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★教育“委員会”を再生せよ 4
教育が国から独立していないと、戦前の日本のように、時の政府が軍国主義化したとき、
学校教育もその流れに追従し、子どもたちを戦地に追いやるような、そんな悲劇が起こり得る。
この愚を二度と繰り返さないように、いかに教育の場で国の権限を小さくするのか、
いかに特定政党の意見を排するのか、ということで考えられたのが、オンブズマン的な
教育委員会の仕組みだったのです。
では、なぜその教育委員会がうまく動かなくなったのか。委員会のメンバーを見ると
原因が見えてきます。とにかく教育関係者に偏りすぎなのです。大学の先生、地域の
校長先生やその候補者、教師OB、それ以外だと地元の名士、有力者というのが、
一般的なメンバー構成です。議論の前提が、既存の学校や教師の権益をいかに守るか、
となってしまうのも当然です。
かくして教育委員会は、生徒たちの幸せよりも、教師の既得権益や立場の擁護に
終始する組織に成り下がったといっても過言ではないと思います。
逆にいえば、こうした旧弊を一掃して、市民参加の合議機関という教育委員会本来の
姿に立ち返らせれば、絶対に素晴らしい組織になるはずなのです。
教育界以外の民間人の方、当たり前の社会通念や常識を備えた、さまざまな立場の
人が集まって、わが市町村、都道府県でそれぞれの独自性を持った教育カリキュラムを
組みましょう。地域、地域の特色性を持ちましょう。子どもたちに良い教育をしましょう。
皆で力を合わせてこうした努力をするのは、とても有意義なことだと思いませんか?
そのために、私自身はこれからも月に1度、ひと暴れもふた暴れもさせてもらうつもりです。
次回は、私がなぜこうした「国には頼らない」考え方を持つにいたったかを、外食産業
という業種の特性から、お話ししようと思います。
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