08/12/20 22:33:58 9fvpcBfu
出席停止については「適切に運用するように」と通達が出たが,実際に適用された
例は聞かない。どうして使えないか一応解説。
第一に,出席停止を使う基準が明確でない。または,明確にできないから。Aとい
う生徒を「教師に暴力をふるった」からとして出席停止にしたとして,それ以前に他
の生徒の対教師暴力があったとき違う対応をしていれば,批判を免れない。
第二に,出席停止自体は,その生徒自身にとって教育的配慮と位置づけにくい。あ
のとき出席停止になっていなければ,高校だって通ったのに。と批判をしてくる人間
は必ずいる。全員を納得させることなどできない。
第三に,出席停止をさせるほどの問題を起こした生徒でなく,学校や学校の教師た
ちが,「教え方が悪い」「教育がなってない」「教師の力量が足りない」と批判され
るから。
そうしたこうしたで,どっちに転んでも,学校が損をするようになっている。なら
ば,骨折り損のくたびれもうけになりそうだから,はじめから出席停止させないに越
したことはないと管理職が考えるのも無理はない。
こんなところか?他にもあるだろうし,言葉足らずな所もあるかも知れないが,こ
れで理解してほしい。質問や補足があれば書き込んでほしい。
ただ,学級で直に関わる教師たちは,直に関わって被害を受けてじっと我慢している
他の生徒の気持ちがひしひしと伝わるし,黙っちゃいられない。教師が黙っていては
学校の良心は救われない。
(でも,PTAの会などでこんな事がありましたと具体例は言ってはいけない事にな
っている。教育的配慮に欠けている言動だから。匿名でないといえない自分が情けない。)