13/02/26 12:56:35.70 deiijJEG
JC08等の排出ガス測定試験では、車重や空気抵抗等を反映した負荷装置(シャシ台)の上で規定の走行を行い、
クルマから排出されるガスの量を測定する。その結果から消費された燃料を逆算することで、カタログ燃費が決まる。
負荷装置の負荷は等価慣性重量(IW)という値で示されるが、JC08では車重によって以下のように変化する。
車両重量[kg] IW[kg]
~ 600 680
601~ 740 800
741~ 855 910
856~ 970 1020
車重が850kgと860kgの車両では、実際は10kg差であるが試験上の負荷は110kgも異なるので、
カタログ燃費に明確な差が生じる。
N-BOXは950kg スペーシアは840kgである。
装備、ユーティリティ、設計、他でN-BOXと勝負にならないので、
スペーシアはN-BOXより燃費が良い事を売りにする必要があったため、850kg以下に納める必要があった。
その手段として使われたとしか考えられないのが、「燃料タンクの27L化」である。
燃料タンクの容量が減る=車重が減るのでN-BOXより軽い負荷で試験が受けられ、
結果としてN-BOXより燃費が良い数値が出るというカラクリである。