11/02/09 00:42:02 qeKtej2h
通り過ぎてしまうと、忘れてしまう。あるいは忘れていなくても、大したことじゃなくなる感覚ってある。
例えば、体の変化。毛が生えた。剥けた。声が変わった。生理がきた。胸が出てきた。などなど。
今はそれが当たり前だと分かっているし、実際当たり前なんだけど、初めてそれを経験した時ってのは衝撃だった筈。
知識があろうと、なかろうと。
体が成長する時期ってのは心も非常に不安定で、自己否定・他者否定・大人否定・社会否定、ついでに破壊願望までセットでついてくる。
それらが、人に向かわなくても、物にあたった経験ぐらいは誰だってあるんじゃないか?
大人と同列に論じるのがそもそも間違い。自分の子どもの頃を思い出せば分かるはず。天使だったか?俺は違うね。
加えて、小中学生は自分で環境を選べない。学校も一度入ってしまえば引越しでもしない限り変えづらいし、クラスも担任も勝手に決められる。
人間関係のトラブルがあっても、「変える」という選択肢がないことはないが、子どもの意思だけでは普通は選べない。
せいぜい不登校を決め込むくらいだが、それはそれで精神的に負担になる。
いじめはある。したりされたりする。それが当たり前で、ないほうがおかしい。
大人の世界でもある。徹底的に人間関係がこじれれば、もうその人と接触しないこと以外に手はないこともザラ。
繰り返すが、子どもは「心」が未成熟。ひどいこともできるし、理性よりも感情が優先することも多い。
人間関係がこじれても、逃げ場がない。これらの点が大人とは決定的に違う。
そんな状態にある子どもを、いじめの加害者・被害者の状態から救えるのは大人しかいない。
悪いのは子どもかもしれないが、そこから自力で抜け出す力も無ければ、環境も与えてないんだから、
やはり、気付き、解決する責任があるのは大人なんだよ。