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静岡知事、県教委を痛烈批判…教職員不祥事で
静岡県の川勝平太知事は31日の定例記者会見で、相次ぐ教職員不祥事への対策について、
「教育委員長の顔が全然見えてこない。見えてこないような教育委員会ならいらない」などと、
痛烈に県教委を批判した。
一方、金子容子県教育委員長は同日、「委員会としては当然役割を果たしている」と語った。
県教委は知事が議会の同意を得て任命する外部有識者ら委員6人で構成される行政委員会。トップは
教育委員長。知事への権限集中を防止し、中立的・専門的な行政運営を担保するための独立機関として
位置づけられている。
教育委員の1人で、県教委の事務局トップである安倍徹教育長が10月20日、「万策尽きた」と発言
したことについて、川勝知事は「万策尽きたとは全く思っていない。ここまで不祥事が続くのは構造的な
問題がある」などと語り、「教育委員会がどう動いているのか見えてこない。教育委員会はこのために
存在しているのに、もっとしっかりしてもらわなければ困る」などと語気を強めた。
また、「教員不祥事の一因がストレスにある」という意見に対しては、「みんなストレスはある。ここは
倫理の欠如で済ませられるのか、不祥事が生じる教育従事者の環境があるのか、メスをいれないといけないと
思っている」とも述べた。
一方、県教委は31日、県庁で定例会を開いた。相次ぐ不祥事について、「どのくらいコミュニケーションが
とれているか」「(不祥事を起こした教員に)兆候はなかったか」などの声が相次いだという。
定例会後、取材に応じた金子県教育委員長は「本当にあってはならないこと。万策尽きたと言っているが、
万もやっているかという感じがしている。もっともっと真剣に色々な手法で未然防止をやっていかなければ
いけない」と話した。
知事の発言については、「(聞いていないので)わからない」としながらも、「委員会としては、民間の視点で
『ここはおかしい』『こうした方がいい』という意見をしていく。当然役割を果たしている」と語った。
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