12/02/26 07:42:43.74 2K6W5JVd
技術者流出は日本の構造的な問題で簡単には解決しない。流出先が欧米ではなく、韓国と中国だったのが大問題だった。
両国には根深い反日感情があり、日本に対してなら、どんな汚い手段を取っても構わないとの意識がある。
韓国企業が日本を叩き潰そうとするのも、中国が日本の新幹線技術を勝手に特許申請するのも、そのような背景があってのことだ。
これから先、流出した従来技術では、企業競争を報復戦争と見なす韓中メーカーには絶対勝てない。
しかし、座視すれば日本は潰される。
人は大きく失敗しないと学ばない。栄枯盛衰は世の常で、50年間トップを走っていた日本メーカーが衰退するのは歴史の必然だ。
だが、日本にはその間に蓄積された膨大な人材がいる。そのごく一部の技術者が流出しただけで韓国メーカーはトップになれた。
次はその日本人技術者たちが中国メーカーを成長させ、韓国メーカーを震撼させるはずだ。
韓国メーカーにとっての脅威は、その日本人技術者が持つ日本と韓国の技術とノウハウの中国流出だ。
それを恐れて、韓国サムスンは年間数兆円も技術開発と生産に投資している。
それでも韓国は将来に渡って今の元気さを維持するのは難しい。豊かになってハングリー精神が弱まるだけではない。
個人の自由な創造性に国家が関与し過ぎているからだ。発展途上では成功する手法だが、成熟すれば裏目に出る。
たとえば、韓国での科学教育は母国語ではなく英語でなされている。
英語のできない日本人学者がノーベル賞を受賞するなど韓国ではありえないことだ。
受験競争も苛烈で、若者の創造性を奪っている。韓国ではマンガ家ですら大卒の肩書きが必要だ。
韓中の文化の殆どが日本発なのは、そのような背景があってのことだ。
アップルが自社でハードを生産していないのに世界一の企業になれたのは人の力だ。
日本には博士号取得者でさえ失業する程に人材は溢れている。ノーベル賞受賞可能な科学者の数は世界トップレベルだ。
問題は、それらの人材を生かす国家と企業の戦略の欠如だ。本当に問題にすべきは指導者たちの無能さだ。