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◆K6A → R06A 変更点◆
・クランク軸
オフセット無し → オフセット有
・クランクシャフト ジャーナル×ピン
NAは鋳造、TCは鍛造 → NA、TCともに鍛造
・タイミングチェーン
ローラーチェーン → サイレントチェーン
●概要
R06A エンジンは燃費向上を最優先目標に掲げ、また1Lクラスのコンパクトカーに
引けをとらない動力性能を有すること、コンパクトカーと同等以上の静粛性、
クラス最軽量を目標に開発したエンジンである。
ピストンスカート部の樹脂コーティングは、当初は均一に塗布していた。
これをアルトエコでは波状パターンに変更し、油膜の保持性を向上させてフリクションを低減した。
新たなコーティングパターンは、オイルの流れを制御する。
これによりエンジン運転時に油膜が薄くなるピストスカート中央部のオイル保持量を増加させ、
フリクションを低減した。
オイルポンプでは、インナーロータの位置決めガイド部を廃止するインローレス化を実施し、
ガイド部でのフリクションを削除した。
また、ロータ自体のフリクションを低減するため、ロータ外径を5%縮小した。
さらに油圧特性の見直しを行い、リリーフ構造を2段化することで、オイルポンプの仕事量を減らした。
インジェクタ噴霧見直しによる吸気ポート燃料ウェット低減によって、冷機時燃料噴射量を低減させた。
また、ノックセンサ信号のS/N比向上によって、より緻密なノック制御性を実現。
これによる進角効果により、中・高負荷域での燃費向上を図った。