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コムスン:解説 制度揺るがす不正、厚労省強い姿勢
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全国に約2万カ所ある訪問介護事業所の約1割を占める最大手のコムスンが撤退を余儀なくされることは、
介護サービス全体への影響も大きい。それでも厚生労働省が厳しい処分に踏み込んだのは、コムスンの不
正が組織的に行われていた疑いが濃く、放置すれば、介護保険制度への信用性低下にもつながるとの懸念
があるとみられる。
コムスンを運営するグッドウィル・グループは、総合人材サービスの大手。介護保険事業への参入を早々と
表明し、00年4月の制度開始時には業界最大規模の体制を整えた。しかし、わずか3カ月後には利用の低迷
から社員4400人のうち1600人のリストラ方針を表明し、事業所数も増減を繰り返すなど、不安定な経営が
続いていた。
今回の処分理由は、青森県と兵庫県での職員数の虚偽申請だが、コムスンは東京都、岡山、群馬県などで
も不正な申請が発覚している。介護報酬を請求できない掃除の時間を加算するなどの不正請求も明らかにな
っており、本社が各事業所に手口を指示していた疑いも持たれている。
介護報酬の不正請求を巡っては、コムスン以外の事業者への処分も全国で相次いでいる。処分が続けば全
国にサービスが行き届かなくなる懸念もあるが、厚労省老健局は「新規参入を促してカバーしていきたい」と不
正の監視と排除を最優先する姿勢だ。