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●スズキの鈴木修社長が「軽は貧乏人の車」発言。その真意は?
そもそも軽自動車の優遇税制は何か?
日本が戦後の貧乏な時代、国民生活の向上に繋がるように、自動車を広く普及させたい。
そういう意図で、軽自動車の制度が作られた。
時代は進み、日本は先進国となったが、軽自動車は、低所得者や、中小企業を中心に活躍した。
バブル後のしばらく後までは、軽自動車は恥ずかしい。
こういう考えが多くの国民にあり、それが軽自動車増加の抑止力となっていた。
しかし、長引く不況と軽自動車の進歩もあり、いつしか普通車を維持できる層にまで、
節税方法として、軽自動車の乗換えが進み、国としてもこの傾向を無視できなくなった。
なかには200万近い軽自動車もあり、もはや軽自動車本来の意味まで逸脱してきた。
そして、今、軽自動車税の大幅な増税が迫られている。
もし、そうなれば、節税で軽自動車に移行した層は、普通車に戻るだろう。
しかし、軽自動車は税金や燃費だけでなく、元来ある100万円以下の安価な軽は、
車体価格の安さも魅力で、低所得者や年金生活者等の生活必需品となっていた。
ところが増税されると、こういう人達が一番苦しむことになる。
鈴木社長は、このことに怒り、今まで軽自動車で飯を食ってきたメーカーとして、
この層の人達を、到底、無視することはできなかった。