07/07/08 21:15:16 YKZrsCNf
鍵のバックストーリーを新たに練り直してみました。
まだ甘い所が多々ありますので、その辺りはお手数ですがご指摘をよろしくお願い致します。
【前半】
昔々、たくさんの世界を創造してきた「主」という存在がありました。
主は、永い眠りにつく寸前、残りわずかな力を使って、
これが最後となるであろう新たな世界を創りました。
また主は、世界を統率・守護する者として、8人の英雄を世界に遣わしました。
8人の英雄は、自分の分身たる人や亜人、獣や草花を世界に産み出し、世界は平和に発展していきました。
しかし8人の英雄は、いつしか「他人よりよくありたい」という思いを強めてしまい、
かれらに従う世界の全てにおいて、羨望が嫉妬へ、友愛が欲情へ、名誉が私欲へと、姿を変えていったのです。
人々の心が乱れ、争いが絶えず、世界が荒んでも、8人の英雄は尚お互いを憎しみ合います。
眠りの中で、主は悩みました。
このまま英雄たちを野放しにするわけにはいかない。
しかし、眠りについた今の自分には、どうする事もできない。
主は、ある事を思い出しました。
英雄たちを世界に遣わす時、かれらの力の源となるよう、
それぞれに1つずつ、合わせて8つの神聖な道具を持たせていたのです。
自分の力が色濃く宿るその道具を介せば、英雄たちを抑える事ができるかもしれない。
主は、英雄たちに煽られるままの世界において、強くきよらかな心を持ち続ける8人の男女を選びました。
そしてかれらに、英雄たちの神聖な道具を奪い、ブルムダール山へ運ぶよう、啓示を与えたのです。
ブルムダール山は、世界で最も高い山であり、主に最も近い場所でした。