けに行くぞ!」 サラサラ


先生「……」 ぎろり

血行「ヒイイィィ―流れてきてスンマセン―ここで血栓でも造っときますさかい―堪忍やで―」 ドロドロ

肩凝り「へ、へ。いいですよ~。いいですよ~先生」

肩凝り「この調子で肩以外も凝らせてみましょうかねぇ」

先生「おぬし、あまりそう人を、こき使うでない―ふ、ふ」

肩凝り「ひ、ひ―」


 ぷす


先生「かはッ!!」

肩凝り「う、うわあああ! せ、先生が! 先生が串刺しにぃ! な、何もんだぁー!?」





鍼師「―手応えアリ」


86:創る名無しに見る名無し
10/09/07 20:40:45 JLnAOnKF
男子 こそこそ

女子「あー! ちょっと男子ぃー! 掃除さぼんないでよー!」

男子「しーらねっ!」 すたこらさっさ



先生「―某の出番かな?」 

女子「あ、先生! お願いします! 男子どもを連れ戻してきてください!」

先生「少々痛めつけてもかまわんか?」

女子「掃除ができるようであればかまいません」

先生「心得た―」 ゆらり

男子「う、せ、先生―」 たじっ

先生「そこな箒でも何でも使うてかまわぬぞ? 無抵抗では某も面白くない」 にやり

男子「く、くそう! なめやがってぇ! いくら先生でもこの人数なら!」 バババッ



委員長「―ちょっとお! 何やってんのよあんたたち!?」



先生・男子「い、委員長―!」

委員長「チャンバラごっこなんかして、よけい散らかしたりしたら承知しないんだからね!」

先生・男子「う―」 シュン

伝説の剣「ククッ。まったくどいつもこいつも委員長の前ではてんで頭が上がらぬ―」

87:創る名無しに見る名無し
10/09/07 20:46:30 JLnAOnKF
ゲームカセット「あっしの生き様―先生ならあるいは、わかってくださるかとも思ったんですが」

先生「たとえもう一人の自分がそこにおろうとも、それが仕事ならば斬ることに迷いはない」

ゲームカセット「そうですかい。先生とは戦いたくなかったんですが、やむを得ませんねえ」

先生「ふ、ふ―なに、遠慮はいらぬよ」 すらり

ゲームカセット「では―お言葉に甘えやして―」





男「こいつをやるのも久し振りだな―先生はうまくやってくれてるだろうか―」 かちゃっ


画面「まことに ざんねんですが 用心棒の先生は 消えてしまいました。」 でろでろでろでろでんでん


男「うわあああああ! せ、先生がやられたあああああ!!」

画面「まことに ざんねんですが ぼうけんのしょ1は 消えてしまいました。」 でろでろでろでろでんでん
画面「まことに ざんねんですが ぼうけんのしょ2は 消えてしまいました。」 でろでろでろでろでんでん
画面「まことに ざんねんですが ぼうけんのしょ3は 消えてしまいました。」 でろでろでろでろでんでん

男「ひ、ひ、人の力ではもうどうしようもないのかあああああ!!」

ゲームカセット「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり―これもさだめでさあ、旦那―」

88: ◆Qb0Tozsreo
10/09/08 09:25:31 YQO3juS6
選手A「おいっ! 何でオレにパスしなかったんだよ」

選手B「おまえにパスしたって、どうせアシストにはならないからな」

選手A「なんだと!! もう一回言ってみろ! おまえなんかな……」

選手C「おいおい、そんなことで争ってんじゃないよ。オレたち、みんな同じ女を抱いた謂わば兄弟じゃないか。仲良くやろうぜ」

89:創る名無しに見る名無し
10/09/10 11:15:09 KF6HTAey
教育次長「市長、今度新しく開校する小学校の名称のことなのですが……」

市長「ああ、なんだ」

教育次長「私立さくらんぼ小学校という、アダルトサイトがあります。しかも、すっごいロリコンアニメサイトです」

市長「うむ……。それは困ったものだ。それにしてもよくそんなサイトを知っていたな」

教育次長「わたしも会員なもので……」

90:創る名無しに見る名無し
10/09/10 14:44:40 6qz2bbzx
さく小は昔の方が抜きゲとしては良かった。
今は萌え燃えゲとして良いけど。

91:創る名無しに見る名無し
10/09/16 12:00:20 dQ/AuOXE
先生「割り算の問題です。子どもが18人います。1日に3人ずつ殺します。さて、何日で全員殺せるでしょうか?」

生徒「6日でしょう。もっと難しい問題出してよ!」

先生「では次は足し算の問題です。あなたのお父さんが3人の女性と浮気をしました。そして、3人とも身籠ってしまいました。それを知ったお母さんも浮気をして身籠りました。 さて、あなたの兄弟は何人になるでしょうか?」

生徒「それ、リアルにボクんちじゃないか!」

92:創る名無しに見る名無し
10/09/28 11:28:18 eanqFlNi
「坊っちゃま、今日から後継の国家元首として我が国を治めていただきます」

「めんどくせえな……。なんで兄貴たちじゃないんだよ!」

「兄上様たちはいろいろと問題がありまして……。父上様の御指名でありますから従わなくてはなりません」

「じゃ、俺にも親父みたいに何人も影武者ができるんだな」

「もちろんでございます。お妃様も何人いらしてもかまいません」

「じゃ、このボタンもいつ押してもいいんだよな?」

「あっ! それは!!」


 ポチッ

93:創る名無しに見る名無し
10/10/02 01:00:44 CdpK/ELy
そして、誰もいなくなった。

94:創る名無しに見る名無し
10/10/13 02:19:16 p+fJj86D
たまにはage

95:創る名無しに見る名無し
10/10/15 05:03:29 S39/c0vO
とある固定電話

パ ポ ポ パ ポ ピ!


4「ひゃっ!!」

1「4、大丈夫か?」

4「は、はい……その、久しぶりに押されて、ビックリしちゃって…」

2「私達は常に正確に音を出し、信号を送らなくてはならないのよ。気持ちを引き締めてね」

4「あうぅ……2お姉ちゃん、ごめんなさい」



7「ここでは4さんが押されるのは珍しいですから、無理もないですわ」

#「偶然とはいえ押される頻度に偏りがあってのこと、気になさるな」

*「そもそも出番が無いに等しいお主が、それを言うのも滑稽じゃな」



6「アンタも出番なんかあらへんやん、ばーさん」

*「ばっ、ワシの事は*様と呼ばんか小娘がっ!」

8「様付けとかねーよ、ババア」

*「小童が生意気な口を……貴様が押されたときに代わりに反応してやっても良いのだぞ?」

8「な、ならば俺様だって!」

*「ふふっ、馬鹿者め!ワシはそもそも押されぬわっ!」

8「しまった!?」



5「(はぁ、いっつもこんな調子だよ……子機に移住したいなぁ)」

96:創る名無しに見る名無し
10/10/15 19:36:57 G1ZezP6o
なぜそれを擬人化しようと思ったし

97:創る名無しに見る名無し
10/10/18 14:06:43 Xgt37V8I
客「すみません! 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』ありますか?」

店員「申し訳ございません……『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』は、只今品切れになっております」

客「それなら、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』が入荷したら、この番号まで連絡下さい」

店員「かしこまりました。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』が入荷しましたら御連絡させていただきます」

98:創る名無しに見る名無し
10/10/18 15:48:42 z41iSmA7
ふっつーにやりとりしてるだけなのに、なんでこんなに笑いがこみあげてくるんだ・・・w

99:創る名無しに見る名無し
10/10/19 01:26:08 ZxP9fPgN
ちょっと前だとこんなのもあったな


客「すみません! 『~パンツを見せること、それが……~ 大宇宙の誇り』ありますか?」

店員「申し訳ございません……『~パンツを見せること、それが……~ 大宇宙の誇り』は、只今品切れになっております」

客「それなら、『~パンツを見せること、それが……~ 大宇宙の誇り』が入荷したら、この番号まで連絡下さい」

店員「かしこまりました。『~パンツを見せること、それが……~ 大宇宙の誇り』を読んだら』が入荷しましたら御連絡させていただきます」

100:創る名無しに見る名無し
10/10/27 21:20:29 NzyAQLos
俺「すいません、さっき買った本のページが破れてたので交換して欲しいのですが」

店員「申し訳ありませんでした! 在庫があるかどうかお調べします。何というタイトルの本でしょうか……?」

俺「……『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! 』という漫画の二巻です」

店員「あっ、申し訳ございません……聞き取れなかったのでもう一度お願いできますか?」

俺「……『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! 』という漫画の二巻です」

店員「はい、『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! 』の二巻ですね。確認いたしますので少々お待ちください……」


という恥辱は受けたことがある

101:創る名無しに見る名無し
10/10/27 21:22:59 EOChHwR7
店員わざとかwww

102:創る名無しに見る名無し
10/10/27 21:54:34 yaS/kRNr
おんなじシチュエーションで女店員に『ペニス』を連呼されて赤面した思い出が……
気ィ使って無難な通称で電話注文したCDなんだがねw

103:創る名無しに見る名無し
10/11/11 00:56:20 Iww0xPIG
落ちが思いつかなかった
中途半端なやつ投稿していい?

104:創る名無しに見る名無し
10/11/11 00:59:10 1TOXRmqC
いいよいいよたかが2ちゃんだ
投げ捨ててけ

105:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:04:00 Iww0xPIG
>>104
サンクス
初登場だから不備があったらご指摘ください

106:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:04:51 Iww0xPIG
新ジャンル「ロム姉さん」



母「朝よ~~おきなさ~い!!」

主人公「うぅ……後5分」

母「仕方ないわねぇ~
   後5分よ?」

主人公「うぃ~…………」

???「待てぇい!!」

主人公・母「「!?」」

107:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:06:49 Iww0xPIG
???「人は心地よい揺り籠から旅立ち
    今日という荒波に立ち向かうもの」

???「人それを”起床”という」

主人公・母「「誰だ!?」」

???「貴様らに名乗る必要はない
   とう!!」

主人公「ぐぇえええ」

???「起きたか?」

主人公「はぃ……ねぇさん」

姉「うむ!なら良し!」

108:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:09:11 Iww0xPIG
主人公「父さん
     ソースとって」

父「ああ……納豆にソースか?
   それ変だぞ……」

母「昔からそうよね~変な子」

主人公「わかってないなぁ~
      このドロッとしt

???「待てぇい!!」

主人公・母・父「「「!!??」」」

109:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:10:59 Iww0xPIG
???「常識に捉われることなく、新たなものを開拓していく」

???「人それを”黎明”という」

父「何奴!?」

???「貴様らに名乗る必要はない!」

父「そうだな……おはよう」

姉「はい……おはようございます
   ところでソースを取ってくれ」

110:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:11:05 9qbNs8zK
ロムってどういう意味だ?

111:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:11:25 jlF83JBG
支援いりそうだな

112:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:11:30 jlF83JBG
    

113:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:11:34 jlF83JBG
  

114:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:11:39 jlF83JBG
 

115:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:11:42 jlF83JBG
    

116:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:11:57 jlF83JBG
    

117:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:12:05 DpyJP7Xv
dokokaRatOMonakuyattekuru

118:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:14:01 Iww0xPIG
主人公「いってきま~す」

姉「いってきます」

母「は~い~いってらっしゃ~い」



主人公「ところでねぇさん」

姉「何だ?」

主人公「学校でもそうなの?」

姉「”そう”とは?」

主人公「いや……ねぇさんらしくやってるの?」

姉「当然だ
   私は私だ」

主人公「……友達いる?」

姉「空が……蒼いな」

主人公「そうだね……雲一つないね」

119:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:14:49 9qbNs8zK
 

120:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:16:53 Iww0xPIG

姉「フフフ……案ずるな
  冗談というやつだ」

主人公「は?……あ、あはは」

姉「フ……まぁ見ていろ」

主人公「?」



姉の同級生A「それでさぁ~すんごい汚いの~」

姉の同級生B「きゃははは~ウケル~
         汚いわさすが忍者きたないわ」

姉「やあ!今日もいい天気だな?」

姉の同級生A「あ、あわ、あわわわわ」

姉の同級生B「おはようございます!」

姉の同級生A「あわ……あわわわわ」

姉の同級生B「こら!挨拶しなさい」

姉「……いや……あの別に……」

姉の同級生A「うぇええええええええんん」

姉の同級生B「ご、ごめんなさい!
          この子ちょっと双極性感情障害なんです!!」

姉「それは大変だ……気を付けてな」



>>110
マシンロボ クロノスの大逆襲
といアニメの主人公ロムストールといキャラを女にしてみた
といコンセプトです


121:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:17:01 9qbNs8zK
 

122:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:18:00 jlF83JBG
   

123:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:18:04 jlF83JBG
  

124:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:18:08 jlF83JBG
 

125:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:18:11 9qbNs8zK
ほうほう、二次創作だったのか

126:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:18:21 Iww0xPIG
主人公「明らかに……避けt

姉「次だ」

主人公「うん……」




姉の同級生C「オレの~元カノがぁ~
          この味は嘘を吐いてる味だ~~って言いやがるからよ~」

姉の同級生D「アリーヴェデルチしたわけかYO?チェケラ」

姉「やぁ!おはよう」

姉の同級生C・D「「!?
            おはようございます!!」

姉「良い挨拶だな
   しかし服装が乱れてるぞ?」

姉の同級生C・「ハッ!!申し訳ありませんでした!!
          以後このようなことが無きよう致します」

姉「あ、あぁ」

姉の同級生C「ご忠告ありがとうございました!!
          それでは失礼致します!!」

姉の同級生D「失礼しまSU!!YEAH」

姉「……ああ」

127:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:19:39 9qbNs8zK
モブの台詞おかしいだろwww

128:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:19:45 Iww0xPIG
姉「な?」
主人公「うん」
姉「どうした?近いぞ?」
主人公「ねぇさん……僕はどんなことがあっても
      いつも傍にいるからね」

姉「………………………………クッ」

主人公「ねぇさん……」

姉「何でもない……目に塵が入っただけだ……」

129:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:20:44 Iww0xPIG
姉の同級生E「あら?おはよございますわ」

姉「あ……ああ、おはよう」

姉の同級生E「ご姉弟仲がよろしいですわね」

姉「まぁ……うん」

姉の同級生E「あら?お加減が優れませんの?」

姉「いや……ただ……
   お前は……逃げたり怯えたりしないのか?」

姉の同級生E「なぜですの?」

姉「友よ」

姉の同級生E改め友「?」

130:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:21:42 9qbNs8zK
 

131:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:21:55 Iww0xPIG
姉「それでな!それでな!ええっと……」

友「うふふふ
   ゆっくりでいいですわよ」

姉「ああ!すまない!でな!でな!!」





主人公「よかったね……ねぇさん」

主人公「しかしあのはしゃぎ様……」


      はじめてじゃないだろうな?

           ”ともだち”

132:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:22:38 jlF83JBG
    

133:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:22:41 jlF83JBG
 

134:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:22:46 jlF83JBG
  

135:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:22:52 Iww0xPIG

姉「ということがあったんだ!……な?弟よ
   あれ?いない……」

友「先程お1人で先に行かれましたわよ」

姉「な!?」

姉(友とずっと語り合っていたから※退屈して行ってしまったのか!?
   ここは追いかけて直接謝るべきだろう……が……しかし)

姉(友と一緒にいっても誠意が……
  友を置いて行けと?嫌われたらどうするんだ!!
  どうすればいいんだ!?)

※一方的に話していただけです

136:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:22:56 jlF83JBG
   

137:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:23:06 jlF83JBG
   

138:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:23:13 jlF83JBG
   

139:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:24:18 Iww0xPIG

姉「……」

友「どうしました?」

姉「すまない!!弟に謝罪してくる」

友「?
  ええ……わかりましたわ
   また教室で」

姉「ああ!ありがとう!では!!」





友「うふふ
  お忙しい方」

140:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:25:13 Iww0xPIG

姉「寂しがっているだろ!!今行くぞおとうt……


主人公「あははははは!!ねぇ~よ」

同級生A「マジだって!いやほんと!な?」

同級生B「ああ本当だ……今度の日曜見に行くか?」

主人公「でも今金ないしな~」

同級生D「俺様が貸してやる!金利15%な?」

主人公「こんなはずじゃ……おいっ!早く加勢してくれ!」

同級生E「助けるつもりなどもとよりない……」

主人公「じょ、冗談じゃ……!」

「「「あはははははははははは」」」


姉「………………」

頬を伝う一筋の雫
それは蒼天の昊から零れ落ちたものだろうか?
それとも…………

姉「人それを悲涙という」

141:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:26:22 Iww0xPIG
本当に中途半端な出来で申し訳ないですが
終わりです
支援していただいてありがとうございました

142:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:27:28 9qbNs8zK
元キャラが想像つかんなw


143:創る名無しに見る名無し
10/11/11 01:28:50 jlF83JBG
おつおつおー!

144:創る名無しに見る名無し
10/11/12 22:34:21 ziZlX7is
ロム姉さんもやっぱりあの格好なんだろうか

145:創る名無しに見る名無し
10/11/16 04:35:57 +Aa0kTbS
どういうギャグがみんなは面白いと感じるんだろ・・・

人それぞれって言われちゃお終いだけど
難しいな~

146:創る名無しに見る名無し
10/11/16 12:24:12 SgilhQYL
一番お手軽なのはあるあるネタじゃね?

147:創る名無しに見る名無し
10/11/25 12:48:17 EnzUmO35
>>92

「坊っちゃま! なんということを……。あの火の海を見てごらんなさい。これで我が国は諸外国からも非難の的ですぞ!」

「構うことないじゃないか。こうすればよい。年老いた親父が、誤って発射ボタンを押してしまったことにしよう。実はアルツハイマーだったとかにすれば、非難の矛先は親父だけにいくはずだろう」

「さすが坊っちゃま! それは良い考えですね。どうせ国家元首が代わったなんて諸外国には知られていないのですから……」

148:創る名無しに見る名無し
10/12/02 06:00:24 CPQFjlul
ツンMってないのか

149:創る名無しに見る名無し
10/12/21 16:19:20 K/Dd32jb
新ジャンル「口の中に入れた物が擬人化」


鯖の味噌煮「やっ……そんな、歯を立てないで……もっとやさしく……」

男「……」

ミダス王「それでも、儂よりましではないのかな? 食おうと思えば食える分だけ」

鯖の味噌煮「二重の意味でね!」

男「…………」



  ペッ!!



150:創る名無しに見る名無し
10/12/21 16:28:00 070C6z1k
>>149
これは夢が広がりんぐ

151:創る名無しに見る名無し
10/12/25 06:10:38 YEIAVJ54
少年A「おいっ! クリスマスプレゼントは何もらったんだよ?」

少年B「これなんだけど……」

少年A「えっ?! カードだけかよ! おまえ、何をお願いしたんだ??」

少年B「サンタさんには、妹か弟が欲しいってお願いしたんだけど……」

少年A「……ん? カードに何か書いてあるな……『わかりました。がんばります。来年までまっていてね』」

152:創る名無しに見る名無し
10/12/25 10:04:39 uCb4u4lu
アメリカンジョークみたいなノリだな

153:創る名無しに見る名無し
10/12/25 10:34:51 /kyLwmJu
オタ「サンタさ~~ん
   リア充爆発を爆発させてくれ~~~」

その日オレ以外の人間が消えた

154:創る名無しに見る名無し
10/12/25 10:46:23 uCb4u4lu
男の子「夜中に目が覚めちゃった。トイレ行こう」

男の子「ふう、すっきりした……ん? サンタさんの恰好をした女の子が窓際に」

サンタ(ゴソゴソ)

男の子「なにしてるの?」

サンタ「ひゃあっ!? わ、わしは決して怪しいものではない!」

男の子「だからなにしてるのって?」

サンタ「クリスマスの夜にサンタがやることと言ったら決まっておるだろう」
サンタ「お主にプレゼントをあげにきたんじゃよ」

男の子「えっ、サンタさんって真っ白なおひげのおじいちゃんじゃないの?」

サンタ「そんな頃もあったのう……」

男の子「どういうこと?」

サンタ「わしは全世界の子供たちにいつまでも夢を与え続けなければならん」
サンタ「だから魔法使いに頼んで不老不死にしてもらったんじゃ」

男の子「ふーん。なんで女の子なの?」

サンタ「よく分からんが、その魔法使いが『じだいのにーず』がどうのこうの言っておった」

男の子「難しい言葉分かんないや」

サンタ「それはともかく、お主の欲しいものは何じゃ?」

男の子「うん、僕、可愛いお嫁さんが欲しい!」

サンタ「ほう、そりゃあ立派な夢じゃのう」

男の子「だからサンタさん、結婚してください!」

サンタ「わわわわわわし? わしはそんな……」プシューバタン

男の子「ありゃりゃ、気絶しちゃった」


ロリババァスレに落そうと思ったけどロリジジィだった

155:創る名無しに見る名無し
11/01/03 15:10:24 WvXco2Xv
   ∧l二|ヘ
  (・ω・ )  おいらをどこかのスレに送るんよ
 ./ ̄ ̄ ̄ハ    お別れの時にはお土産を持たせるんよ
 |  福  | |
 |  袋  | |,,,....
   ̄ ̄ ̄ ̄

現在の所持品: バードカフェのおせち FF14 FF14 FF14 FF14 バードカフェのおせち

156:創る名無しに見る名無し
11/01/03 23:36:37 VvF+mz7Q
>>155
FF14ばっかwwwwwww

157:創る名無しに見る名無し
11/03/15 17:06:00.44 UbQ1WMhP
たまにはage

158:創る名無しに見る名無し
11/03/17 03:07:04.11 Le0zdWnL
夜「……まだ寝ないの?」

男「寝ない」

夜「また明日もおやつどきぐらいに起きることになるよ?」

男「どうせバイトあるわけでもなし授業があるわけでもなし」

夜「そんな生活してたらいつか体壊すよ」

男「でもお前夜じゃん」

夜「うん」

男「昼間は会えないじゃん」

夜「私夜だからね」

男「じゃあ昼間に起きてても一緒だろう」

夜「君の生活は私の為だけにあるような風に言うね」

男「事実殆どその通りだよ。やることないし話す人居ないし構ってくれるのはお前だけだもん」

夜「はあ、あっそう。まあいいけどね。夜は誰にでも平等に訪れますから」

159:創る名無しに見る名無し
11/03/17 03:13:10.55 Le0zdWnL
男「こうして話すようになって随分経つじゃん」

夜「そうだね」

男「姿見せてくれてもいいんじゃない?」

夜「いやー無理だよ」

男「そこをなんとか」

夜「だって私夜だし……時間帯だし。寧ろ概念だし」

男「そんな哲学的なこと言われても分からんけどこうして会話出来るんだから実体くらいあるだろうよ」

夜「無いと思うんだけどなあ……話しが通じてるのもちょっと何かの手違いだと思う。私は生命体じゃないから声帯なんて持たないし」

男「思念はあるんじゃん? そうでないとこうして意味の通る会話になるはずがない」

夜「君の妄想だと思うけどね」

男「……夜の存在が?」

夜「私の存在が」

男「んなアホな」

夜「君ってば腐りきった生活してるから脳みそもイカれちゃったんだよ。で幻覚を見てるに違いない」

男「まっさかー」

160:創る名無しに見る名無し
11/03/17 03:19:16.87 Le0zdWnL
男「夜って朝になったら居なくなるじゃん。どこに行くの」

夜「え、知らない。朝が来て、バトンタッチして……と思ったらすぐに夕にバトンタッチされてまた君がいる」

男「……どういうこと?」

夜「夜の時間帯しか思考が出来る状況にないってことじゃない。夜だけオンそれ以外オフ」

男「だったらお前ずーっと俺の傍に居るってことにならない?」

夜「そうだよ」

男「休む暇もないじゃん」

夜「働きっぱなしだね。でも大丈夫私は夜だから疲れるとかそういうのは無い」

男「へぇ……」

夜「働かなくても家から一歩も出なくてもつかれっぱなしの君とは大違いさ」

男「すぐそういうこと言う……でもお前には俺が朝や昼や夕に何をしているかなんて分からないわけだろう」

夜「ま、確かに。君が何もしてないっていうからその言葉を信じてるだけだ」

男「本当は一生懸命働いて楽しく友人と遊んだりしてる可能性もある。まあそんなことしてないけど」

夜「でも君絶対働いてな……って否定早いな。私に言わせてよ」

161:創る名無しに見る名無し
11/03/17 03:27:03.53 Le0zdWnL
夜「君は不細工だね」

男「おう酷いな」

夜「高く見積もっても偏差値45くらいだ」

男「平均以下だな……」

夜「夜だから、あと運動しないからむくんでるんじゃないの」

男「それは否めんね。ちょっとは外に出てみるか」

夜「え、君外に出れるの」

男「まあ夜なら……人も少ないし」

夜「じゃあ外に出なよ。近くの公園に行ってしりとりでもしよう」

男「運動じゃないじゃん」

夜「まあ良いじゃない別に。外に出るだけでもさ」

男「そうか。そうだな、随分外の空気吸ってないや」

夜「うん。着替えるといい」

男「綺麗な服あったかな……あ」

夜「どうしたの?」

男「駄目だ、今親が喧嘩してる。出られない」

夜「ああ、そうなんだ……残念」

162:創る名無しに見る名無し
11/03/17 03:32:50.71 Le0zdWnL
夜「親御さん、仲悪いの?」

男「良くないね」

夜「そっか……辛いね」

男「ああ、というかその喧嘩の原因が俺だからな。辛い辛い」

夜「君が引きこもっているからだ」

男「なおかつ夜中になるとブツブツ独り言をつぶやきだすからだ」

夜「あっはっはは」

男「しかもたまに女言葉で。一人二役しているそうだ」

夜「あっはははは……そう。やっぱりほら私は君の幻覚、でさえなかったね。私は君自身だったわけだ」

男「いや、両親が幻聴を聞いているセンもまだ捨てられない」

夜「二人揃って? 同じ幻聴を?」

男「集団催眠みたいなもんだ」

夜「そんな有り得そうもないことをよくもまあぬけぬけと言い放つね君は」

男「自分に都合の良いように物事を考えるのは特技だからね」

163:創る名無しに見る名無し
11/03/17 03:38:01.40 2KNCf2dk
なにそれ寂しい

164:創る名無しに見る名無し
11/03/17 17:30:34.23 yH4gwvkE
なにこれ切ない
男は社会復帰できるんだろうか

165:創る名無しに見る名無し
11/03/24 23:37:08.55 csqYU5Tw
おもしろかった
表題付いてないのが惜しい、忘れたくない

166:創る名無しに見る名無し
11/03/26 23:15:51.73 CeD7oKV8
新ジャンルじゃない台詞系はどこに投下すればいいんだろうか

167:創る名無しに見る名無し
11/03/26 23:16:15.49 iM8pE9zf
それもここだよ

168:創る名無しに見る名無し
11/03/27 00:44:44.44 sGXBWXLK
さあ書け今書け

169:創る名無しに見る名無し
11/03/27 02:52:20.27 X4O+OLDK
擬人化だと思ったら妄想落ちって、何とも言えない読後感だな

170:創る名無しに見る名無し
11/03/27 08:43:14.63 bGFjPv/R
「まさか○○で魔王を倒すとは・・・」
○○=>>171

こんなのでもいいですか?

171:創る名無しに見る名無し
11/03/27 09:11:48.78 j7uYX74E
>>170

172:創る名無しに見る名無し
11/03/27 10:21:08.15 vYne/4ls
どういうこと?安価ってことかい?

173:創る名無しに見る名無し
11/03/27 11:54:04.25 J8laJpvd
今書いているやつが完成したらここに投下することにします

174:創る名無しに見る名無し
11/03/27 13:24:01.41 S3YPMMmI
>>171
それじゃつまんないじゃない
>>177やっちゃえ


175:創る名無しに見る名無し
11/03/27 19:07:03.71 wOtcLmgd
(´;ω;`)ブワッ

176:創る名無しに見る名無し
11/03/27 23:38:45.31 J8laJpvd
そういうのは流れの早いVIPとかでやらないと意味なさそうだね

177:創る名無しに見る名無し
11/03/28 02:42:56.15 QIEYb01D
創発安価鉄の掟三ヶ条
一.安価は一レス後へ
一.常に鬼畜
一.ペニス一郎

178:創る名無しに見る名無し
11/03/29 08:52:17.64 bndbFZs2
『「まさか○○で魔王を倒すとは・・・」』で魔王を倒すのですね
期待しています

179:創る名無しに見る名無し
11/03/30 19:07:27.35 5QV0UL9k
>>168
今更だがいい時間に書き込んでるな

180:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 19:37:22.92 UiRUtGWJ
ここ、お借りします
普段はVIPでセコセコ投下しているんですが、今回は一気に投下する時間がないので…

・基本台詞のみ
・新ジャンルではなく普通のSS
・エロなし過剰な萌えなし

ですが、よろしくお願いします
よろしければこちらもどうぞ
URLリンク(hamham278.blog76.fc2.com)

181:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 19:42:36.37 UiRUtGWJ

女『今歩いているこの道が、いつか懐かしくなるのかな』


182:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 19:46:53.64 UiRUtGWJ
男「うっし、引越しの荷物はこれで全部だな」

男「あー腰いてえ」

男「あとは…これだけ書斎に持ち込んでおくか」グイ



男「っと」ドサ

カチャン

男「ん??なんだこれ」

男「カセットテープ??」



183:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 19:51:33.83 UiRUtGWJ
【20××.3.20 17:00】

男「1年くらい前のテープか」

男「前に住んでた人の忘れものかなんかかな」

男「かけてみるか」

ガチャリ

男「再生…と」カチカチ

ザ…ザー…

女『あー、あー』

女『聞こえますか??』

男「ん??」



184:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 19:54:51.27 UiRUtGWJ
女『えーこんにちは』

男「はあ」

女『今日、この家に引っ越してきたものです』

女『新しい生活にわくわくしています』

男「なんだ、自分語りか。くだらねえ…」

女『あなたに聞いてもらいたくて、このカセットテープに吹き込んでいます』

男「え」

女『一人きり、新しい生活』

女『ペットも飼えないし、寂しいし』



185:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 20:00:41.75 UiRUtGWJ
女『あ、このテープは、私のさらに前の人のものみたいです』

男「あん??」

女『なんかミュージシャンの人だったみたいで、録音装置とかカセットが山ほど残ってて』

女『だから有効利用してみようかな、と思いまして』

男「はは、ヒマなやつだな」

女『次の入居者さんに向けて、私のお喋りを録音します』

女『これから毎日、一本ずつ録音していきたいと思います』

男「おいおい」

女『だってめちゃくちゃいっぱいあるんだもん、テープ』



186:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 20:05:08.91 UiRUtGWJ
女『この書斎を私の生活スペースにしようかな、と思います』

女『ここなら録音も読書もできるし、音楽も聞けるし』

男「ん、確かにいい部屋だな」

女『窓も大きいし』

男「…防音じゃねえのかな」

男「窓がある録音室ってどうなんだ」

女『このテープ、片面10分なんで、一日10分だけのお喋り』

女『B面は使いません』

男「お喋りって言っても…おれの声は聞こえないだろうよ」



187:創る名無しに見る名無し
11/05/05 20:06:28.28 m9ELelly
 

188:創る名無しに見る名無し
11/05/05 20:06:40.27 m9ELelly
 

189:創る名無しに見る名無し
11/05/05 20:07:17.56 m9ELelly
 

190:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 20:08:44.24 UiRUtGWJ
女『という訳で、明日も聞いてくれますか??』

男「…」

女『…聞いてくれたら、いいな』

男「…」

女『あ、これを1年後の同じ日に聞いてるとは限らないですよね』

男「うん」

男「今日は…3月24日だし」

女『今日の分まで、一気に聞いちゃってください』

女『それで、次の日から一日一本!!』

男「栄養ドリンクみたいだな」

女『どうでしょう??』

男「どうでしょうって言われても」

女『先のテープは、まだ聞いちゃダメですからね!!』



191:創る名無しに見る名無し
11/05/05 20:10:32.53 m9ELelly
 

192:創る名無しに見る名無し
11/05/05 20:10:44.00 m9ELelly
 

193:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 20:13:42.17 UiRUtGWJ
女『それじゃあ、また明日』

ガチャリ

男「…」

男「10分ってあっという間なんだな」

男「ま、することもないし、次のやつ聞いてやるか」

【20××.3.21 17:00】

女『えっと、昨日と同じ時間に録音してみました』

女『これを聞いてくれてるってことは、私のお喋り、聞いてくれる気になったんですね』

男「…」

女『うれしい!!』

男「…はは、お気楽な子だな」



194:創る名無しに見る名無し
11/05/05 20:16:40.61 m9ELelly
 

195:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 20:16:51.68 UiRUtGWJ
女『私、この春から異動してきたんですよ』

男「移動??」

女『まだ新米だから勉強も必要だって言われて』

女『町の広告代理店に、明後日から出勤なんです』

男「ああ、『異動』か」

女『楽しみなような、不安なような…』

女『でもここになら、不安をぶちまけることができそうだし、ちょっとこのテープ、頼りにしてます』

男「おれは一方的にぶちまけられるだけかい」

女『あなたの悩みも、時々聞きますよ♪』

男「聞こえねーだろwww」



196:創る名無しに見る名無し
11/05/05 20:16:53.38 m9ELelly
 

197:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 20:21:04.14 UiRUtGWJ
女『ここ、すっごく交通に不便ですよね』

女『なにしろ町までバイクで30分!!』

男「じゃあなんでここ選んだんだよ」

女『伯父の紹介で、すごく安かったんですよ』

男「お」

女『まだ貯金も全然ないし、安さに勝る優先条件はないですよね』

男「なんか、今、会話みたいになったな」

女『だからここに決めたんです』

男「ちょっと面白いかも、な」



198:創る名無しに見る名無し
11/05/05 20:22:48.93 m9ELelly
 

199:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 20:25:41.70 UiRUtGWJ
女『とりあえずは1年ちょいの契約』

女『こっちの会社での研修期間も1年なんです』

男「短いな、研修」

女『早く研修終わって、一人前になりたいけど』

女『この家に1年しかいないっていうのはもったいない気がします』

男「だよな」

女『でも次の入居者さんももう決まってるっていうし、仕方ないですね』

男「ん??それっておれのことかな」

男「家決めたのって、いつだっけかなあ」

男「だいぶ前から目はつけてたけど…」



200:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 20:30:49.93 UiRUtGWJ
女『明日はちょっと町へ出てみようかと思います』

男「去年22日は、休みの日だっけ」

女『色々と買い物もしなくっちゃね』

男「おお、参考にしようかな」

女『あなたも引っ越してきたばかりなら、参考にしてくださいね』

男「はは、見透かされてんな」

女『それじゃあ今日はこの辺で』

男「…早いな」

女『おやすみなさい』

男「早いだろ」

ガチャリ



201:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 20:39:35.21 UiRUtGWJ
【20××.3.22 19:00】

女『今日はちょっとしたハプニングが』

男「おお、いきなりどうした」

女『町に着いた途端ガス欠になったんですよ』

男「あ、はは、遠いしなあ」

女『ガソリンスタンドを探すのに手間取って、あんまり満足にお買い物できませんでした』

男「あーあ」

女『ていうか、バイクって重いんですね』

男「ずっと押してるとそう思うよな」

男「乗ってるだけだと気づかないもんだ」



202:創る名無しに見る名無し
11/05/05 20:40:25.80 m9ELelly
 

203:創る名無しに見る名無し
11/05/05 20:40:38.72 m9ELelly
 

204:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 20:44:25.83 UiRUtGWJ
女『でも、良い発見もあったんです』

女『町への一本道、途中に桜並木道があるんですよ!!』

女『ちょっとだけ、咲き始めてましたよ!!』

女『満開がすっごい楽しみです!!』

男「へえー」

女『あなたも、満開の頃にぜひ見に行ってみてくださいね』

男「いいな、それ」

女『絶対ですよ!!』

男「はいはい」



205:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 21:19:15.11 UiRUtGWJ
女『あなたがどんな人なのか、興味があります』

男「お」

女『何歳くらいかな』

女『男の人かな、女の人かな』

女『どんなお仕事してるのかな』

女『ってね』

男「おれは…20代のしがない小説書きだよ」

女『当ててみましょうか』

男「はは、やってみな」

女『小説家の人でしょう』

男「!!」



206:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 21:27:05.61 UiRUtGWJ
女『はは、びっくりしましたか??』

男「う、うお、え」

男「嘘だろ」

女『なーんて』

男「は??」

女『当てずっぽうじゃないですよ』

女『不動産屋さんに、聞いてたんです、次に住む人のこと』

男「な、なんだ、驚いたわ、くそ」



207:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 21:34:04.08 UiRUtGWJ
女『まあ詳しいことはもちろん聞いてませんけどね』

男「プライバシーというものがあるからな」

女『いいな、私も小説好きなんです』

男「へえ、そりゃあいいことだ」

女『私の知ってる作家さんだったりして』

男「ないない、超無名だから」

男「ていうか去年の今頃だと一冊しか書いてないから」

女『想像すると楽しいですよね』

女『名前、言っちゃダメですよ』

男「言っても聞こえねーだろ」



208:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 21:38:53.12 UiRUtGWJ
女『じゃあ、今日はこの辺で』

男「おう」

女『あ、歳が近いってこともチラッと聞いたんで、明日から、敬語やめようと思います』

男「不動産屋の親父…口軽くねえ??」

女『なんか敬語だと、堅苦しくて…』

女『じゃあ、また明日』

男「ふぅ…やれやれ」

ガチャリ

男「あと2本か」

男「一気に聞いちまうかなあ」



209:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 21:44:01.51 UiRUtGWJ
【20××.3.23 20:00】

女『こんばんは』

男「はい、こんばんは」

男「こっちはまだ夕方ですが」

女『さっきお料理失敗して、家の中が焦げくさいの』

男「なにやってんだ」

女『いやあ、油断した』

男「なに作ってたんだよ」

女『ロールキャベツって、簡単だと思ってたんだけどなあ』

男「ロールキャベツ焦がせるって、それすごくね??才能??」



210:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 21:49:03.36 UiRUtGWJ
女『今日は仕事始めだったんだけど、そっちの方は、まあ無事終了!!』

男「おお、もう始まったのか」

女『優しい先輩がいてくれて、色々と教えてくれたの』

男「そりゃあ、よかった」

女『私、偏頭痛持ちで心配だったんだけど、ここのところ調子もいいみたい』

女『一回痛くなり始めると、大変なの』

男「へえ」

男「なったことないからわからないけど、普通の頭痛よりも痛いもんなのかな」

女『あと、格好いい上司の人もいたの♪』

男「おお…ちょっと妬けるな」



211:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 22:00:50.83 UiRUtGWJ
【20××.3.24 19:00】

女『やっほー』

男「お、テンション高いな」

女『今日も快調ー』

女『先輩も格好いいしー』

女『マキさんも優しいしー』

男「はは、順調だね」

男「おれも明日からそうなるといいんだけど…」

女『今週の金曜日に歓迎会してくれるっていうから、楽しみ!!』

男「おお、いいじゃん」

男「おれも酒飲みたくなってきたな…」

女『うふふ』

男「ビールでも開けるか」



212:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 22:06:39.70 UiRUtGWJ
プシッ

ゴクゴク

男「っくぁー!!うめえ」

男「さ、続き続き」

カチャリ

女『始めてまだ少しだけど、私のことばっかり話してるね』

男「ふぅ…」

男「そりゃ、まあ、君のテープだし」

女『あなたの話も聞きたいな』



213:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 22:14:08.25 UiRUtGWJ
男「あなたの話もって…」

男「聞こえるのか??」

女『聞こえるよ』

男「…」

男「え??」

女『多分』

男「…」

女『聞こえたら、いいな、ってね!!』

男「ああ、そういうことか」

男「時々シンクロして、びっくりするわ」



214:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 22:18:25.94 UiRUtGWJ
女『小説は、進みそう??』

男「ん、まだ取りかかってないしな」

男「これから、これから」

女『どんな小説が好きなの??』

男「ん、読むなら推理小説かな」

男「おれが書いてるのはちょっと違うけど」

女『私はね、ミステリーが好き』

女『ちょっとした日常のおかしさとか、そういうの』

男「へえ」

女『本格的な推理小説は頭がこんがらがるし』

女『かといって恋愛ものもちょっとね』

男「女の子にはそっちの方が好きって子が多いんじゃないか」

女『周りの友だちは恋愛小説ばっかり進めてくるんだけどね』

男「うん、だろうね」



215:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 22:25:57.18 UiRUtGWJ
男「気分転換しながら、まあゆっくり書いていくさ」

男「君が好きそうな小説も、いつか書けたらいいな」

女『楽しみにしてるよ』

女『あなたの小説を、読む日を』

男「…」

女『うふふ』

男「はは」

女『ジャンルが違いすぎたら、どうしようって思うけど』

男「ホラーとか??」

女『ホラーとか、ね』

男「はは」



216:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/05 22:40:21.58 UiRUtGWJ
女『じゃあ、また明日』

男「ん、おやすみ」

女『おやすみ、またね』

ガチャリ

男「次は明日か…」

男「明日は何時だろ」

カチャカチャ

男「夜か…」

男「…」

男「とりあえず、飯作るか」



217:創る名無しに見る名無し
11/05/05 22:48:36.62 0Y1Hjink
支援

218:創る名無しに見る名無し
11/05/06 22:52:55.54 CQEGLhS6
支援

219:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 01:24:10.37 1Nsk0KyZ
【20××.3.25 22:30】

女『ごめんね、今日はちょっと遅くなったわ』

女『仕事は早く帰れたんだけど…』

男「ん??」

女『頭痛が出ちゃってね、仕事にならなかったんだ』

男「おいおい大丈夫か」

女『心配してくれてる??』

男「ん、まあ、な」

女『ありがと』

男「はは」

男「じゃあ今日はゆっくり休みなよ」

女『薬がまだ残ってるから平気よ』

女『ちょっとボーっとしちゃうけどね』



220:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 01:28:29.37 1Nsk0KyZ
女『私の頭痛はいきなりガッときて、何ごともなかったようにすっと治まるの』

男「へえ、大変だな」

女『薬がなくなる前に、町でいいお医者さんを見つけなきゃね』

男「…」

女『ま、大丈夫、大丈夫』

女『明日にはきっとケロッとしてるんだから』

男「そうだといいな」

女『明日は歓迎会もあるんだから、絶対行かなくちゃ』

男「無理すんなよー」



221:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 01:34:16.17 1Nsk0KyZ
【20××.3.26 23:00】

女『今日は快調でありました!!』

男「おう、えらく遅かったな、今日は」

女『先輩に送ってもらっちゃったーうふふ』

男「こんな場所までかよ」

男「先輩、ご苦労さんですね」

女『隣の席でーいっぱい喋ったのーいえー』

男「酔っ払ってるなあ」

男「ていうか、この状態でよく録音できてるなwww」

女『いえー』



222:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 01:39:05.19 1Nsk0KyZ
女『ワイン美味しかったー』

男「ワインかーおれは苦手なんだよなあ」

女『あとねえ、上司の人が飲んでた熱燗もちょっともらったの』

男「ああ、アレも無理だわ」

女『あとねえ、ビールも飲んだし、梅酒も美味しかったよう』

男「そんなに色々飲んで大丈夫かよ…」

女『うーん、ちょっと眠い』

男「早く寝なさい」

女『あははははは!!』

男「いきなりハイになるな!!」



223:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 01:44:46.93 1Nsk0KyZ
男「…」

女『…』

男「ん??」

女『ちょ、気持ち悪い…』

男「え」

女『お、おえ』

男「おいおいおいおい」

女『おえろろろろろろろろ』

男「ぎゃああああああああ」

女『あうー』

男「おいおいおいおい、大丈夫かよ」

女『…おやすみ…』

男「片付けろよ…」

男「ていうか撮りなおせよ…」



224:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 01:50:13.14 1Nsk0KyZ
【20××.3.27 11:00】

女『おはよう』

男「ん、おはよう」

男「珍しく早いな」

女『昨日、私、なに喋ってたのかな』

男「覚えてないのか」

女『床も、その、汚れてた、し…』

男「あー」

女『あ、あはは』

女『ごめんね』

男「謝らなくてもいいけど」

女『うう』



225:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 01:56:12.58 1Nsk0KyZ
男「あんまり酒飲んだことないのか??」

女『お酒、そんなに強くないの』

男「それなのにいっぱい飲むから」

女『それなのに昨日は飲みすぎちゃった…』

男「しかもチャンポンで」

女『もうしばらく先輩の前では飲まないことにする』

男「そうしな」

女『ああーなんか失礼なこと言わなかったかなー』

男「んーどうだろ」

女『あああ~』



226:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 02:01:42.03 1Nsk0KyZ


男「ははは」

女『うふふ』

女『はあ、なんか色々喋ったら、すっきりしちゃった』

男「昨日吐いてるからじゃね??」

女『ありがとう』

男「おれはなにもしてねえよ」

女『じゃ、またね』

男「おう、またな」

ガチャリ

男「ふふふ…」

男「さて、明日のは何時かなっと」

ゴソゴソ



227:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 20:24:04.59 1Nsk0KyZ
―20××.3.28―

男「ふああ~」

男「眠いな」

男「つうか筆が進まねえ」

男「あ~あ」

編集「あ、あの」

男「おぅわあ!!」

編集「す、すみません」

編集「何回もチャイム鳴らしたんですけどお出にならないものだから…」

男「あ、ああ、今日、来る日でしたっけ」

編集「ええ、お久しぶりですね」

男「そうですね」



228:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 20:29:26.73 1Nsk0KyZ
男「コーヒーとか、どうです??」

編集「あ、いただきます♪」

男「まあインスタントですけどね」

編集「うふふ」

編集「この辺、お店も家も少ないようですけど…不便じゃありません??」

男「はは、まあ、たまーに町に出て買い物するのも楽しいものですよ」

編集「へえ~」

男「まあ男一匹、気ままなもんです」

編集「結婚はされないんですか??」

男「予定がないもんでwww」

編集「そ、そうですか」



229:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 20:36:00.26 1Nsk0KyZ
編集「新作、売り上げが少しずつ伸びてます」

男「え、本当に」

編集「ええ、口コミから広がって。発行部数増やそうと上に掛け合ってるところです」

男「うわ、うわ、嬉しいな」

男「君がいつもかけまわってくれるおかげで、僕は小説で食べていけるんです」

男「ほんと、いつも、ありがとう」

編集「い、いえ、そんな…」

編集「先生の作品にもともと魅力があるからですよ」

男「いやいや、そんなことないって」



230:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 20:40:27.71 1Nsk0KyZ
編集「それで、次の作品にも注目が集まっているんですが…」

男「あ、ああ、そうだよね」

男「今あんまり進んでなくて、ね」

編集「そうですか…」

編集「でも、いい環境じゃないですか」

編集「きっといいインスピレーションが湧いてきますよ」

男「うん、そうだといいね」

編集「で、雑誌の方での読者の反響なんですが…」





231:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 20:52:44.14 1Nsk0KyZ
編集「で、ここの数字を…」

男「うん」ソワソワ

編集「あれ、どうしました??」

男「あ、いや、別に」ソワソワ

編集「はあ…」

男「あとやっとく事は、これだけですか」

編集「あ、そうですね」

編集「また来週あたり、取りに来させてもらいます」

男「ああ、はい、よろしくお願いします」

編集「それじゃ、そろそろ帰りますね」

編集「長居して申し訳ありませんでした」

男「いやいや、そんなことないですよ」

編集「では、失礼します」



232:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 21:04:38.98 1Nsk0KyZ
男「いかん、ちょっと時間が過ぎてしまった」

【20××.3.28 15:00】

女『こんにちは』

男「ほい、ちょっと遅れた、ごめん」

女『今日も町に出てみたよ』

男「ほほう」

女『いい感じの商店街を見つけたので、あなたも行ってみて』

女『お肉屋さんがサービスしてくれるし』

男「それは君だからじゃないか??」



女『じゃあ、またね』

ガチャリ

男「うーん」

男「知らず知らずのうちに楽しみになってしまっているな、このテープ」



233:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 21:10:43.33 1Nsk0KyZ
【20××.4.1 20:00】

女『…こんばんは』

男「ん、暗いな」

男「どうしたの」

女『最近頭が痛いって、言ってたじゃない』

男「あ、ああ」

女『偏頭痛だって、思ってたの』

男「??」

女『今日ね、町で大きめのお医者さんを見つけたから、帰りに寄ったの』

男「へえ」



234:創る名無しに見る名無し
11/05/07 21:20:18.14 /98mG+bv
おい……これは……

235:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 21:23:15.75 1Nsk0KyZ
女『また頭痛薬もらっておこうと思ったんだけど、お医者さんが変なこと言ったの』

男「あん??」

女『念のためレントゲンとっておきましょうか、って』

男「レントゲンって胸じゃねえの」

女『あ、レントゲンみたいなものを、って言ってたの』

女『MRI??そんな感じの横文字のやつね』

女『とにかく、詳しく検査した方がいいとか言われて』

男「はあ」

女『偏頭痛って、なにも映らないらしいの、本当は』

男「え」

女『でも、なにか、映ってたの、頭の中に』

男「…」



236:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 21:31:41.51 1Nsk0KyZ
女『私にはわかんないけど』

女『お医者さんも、気にするほどのものじゃありませんよ、って笑ってたけど』

男「…」

女『怖いの』

男「…」

女『頭の中にね、影があるんだよ』

女『腫瘍とか、そういうのだったらどうしようって思った』

男「…」

女『今までもらってた薬と、違うものも渡されたし』

男「…」

女『突然死んだら、どうしよう』

男「っ!!」



237:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 21:39:00.93 1Nsk0KyZ
女『あなたに話しかける、この時間が、私の楽しみだったのに』

男「…」

女『今日は、ちょっと、楽しくないや、ごめんね』

男「…」

女『気にしなくていいって言われたから、気にしないことにする』

男「でも」

女『ごめんね、変な話しちゃった』

女『明日からはまた、普通のテンションで、ね』

男「…」

女『じゃあ、おやすみ、またね』

男「…」

ガチャリ



238:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 21:48:37.60 1Nsk0KyZ
男「…」

男「いきなり、そんなこと言われたって…」

男「テープはずっと先まであるじゃないか…」

女『先のテープは、まだ聞いちゃダメですからね!!』

男「突然死んだり、しないよな、な」

男「…」

男「頼むから」

男「…」

男「はは、テープはもう止まってるってのに、誰に話しかけてるんだ、おれは」

男「寝るか…」



239:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 22:00:02.52 1Nsk0KyZ
【20××.4.2 19:00】

女『おいっす!!』

男「おいおい、テンション高いな」

女『今日はね、雨が降っちゃって』

男「おお」

女『春雨!!』

男「お、おお」

女『いやー30分雨にうたれながらの通勤ってのは最悪ですね!!』

男「その割には嬉しそうだな」

女『先輩が優しくココア入れてくれたし…』

女『それに、先輩のタオル借りちゃった♪』

男「ああ、それでか」

女『帰りには雨もあがってたし、30分頑張った甲斐があったわ』

男「はは」



240:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 22:08:20.74 1Nsk0KyZ


女『このテープがあなたのもとに届くまでに、1年間かかるわけじゃない??』

男「うん」

女『それって、なんだか不思議だなって、思ったの』

男「どういうこと??」

女『私の今を、あなたは1年後に同じように共有してくれるわけじゃない』

女『あなたにとっての私は過去だけど、私にとってのあなたは未来なの』

男「はあ…まあ、そういうことだな」

女『1年間だけ時空を超える、タイムカプセルなのよ、このテープは』

男「はは、幻想的だな」

女『それも10分間だけの、ね』



241:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 22:15:08.50 1Nsk0KyZ
男「10分間だけ、か」

男「インスタントだな」

女『インスタント・タイムカプセルよ』

男「…」

男「お、おお」

女『素敵よね』

男「君の発案だろ??」

女『さすが私!!』

男「ははは」



242:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 22:21:34.16 1Nsk0KyZ
【20××.4.3 13:00】

女『おやすみイエーイ!!』

男「…」

女『イエーイ!!』

男「…」

女『イエーイ!!』

男「うるせえよ」

女『今日もお昼ごはんをつくるの失敗したよ!!』

男「イエーイじゃねえじゃん」

女『はっはっは、笑っとけ笑っとけ』

男「おいおい」

男「ま、元気でなによりです」



243:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 22:26:28.19 1Nsk0KyZ
男「今日はなにを失敗したんだよ」

女『パスタをアルデンテにしようとしたら固すぎたの』

男「…それでよく一人暮らししようと思ったな」

女『もっかい茹でたら味がなくなったの』

男「馬鹿すぎるだろ」

女『だから今日は塩パスタだったの…』

男「…」

女『…イエーイ』

男「悲しい」



244:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/07 22:30:44.45 1Nsk0KyZ
【20××.4.4 15:00】

女『おやすみイエーイ!!』

男「それは昨日も聞いた」

女『あれ??聞こえないよ??』

女『イエーイ!!』

男「…イエーイ」

女『声が小さいぞー』

男「聞こえねーだろw」

女『イエーイ』

男「はいはい、イエーイ」

男「なんだこのノリは」



245:創る名無しに見る名無し
11/05/07 23:44:23.67 p9NNi91f
この企画なんだか楽しそうだなw

246:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/08 17:32:50.95 vkC7YS3H
【20××.4.9 18:00】

女『今日はとても残念なお知らせがあります』

男「あん??」

女『先輩に彼女がいました…』

男「お、おう、そっか」

女『仕事をする気力が起きません』

男「…」

男「なんでそれがわかったんだ」

女『今日、思い切って、晩御飯を誘ったら、彼女と予定があるって』

男「…」

女『うう…』

男「ま、まあ、気を落とすなよ」

女『ブルー』

女『マジブルー』



247:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/08 17:36:46.43 vkC7YS3H
女『マジレンジャー!!ブルー!!』

男「そんな特撮ありそうだな」

女『マジレッドはいつも充血してるの』

男「は??」

女『マジイエローはいつもシャツが黄色いの、洗ってないから』

男「お前はなにを言っているんだ」

女『マジピンクは淫乱だけど処女なの』

男「おい!!その口閉じろ!!」

女『ちょっと今日は調子が悪いな…』

男「絶好調じゃね」



248:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/08 17:56:48.88 vkC7YS3H
【20××.4.12 20:00】

女『今日は、続、残念なお知らせです』

男「またか」

女『先輩の彼女って言うのはマキさんのことでした』

男「…おおう」

女『マジブルーです』

男「マジブルーはどういう特性なの」

女『マジブルーは結婚を間近に控えた鬱気味のOLです』

男「マリッジブルーじゃねえか」

女『姑さんに早速目の前で愚痴を言われまくったんです』

男「重いよ」



249:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/08 18:04:06.08 vkC7YS3H
女『でもね、もういいの』

女『新しい恋を探して頑張るの』

男「前向きだな」

女『先輩の名前って、言ったことあったっけ』

男「いや、知らない」

女『伊達先輩って言うの』

男「伊達さんね」

女『マキさんと結婚したら…』ププ

男「…」

女『伊達巻き!!』ブフゥ

男「おうふ」ブフゥ



250:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/08 18:10:35.23 vkC7YS3H
女『って思ったら、すっきりしちゃった』

男「楽天家でいいね、君は」

女『でもまあ、しばらくは頑張って仕事に打ち込んで、忘れようと思う』

男「ん、頑張れ」

女『あなたはお仕事進んでる??』

男「ぼちぼちかな」

女『インスタント・タイムカプセルを題材にしてくれたら、読むからね』

男「…ん」

女『うふふ』



251:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/08 18:16:23.41 vkC7YS3H
男「…そっか、失恋か」

女『新しい恋を探して頑張るの』

男「…」

男「あれ、なんでおれ、ホッとしてるんだろう」

男「応援してるつもりだったのに…」

男「…」

男「まあいいや、寝よ寝よ」



252:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/08 18:25:01.53 vkC7YS3H
【20××.4.14 8:00】

女『おはよう』ハァハァ

男「去年の今日って平日じゃないのか」

男「なんで8時??」

女『今日…バイクが…壊れましたあ…』ハァハァ

男「おいおい」

女『だからね、会社に電話してね、今バイク押してます』ハァハァ

男「なにやってんだよ」

女『ただ歩くだけじゃしんどいから、ポータブルのやつ使って録音しながら、出勤』ハァハァ

男「無理して喋るなよw」



253:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/08 18:32:19.33 vkC7YS3H
女『今ね、桜の木が満開なの』

男「へえ」

女『前に話したよね、並木道の話』

男「ああ」

女『ほんと、きれいなの』

男「…今日は町に出てみるか」

女『今歩いているこの道が、いつか懐かしくなるのかな』

男「…」

女『そんなふうに、いつか振り返れたら、いいな』

男「…」



254:HAM ◆HAM/FeZ/c2
11/05/08 18:40:34.16 vkC7YS3H
女『あなたの今には、私はその家にいないんだよね』

男「そうだな」

女『実家に戻ってるのかな』

男「実家どこなんだろう」

女『それとも研修が長引いていて、まだ近くに住んでるかな』

男「…」

女『想像できないけれど、今を懐かしく振り返れてる人生なら、いいな』

男「…」

女『病院とかだったら、やだな』

男「やめろって」

女『えへへ、冗談冗談』

男「笑えないんだよ」




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