12/03/01 21:50:33.87
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アップルが米国時間3月7日に特別イベントを開催することが明らかになった。過去2年の例を踏まえると、発表の中味が新しいiPadになることは
ほぼ間違いないといえよう。
今回の発表が、過去2度のそれと異なるのは、もちろん故スティーブ・ジョブズがいないこと。そこで大いに興味をそそられるのは、基調講演の
中継(録画)を目にする世界中の消費者に『これはもう買うしかない!』という気持ちを起こさせるあの役目を「今度は誰が引き受けるか」ということだ。
本稿を目にしている読者諸兄にいまさら「スティーブ・ジョブズのブレゼン術」云々を説く必要はなかろう。ただ、ジョブズの死後(何度か過去の
基調講演のビデオを観て)いまさらながらに感じるのは、ジョブズの「売る力」―サッカーやバスケットボールでいえば、最後にきっちり得点を取る
「決定力」。あるいは、古くさい喩えになるが、ちょうど天覧試合でサヨナラ本塁打を打った長嶋茂雄のそれと相通じる、単なる「才能」を超えた何か、
といったものである。
長島茂雄(あるいはマイケル・ジョーダンでもいい)の抜けた穴を埋める人間が結局出てこなかったのと同じように、スティーブ・ジョブズの穴を
そっくりそのまま埋められる人間もおそらく出てはこないだろう。むろん、ジョブズのCEO在任中からアップル社内のさまざまな事柄を取り仕切っていた
とされるティム・クック現CEOが、通常の物差しに照らせば傑出した経営者であることもほぼ間違いない(既出のさまざまな情報からもそのことはみてとれる)。
だが、王貞治が長島茂雄にはなれなかった(あるいは「ならなかった」)のと同様、ティム・クック氏もスティーブ・ジョブズのような存在にはなり得ない。
そうしてまた、スティーブ・ジョブズとほとんど対照的な特徴を持ち、「陽と陰」「右脳と左脳」あるいは「夫唱婦随」といった形で互いを補ってきたクックCEOに、
そもそも「ジョブズ二世」的な役回りを期待すること自体が間違いであることには読者諸兄もすでにお気づきだと思う。
さて(やっと本題に入る)。
ここに「将来のジョブズ二世」たることを周囲の人間から期待され、また本人もその野望ををなかば隠そうとしないとされるやり手の幹部がいる。iOS関連の