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1.「このアニメがすごい!」のインタビューより抜粋(1997年 1月発行)
「本来、たとえば今話題になっている『エヴァンゲリオン』なんていうアニメは作品じゃないはずなんだと。
だけどそういうものを俎上に上げてしまう。そういうカルチャー論、サブカルチャー論って言葉で何でも認めていく。それはサブカルチャーの側の問題というより、
すでに評論する側も全てデジタル化している。これは、かなり深刻でやばいぞって思います。
「と言っても、オンエアの一本しか見れなかったです。
それ以上は見られなかった。
エヴァが、僕みたいな年代とか、僕みたいな感覚を持つ人間から見た時に、あのキャラクターは生きてるキャラクターではない、と感じます。
ドラマは、生気ある人によって描かれるはずなのに、その根本を無視している。かくも腺病質なキャラクターとメカニックで、ドラマらしいものを描けるというのは、
頭の中で考えていることだけを描いていることで、短絡的に言えば、電脳的だと。
セックスにしたって生きているから出きることでしょ?その境界線を分かっていない年代、つまり、ビデオとかインターネット上のオマンコ見てセンズリかいているだけで、
生のセックスに興味を持てない、本物の女性を怖がる病理現象があるだけで、さっき行った『死ぬこと』が実感出来ないっていうことが一緒になった感性の人々の実在を見せつけられただけで、
そう、あれはカルテに見えるんですね。」