07/12/17 21:13:24 rIITcGXB
★あなたのお金は、直接民主主義の一票です 6
「官」に任せない“直接民主主義”の視点で
あらゆる人々があらゆる情報にアクセスすることができ、世界中から集まるモノや
サービスに接することができます。こんな時代に、一握りの政治家や官僚に、私たちが
受けるべき公的サービスのあり方を一任する必要があるのでしょうか。私たちが預けた
税金の使い道を、彼らに恣意的に決めさせていいものでしょうか。
私は思います。これからの日本は、基本的に間接民主主義ではなく、直接民主主義の
視点でものごとを決めていくべきではないか、と。
たかだか4年や6年ごとの、超低投票率の選挙で、それも公共投資や補助金目当ての
支持者の票を得て当選した政治家や、そもそも国民から選ばれてすらいない官僚に、
私たちの人生を託す意味はあるでしょうか。この国の民主主義は、「民」から「間接」
どころか「断絶」しているとさえいっていい状態なのに。
実は、私たち日本人はすでにある分野で直接民主制を採用しているのです。そう、
普段の経済活動です。資本主義市場経済社会における消費者とは、直接民主主義の
体現者にほかならないのです。そう考えれば難しいことはありません。私にも読者の
皆さんにも、直接民主主義を具現化する能力が備わっているのです。あふれるモノと
サービスの中から、自分に一番ふさわしい、自分がもっとも必要としているものを、
自分の価値観に見合ったプライスで購入するという能力を有しているのです。
私たちは、損をしないよう、慎重に情報を集めます。徹底的に見比べます。結果が
期待はずれなら、二度とその企業のモノは買いませんし、サービスは受けません。
こんな高感度の消費者と向き合うのですから、私たち民間企業の経営者は、4年や
6年ごとどころか、毎日のように選挙を受けているようなものです。コインや紙幣や
クレジットカードという投票権を持った、消費者という名の選挙民に常に選ばれ、
あるいは落とされている。そして落選が続けば、市場から退場させられるのです。
201:実習生さん
07/12/18 23:43:56 0AQLv9hW
★あなたのお金は、直接民主主義の一票です 7
よく勘違いされるのですが、私はいわゆる市場原理主義者ではありません。市場経済は、
人間が幸せになるための手段にすぎない。市場原理が当てはまらない問題、市場原理
だけで解決できない問題はいっぱいあります。
「市場原理主義者」ではないが「官」にも任せられない
たとえば私がすでに参入している日本の農業の再生は、耕地面積や人件費や土地の
コストを考えれば、何らかの公的援助を施さない限り、世界市場で競争するのは難しい。
また、人間の経済が生み出した負の遺産である地球環境問題の解決にいたっては、
行き過ぎた市場経済にブレーキをかける必要があります。「官」がやるべき仕事は、
こうした枠組みをつくり、国民に成り代わって市場に不公正がないか監視すること、
そして社会全体を見渡して不幸な人ができないようなセーフティーネットを設けることでしょう。
ただし、「官」自身がプレーヤーとして行政産業をかたちづくり、「民」の参入を妨げる
という構造は、もはや時代遅れです。行政産業は消費者の目で選別されないだけに
文字通り構造腐敗を招いているのは周知のとおりです。
市場のルールは、「官」が勝手に定めて構造腐敗をしているルールに比べれば、
はるかに公正ですし、柔軟です。だったら、もっと積極的に利用したほうがいいのでは
ないでしょうか。私は、ただそう申し上げているだけなのです。
「官」が仕切っている公的サービスは、いい教育、いい医療、いい介護、いい食べ物が
欲しいという、「消費者」にとってごくごく当たり前のニーズにさえ応えようとしません。
同業者同士の競争も、切磋琢磨もありません。なぜなら「公的サービスは平等でなくては
いけないから」「格差を生んではいけないから」。それで仕事の水準を一番低いところに
合わせるのですから、サービスの水準が向上することはありません。
このように消費者をないがしろにして、では、学校や病院や老人ホーム、農業が大儲け
しているかといえば、ほとんどが青息吐息なのですから、もはや何をかいわんやです。
202:日の丸君が代が嫌いな左翼教師の味方、キムジョンイルです!!
07/12/19 00:06:55 iqe+JhKM
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′、(|『゜.'゚li' . 丶、.,,__.,.,___v!゚` . '''?テliuv- ..、...、r!i゚(.(0i
.,゚''' -. ' .、.;,(jIj.....__,._._..,xs,iiu_,..,,I詬i;。.、....、... .(i゙(I 左翼同士たちよ! 打倒自民党政権 北朝鮮マンセー!
`` _._,(ii.lI}l゚(゙'ヲ増嚇jg]獅嬲叛l゚(}}IIID,;';゙;iiIi;ii゙(|
、 ::.ミ浴?゚(. . ``'゚タ'゚''''゚''''.!''.(lI泪||I}i.[(l}}Il゙(
一' . :゙(}l}シ.、;;、....、,,__.,uu,。,,,,,ggggj_j,(I}'゚(勿l.[(','i}ソI. 北朝鮮の為に一緒に、自民党に反対するのだ!!
. . ' .(.(.(.()l瘟尸゚゙゚゙゙゙゚゙゙゙゚゚゙゚゚゚゚゚゚゚層鬱浴)).'';ミi.(,(l;ミ.
. . . . ::、.、..:.(,(:、''゙゚『咐':'・!・ f負鄂、.:'.(.(>.(,(3i゙(}|I'
'、.. .、:.、'.:、'.'.'.、.(`' . : : : : ー;;,(,(i','i.(.(.(.(.(lIIIIIiIIIl゚ そう・・・北朝鮮の為に マンセー 北朝鮮マンセー
、...、'.:.'.、.'.、.'.、::、. . `'゙(!!i'ill}ヌミ(i゙'''.、::.(.(iI|}}I||肝
203:実習生さん
07/12/21 21:37:37 ynptAOEj
★あなたのお金は、直接民主主義の一票です 8
老人ホーム、学校、病院で見いだした希望
けれども絶望するのはまだ早い。私は、この数年間で希望を見いだすことができました。
私が経営に参加した時点で破綻の危機にあった学校や病院はわずか数年で収益が
上がるように改善できました。老人ホームと、自分たちで始めた農業も、破淀の
心配のない水準に改善できました。そしてなにより、各サービスの「お客さま」たちから
「たくさんのありがとう」をいただけるようになったのです。
私のこうした思いをまとめた『もう、国には頼らない。 経営力が社会を変える!』は、
この数年間、私が取り組んできた公的サービス改革プロジェクトの、いわば
中間報告書のようなものです。
この日経ビジネスオンラインの連載では、本書の中から主に学校経営の部分を
ご紹介します。書籍では学校(郁文館夢学園)に加えて、病院(岸和田盈進会病院)、
老人ホーム(ワタミの介護)、そして農業・環境(ワタミファーム・ワタミエコロジー)の
4事業について、ケーススタディの形で、具体的な経営手法などをお話ししています。
繰り返します。「公」の仕事はもはや「官」任せでは動きません。ただ、これまでは
「官」に頼りきりだった私たち日本人ひとりひとりが甘えていた、ともいえます。本来、
「公」の仕事は、あらゆる人間がサービスの受け手であると同時にサービスの
担い手であるはずだからです。
次回の連載では、「競争」というと必ず出てくる「格差」について、お話ししたいと思います。
※この連載は単行本『もう、国には頼らない。 経営力が社会を変える!』から抜粋し、
Web向けに再構成したものです。書籍には学校を始め、介護、農業など個別の分野についての
具体的なエピソードが盛り込まれています。興味を持たれましたらぜひ、ご一読下さい。
『もう、国には頼らない。 経営力が社会を変える!』(渡邉 美樹著、日経BP社、1365円 (税込)
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
204:実習生さん
07/12/22 03:01:58 y+zNdDnv
教育って消費なの?
205:実習生さん
07/12/24 21:18:02 HRvTchkZ
★国公立大学は、私立に比べて学費が安い学校が大半ですよね?
国公立大学は、
私立に比べて学費が安い学校が大半ですよね?
でもどうしてですか?
私立は商売でやってるから、
学費を高く設定してる学校が多いのは理解出来るのですが、
裏を返せば、
学費は自由に設定が出来るのですよね?
薄利多売で運営して行こうと考える私立がほとんどないのはどうしてですか?
実際に、
国公立大学よりも学費が安い私立は、
日本で存在するのですか?
★回答日時: 2007/10/19 06:55:37 回答番号: 41,708,009
国立の学費には税金が使われているから安いのです。
商売だという問題ではありませんね。
学校が商売と思っているかどうかは別として、商売つまり経営が最重要視に
ならないように「学校法人」が指定されるのです。
国立大学より安い私大が実際存在するかどうかは自信がありませんが
夜間・通信制などはかなり安く、国立並みだと思います。
★回答日時: 2007/10/19 23:17:31 回答番号: 41,733,276
国立大学の場合、人件費(教員の給料)や、研究費のかなりの割合が国から出されます
(つまり、税金から支払われます)。
私立大学は、少しは税金も使われますが、大部分は学生が出すお金(授業料や、入学金、
その他)でまかなわれます。
私立の場合、高くしないとやっていけないのは当たり前の話です。
ですから、沢山の人数を集めて講義だけをすればよい文系の場合は授業料が比較的安く、
実験などの関係で、機械の費用もかかるし、多人数の授業が出来ない理系では高いのです。
解剖で、死体の数に限りがあるのですごく少人数の医学部で、授業料がべらぼうに
高くなるのも、まあ、仕方が無いのでしょう。
206:実習生さん
07/12/25 22:15:44 wluWrt+d
★税金も含めると公立高校の方が私立校より教育費は高い
2007年09月13日
私立中高も公教育の一環であることは疑いのないところですが、公立校と比較したとき、
各家庭の教育費負担額となると、非常に大きな差異があります。
公(国)立中学校が無料であるのは当然としても、高校段階でたとえば都立高校は
年額11万円程度です。対して私立学校の場合には、アケ兄の高校1年次には100万円
程度の学納金を要したそうです。(高校にはいるときに中高一貫校でも入学金を新たに
納入するのが普通のようです。)
となると、公立の10倍弱はかかることになります。
一般には私立が高い、と言われていますが、じつは違います。
統計によれば、都立高校生1人あたりにかかる教育費は年額150万円余です。
つまり、授業料相当額を引いた140万円ちかくが公費から支出されているわけです。
これにたいし、私立校には公費から30万円ほどが支出され、約120万円から130万円以下で
1人の生徒を教育しています。
公費からの支出という観点では、こうも大きな違いがあり、税金からの私学助成が
いかにも少ないために、保護者負担が大きくなってしまっています。
私学に子女を出している家庭の場合、税金で公立校生徒の教育費を負担し、かつわが子の
授業料を出しているので、教育費の二重払いを余儀なくされてもいるわけです。
「お金があるから、私学に出す」という時代ではないのでえすから、より公費から私学への
助成を増やしていくべきでしょう。
ちなみに、東京都は比較的公費助成額が多く、神奈川県は全国最下位に近いのだとか。
URLリンク(ukaru123.seesaa.net)
207:実習生さん
07/12/28 23:31:07 Jw5o6UoC
ドナドナド-ナドナ、子牛を乗せて
208:実習生さん
07/12/29 01:58:28 H2JGvOv2
キチガイ 負け組みは
自分の人生を反省しろ
自分の息子の病み具合をみてみろ
おまえの責任だよ
209:実習生さん
07/12/29 02:56:51 bkgiultj
>>204
消費じゃないよw
消費されるものでしか価値生産できないと思ってる?
教育は社会的な価値を生産できる人間を、生産するところだね。
プリンを生産するための蒸し器を作るようなものだ。
210:実習生さん
08/01/01 18:54:17 rvIbys5g
★教育“委員会”を再生せよ 1
ワタミ社長渡邉美樹の「もう、国には頼らない。」
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
教育委員会をお役所、あるいは準お役所的組織だと思っている方は、意外に
多いのではないでしょうか?
けれども、実はまったく逆なのです。
教育委員会は、都道府県単位、市町村単位の独立した執行機関で、メンバーも
役人ではなく一般市民から選ばれます。といっても、いわゆる市民団体からではありません。
市民の立場から行政に参加する公職、本来の意味での「オンブズマン」。それが教育委員会です。
こう書くと、ほう、教育委員会って、実は素晴らしい仕組みじゃないか? と思いますよね。
そのとおり。「官」の暴走を「民」が防ぐためのきわめて民主的な仕組みなのです。
ところが、いまでは教育委員会の本来の意味がすっかり失われているようなのです。
私は2006年から、神奈川県教育委員会に委員として名を連ねています。おかげで私は、
月に1回、必ず教育委員会でひと暴れすることになってしまいました。
先日も、団塊世代の教師の大量退職に伴う新規採用という、大変重要な問題を
話し合いました。何千人もの先生が一斉退職したら、教育現場ではすさまじい人手不足に
見舞われます。そこで今後、学校の現場では新人教師が大量採用されようとしているわけです。
人手不足が叫ばれている時代に闇雲な大量採用をすると、被雇用者の平均的な質が
下がるのは、官民どちらもいっしょです。早い話、教師の質が下がるおそれがあるのです。
しかも、現在の教員採用制度にはそもそも不備があります。なぜなら大学を出て、そのまま
20代前半で教師になってしまう。新人教師がベテラン教師と肩を並べて、いきなり生徒たちを
教育するわけです。
以上の問題を現状に照らし合わせるとどうなるか? ベテラン教師が大量に抜けたあと、
大量採用の、しかも何の訓練もされていない新人教師が大量に入ってきて、学校教育を行う。
どう考えても、教育の質は低下してしまいます。そうなると学校教育の主人公である
生徒たちが大きな被害を蒙ることになってしまう。
211:実習生さん
08/01/01 19:02:53 rvIbys5g
★教育“委員会”を再生せよ 2
そこで私は、教育委員会でこんなアイデアを出しました。
……まず2年間なり3年間なりのインターンシップ制度を設ける。そして教員志望者は、
大学を出たら教育現場できちんと研修を受け、インターンをちゃんと務めたうえで初めて、
生徒を単独で教えることができるようにする。
医者と同じです。必ず2年間、指導医の先生について、研修医という立場で勉強してから
独り立ちする。教師だって見習いの期間があって当たり前ですし、現に私が経営する
郁文館夢学園では、こうしたインターンシップ制度を取り入れています。
ところが私の主張に対して、委員の方々はこうおっしゃいます。
「そんな厳しい制度をつくったら、先生方がほかの県に行ってしまう。神奈川の学校には
来てくれなくなる」
もちろんこの程度の反論は織り込み済みです。そこで私は持論その2を開陳しました。
「いまの先生たちがかわいそうです」に絶句
「だったら、教員免許を持っている社会人の方、あるいは免許のない方でも、優れた知識や
経験、技能を備えた社会人を新人教師として採用すればいいじゃないですか?」
実は特別免許状制度というのがあって、都道府県教育委員会の教育職員検定を受ければ、
免許のない人でも教師として採用できるのです。また、特に専門知識や技能を要する
分野に限って教えることができる、特別非常勤講師という制度もあります。
けれども彼らは、こんなあきれたロジックで反論してきたのです。
「それでは一生懸命勉強して免許を取ったいまの先生たちがかわいそうだし、教師を
目指して勉強している学生さんが意欲をなくしてしまう」
なんてことはない、彼ら教育委員会にとって大事なのは、生徒たちではなく、自分たちと
利害の一致する既存の教師とその予備軍だったわけです。生徒のためを思って教師の質を
上げるよりも、既得権益を守るほうが大事、というわけです。
かくして私の提案は潰されてしまいました。
この件に限らず、教育委員会というのは何のため、誰のために存在するのだろうと思う
瞬間が、多々あります。
212:実習生さん
08/01/02 17:12:46 mDAtmW1j
★教育“委員会”を再生せよ 3
たとえば教育委員会の学校訪問というのがあります。学校がちゃんとした教育を行って
いるかどうかをチェックするためにある制度です。
ところがこの学校訪問、訪問先の学校に日時と場所を予告してから行くわけです。
予告して行ったら、学校側はその訪問日だけ「よそ行き」の顔をするに決まっている。
教育現場の真実なんか見えるわけがない。
それを知った私は教育委員会の会議で、「意味がないからやめなさい」と発言しました。
すると、他の委員は「いや、これは学校との優良な関係を保つためにやっているのだから、
抜き打ち検査のようなことはしたくない」と反論する。
ちょっと待ってくれ。学校との優良な関係を保つことが「学校訪問」の目的なのか?
学校にその場限りのいい授業をさせるのが目的なのか?
私はそう主張すると、結局出席された方たちはしぶしぶ承諾し、ようやく予告なしの
学校訪問が実現したのです。
不偏不党のために、教育委員会の意味は大きい
残念ながら、民主主義の理想のもとに生まれたはずの教育委員会は完全に本来の
目的を見失っています。
教育委員会の制度疲労は全国各地で起きているようです。最近のいじめ問題に対する
対応のまずさや、教育現場の混乱の元凶として、教育委員会を批判する声は世間的にも
高まっています。「教育委員会不要論」もあちこちで聞かれます。
ただし、私自身は、教育委員会をなくすことには反対なのです。教育再生会議の場でも、
「教育委員会は残すべきだ」と発言しています。
冒頭でもちょっとふれましたが、戦後、教育委員会が生まれた背景には、「教育というものは
政治、政党に一切とらわれてはいけない。だから権限を知事から離そう。国からも影響を
受け過ぎないようにしよう」という崇高な理念がありました。学校というガバナンス(統治)の
利きにくい場をいかに市民がガバナンスしていくのか、そんな発想が根本にありました。
213:実習生さん
08/01/02 17:19:57 mDAtmW1j
★教育“委員会”を再生せよ 4
教育が国から独立していないと、戦前の日本のように、時の政府が軍国主義化したとき、
学校教育もその流れに追従し、子どもたちを戦地に追いやるような、そんな悲劇が起こり得る。
この愚を二度と繰り返さないように、いかに教育の場で国の権限を小さくするのか、
いかに特定政党の意見を排するのか、ということで考えられたのが、オンブズマン的な
教育委員会の仕組みだったのです。
では、なぜその教育委員会がうまく動かなくなったのか。委員会のメンバーを見ると
原因が見えてきます。とにかく教育関係者に偏りすぎなのです。大学の先生、地域の
校長先生やその候補者、教師OB、それ以外だと地元の名士、有力者というのが、
一般的なメンバー構成です。議論の前提が、既存の学校や教師の権益をいかに守るか、
となってしまうのも当然です。
かくして教育委員会は、生徒たちの幸せよりも、教師の既得権益や立場の擁護に
終始する組織に成り下がったといっても過言ではないと思います。
逆にいえば、こうした旧弊を一掃して、市民参加の合議機関という教育委員会本来の
姿に立ち返らせれば、絶対に素晴らしい組織になるはずなのです。
教育界以外の民間人の方、当たり前の社会通念や常識を備えた、さまざまな立場の
人が集まって、わが市町村、都道府県でそれぞれの独自性を持った教育カリキュラムを
組みましょう。地域、地域の特色性を持ちましょう。子どもたちに良い教育をしましょう。
皆で力を合わせてこうした努力をするのは、とても有意義なことだと思いませんか?
そのために、私自身はこれからも月に1度、ひと暴れもふた暴れもさせてもらうつもりです。
次回は、私がなぜこうした「国には頼らない」考え方を持つにいたったかを、外食産業
という業種の特性から、お話ししようと思います。
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
214:実習生さん
08/01/02 17:41:03 wCC83PRJ
甘ったれたスレだな
消費者主権市場原理???
そんなの、あるわけないじゃん。
経営者主権市場原理ならわかるんだけどな。
215:実習生さん
08/01/02 17:47:16 wCC83PRJ
>213
既存の公立学校に、あれこれイチャモンを付けるんじゃなく、
自分たちで理想の学校を作ればいいじゃないの。
そして、そういった学校に多くの生徒が集まり、既存の公立学校に
入学する児童生徒が減少すれば、必然的に、学校統合、縮小化していき、
公立学校が不要ということになれば、なくなっていくことになるだろう。
公立教師の新規募集もなくなり、現職の教師は、他の職種に転換していけば
よいだけの話だ。
216:実習生さん
08/01/02 17:53:22 +R3Lx4Vs
リベラルな学校でいじめが起きるのは、いじめは加害者がおかれた環境がよくないからであって
加害者は悪くないという考えがまかり通っているからである。
加害者はかわいそうだ、だから被害者は我慢すべきだ、ということになる。
これがリベラルの考えだ。
リベラルが弱いものの味方というのは嘘である。
リベラルは加害者の味方に過ぎない。
いじめが起きたとき、教員に相談したら逆にしかられたことがある人は多いだろう。
加害者である○○君は恵まれない環境だからいじめたくなるのは当たり前。
彼が悪いのではないから我慢しなさい、ということだ。
このリベラルの思想こそが教育を破壊している。
リベラルを教育現場から追放しろ!
217:実習生さん
08/01/03 19:43:04 lmEoyZF7
「生活者・消費者が主役の社会に」福田首相が年頭所感 (読売新聞)
福田首相は1日付で年頭所感を発表した。住宅や食品の偽装事件が相次いでいることを受け、
「今年を『生活者・消費者が主役となる社会』へと転換していくスタートの年にする」と述べ、
現在取り組んでいる行政や法律の「国民の目線での総点検」の結論を出来るだけ早期に
得たいとの考えを強調した。
内閣支持率低下の要因となった年金記録問題については、昨年12月中旬から発送を
開始した「ねんきん特別便」による記録確認への協力を国民に呼びかけたうえで、
「問題の多い年金制度を根本から見直し、これ以上ないというくらい確実な制度へと
改める」と訴えた。
また、環境問題について、「日本は環境分野では世界最先端の技術を有している。
『環境力』は日本が成長していくうえで大きな強みだ」と指摘。そのうえで、今年7月7日から
開催予定の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)を挙げ、「七夕の日には、洞爺湖に
世界の首脳が集う。天の川を見上げながら、きれいな空を子どもたちに引き継ぐために
私たちに何ができるのか、日本が世界の議論をリードしていきたい」と述べた。
[ 2008年1月1日10時55分 ]
218: ◆wjEnDx0nv6
08/01/04 19:27:17 tgvvjGtU
/// はじめに 1 ////////////////////////
堺屋 太一 , リチャード・C. クー , R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ (著)
「未来はいま決まる―ビッグバンの予測と現実」 フォレスト出版 1998年発行より
ISBN: 4894510537, 価格: ¥1,600
はじめに
本書に収めたのは、それぞれに個性的な三人の外国人エコノミストとの、
「ビッグバン」をめぐる対論です。日本と日本人の未来に関する深い示唆に富んだ
対論をお読みいただくに際して、まず「ビッグバンとはそもそも何なのか」という
根本的な問題について、私の基本的な考え方を申し上げておきましょう。
////////////////////// フォレスト出版 ///
219: ◆wjEnDx0nv6
08/01/04 19:31:16 tgvvjGtU
/// はじめに 2 ///////////////////////////
ビッグバンが目指しているものを一言で要約しますと、日本社会を本当の
意味での「自由競争社会」に改革していくことにほかなりません。
戦後五〇年、私たち日本人は、自由競争、自由経済の原則の下に経済を
発展させてきたつもりでした。しかし、じつの日本の経済システムは自由競争や
自由経済の原則に基づくものではなく、じつのところ官僚が主導する自由経済の
「まがいもの」に過ぎないのではないか、と世界から見られるに至っています。
日本人が自らを見る目と世界が日本を見る目の間に横たわるこの巨大な落差
こそが、いまビッグバンが日本にとっての最大課題として登場している真の
理由なのです。
//////////// 堺屋 太一, リチャード・C. クー ///
220: ◆wjEnDx0nv6
08/01/05 19:06:10 +e5YUcXC
/// はじめに 3 ////////////////////////////////
では、世界の人々のいう「本当の自由経済」とはどのようなものでしょうか。
それは日本人がこれまでやってきた自由経済とはどう違うのでしょうか。
経済の歴史をさかのぼって考えてみましょう。自由経済、自由競争という
思想の歴史的根源をたどると、一八世紀後半のイギリスに至ります。
一八世紀後半とは、すなわち産業革命の始まった時代です。
産業革命が始まったとき、イギリス中を風靡したのは一大発明ブームでした。
世界史の産業革命の項をひもとけば、ワットの蒸気機関、ハーグリーブスの
多軸紡績機、スチーブンソンの蒸気機関車など偉大な発明が、産業革命の成果
として次々と登場してきます。たった数十年の間にイギリス人が実現した偉大な
発明の数々に、現代の私たちは深い感銘を覚えざるをえません。しかしこれらの
大発明は、この時代に生まれた無数の発明のうちの数少ない成功例だったのです。
//////// R.ターガート マーフィー , ピーター タスカ ///
221: ◆wjEnDx0nv6
08/01/06 17:23:47 5UE6FvD0
/// はじめに 4 /////////////////////////////
当時、イギリス人が発明したものは、蒸気機関や自動織機のような人類史上に
残る有用な機械だけではありませんでした。「がらくた」と呼んでもよいような、
とんでもない製品もたくさんありました。その一部は、大英博物館の地下室に
今日も保存されています。「ベッドの上で寝ころんでいてもコーヒーが飲める機械」
などという奇怪な品物が、当時の遺品として残されているのです。
こういう奇怪でいかがわしい発明品が、産業革命の記念物として現在まで
残されているということは、この時代にはあらゆる分野でじつにさまざまな発明が
行われたことを示しています。そればかりではなく、これらの奇怪な発明品の
生産に出資をし、製品の販売活動を行った人々が大勢存在していたことをも
物語っています。
///////////// フォレスト出版より絶賛発売中 ///
222:実習生さん
08/01/07 22:31:41 1Tps/BWy
★区立中で、進学塾の講師による有料の特別授業【東京】
東京都の杉並区立和田中学校(藤原和博校長、生徒数379人)
は来年1月9日から、2年生を対象に平日の夜や土曜日を利用して
進学塾の講師による有料の特別授業を始める。
進学塾とタイアップして高校受験の勉強を支援する異例の試み。
杉並区教育委員会は「地域の求めに応じた創意工夫の一つ。
従来できなかった限界に挑んでいる」としている。
(以下ソース)
※元記事: URLリンク(sankei.jp.msn.com)
産経新聞 平成19年12月29日
223: ◆yCQpkrbAP2
08/01/11 21:22:16 T/Vm0Xgx
/// 新装版刊行に当たって 1 /////////////
堺屋太一、渡部昇一著 「競争の原理」,
竹井出版1987年刊、〔新装版〕致知出版社 1996年刊 より
新装版刊行に当たって―渡部昇一
最近、ダーウィンの『ビーグル号航海記』の初版が手に入った。この本は二版
以後のものは容易に手に入るが、初版は珍しい。というのは初版にかぎり、
224: ◆yCQpkrbAP2
08/01/11 21:23:44 T/Vm0Xgx
/// 新装版刊行に当たって 1 /////////////
堺屋太一、渡部昇一著 「競争の原理」,
竹井出版1987年刊、〔新装版〕致知出版社 1996年刊 より
新装版刊行に当たって―渡部昇一
最近、ダーウィンの『ビーグル号航海記』の初版が手に入った。この本は二版
以後のものは容易に手に入るが、初版は珍しい。というのは初版にかぎり、
船長の記録なども一緒になっていて、全四巻をなしており、ダーウィンのものは
その第三巻である。四巻揃っているものは滅多に市場に出ることがない。そして
珍しい図版はすべて「艦長の巻」にあって、ダーウィンのものには一枚もない……
などなど面白いことがいくらでもある。
なぜダーウィンか、と言えば、私は子供の時から進化論に興味があり、ダーウィンや
ウォレスのものは随分読んでいるし、その著作も集めているうえにルコント・デュヌイの
本の翻訳まで出している。だから進化論の発生やら発展についてはまずまずの
知識があるつもりだ。
堺屋太一 ・渡部昇一著
225: ◆yCQpkrbAP2
08/01/11 21:26:48 T/Vm0Xgx
/// 新装版刊行に当たって 2 /////////////
ところが日本では妙なことが起こった。「棲み分け理論」というものが出て、
「それはダーウィン以上のものだ」と言うのである。しかし「棲み分け」などという
現象は、ダーウィンやウォレスの時代から観察されている。これをデュヌイは
進化が行きどまった状況であると明快に説明している。
ダーウィンが観察した頃のガラパゴス諸島では「棲み分け」が行われていた。
この島は地質学的に早い時代に南米大陸から切り離されていたからである。
ニュージーランドでもそうだった。ユーラシア大陸から早い時代に切り離されたため、
哺乳類がおらず、鳥たちは飛ぶ必要がなく、羽根を退化させてしまったほど完全に
棲み分けていた。ただし白人と共に鼠や猫や犬などの哺乳類が入ってくるまでは、
の話しである。(ちなみに初代のニュージランド総督はダーウィンの乗った
ビーグル号の艦長だったフィッツロイであった)。
外敵が入って来たとたんに平和な棲み分けの世界はこわれる。飛べない鳥の
多くは絶滅して、今残っているのは絶滅寸前に保護されたものばかりである。
226: ◆yCQpkrbAP2
08/01/11 21:32:59 T/Vm0Xgx
/// 新装版刊行に当たって 3 /////////////
人間の社会と動植物界は全く同じではないが、共通点がないわけでもない。
戦国時代の大名たちは弱肉強食であり、そして最終的に徳川が勝ち残った。
徳川幕府のやったことは、戦国の弱肉強食をなくすことであった。
戦国時代なら隣国の大名が間抜けであれば攻め込んで国盗りをしても良かった。
幕藩体制ではそれはできない。大名も武士も棲み分け状態に入ったのである。
そして二百数十年の平和が続いた。
そこに黒船が来たのである。それはニュージーランドの飛べない鳥を、また
ガラパゴス島の象亀を、哺乳類が襲うのに似ていた。対応できないのである。
かくして幕府はもろくも崩壊し、外様の下級武士という「新種」が中心となって
明治政権を作り上げた。この政府は見事に進化の本流に入ることに成功し、
日露戦争の勝利をもって列強の一つになったのである。
〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///
227: ◆yCQpkrbAP2
08/01/11 21:37:58 T/Vm0Xgx
/// 新装版刊行に当たって 4 /////////////
しかし日露戦争後の日本の軍隊では新しい棲み分けが始まった。明治の日本では
陸軍中将・陸軍卿、つまり陸軍大臣であった西郷従道が、日清戦争のために
海軍整備の必要が生ずるや海軍大臣になるという適応力があった。これは
陸軍出身のチャーチルが、海軍大臣となって対ドイツ戦のために海軍を整備
したのに似ている。
昭和の軍官僚は、棲み分け状態になった。陸軍と海軍のみでなく、部内でも
能力よりも卒業年次とか、卒業時の席次とかを重んじて、その後の不断の向上、
変化する状況への適応力などを軽視、あるいは無視する傾向が強かった。
この点でアメリカとの対比は著しい。
堺屋太一 //////////////////////////
228: ◆yCQpkrbAP2
08/01/11 21:50:18 T/Vm0Xgx
/// 新装版刊行に当たって 5 /////////////
戦後は灰の中から立ち上がった。しかしオイルショックも円高も乗り切るころ
になると、またぞろ「棲み分け理論」という奇怪なものが進化論以上の進化論と
銘打って出てきた。これはたとえば金融業界における護送船団方式に
わかり易い形で見ることができる。官庁による規制の多くは、業界内の
棲み分け理論である。
ところが日本は白人来航以前のニュージーランドの鳥みたいになっているわけに
いかない。アメリカからも東南アジアからも弱肉強食の原理にもとづいた
挑戦を受けるのだ。資金量では絶対的な巨大さを誇る日本の銀行がいかに
パフォーマンスが悪いものであるか、われわれはいやになるほど知った。
渡部昇一 //////////////////////////////
229: ◆yCQpkrbAP2
08/01/11 21:55:28 T/Vm0Xgx
/// 新装版刊行に当たって 6 /////////////
図体が大きいだけの象亀とか、図体が大きいが飛べないドードー鳥を
連想させるものがある。護送船団方式という棲み分け方式が、いかに
企業の適応力をなくしてしまうかの痛烈な実例である。
堺屋さんとの共著『競争の原理』は十年前に出版されたものであるが、
『棲み分け理論の終った時代』という形で読んでいただけると今日でも
少しも古くなっていない、と思う。
学校も病院も役所も会社も銀行も、「漬れっこない」という前提でやっていては、
世界の進化の主流から外れて、象亀やドードー鳥みたいになるであろう。
これからはすべてが「潰れっこある」という前提で新しい事態に
立ち向かわなければならないであろう。「棲み分け」という一見気持ちの良い
誤謬から抜け出すことが大切である。
竹井出版1987年刊 /////////////////////
230:実習生さん
08/01/11 22:01:51 T/Vm0Xgx
歴史が示す競争の原理 1
堺屋太一、渡部昇一著 「競争の原理」,
竹井出版1987年刊、〔新装版〕致知出版社 1996年刊 より
Ⅰ 歴史が示す競争の原理
四K問題は何を示唆しているか
【渡部】 いま、うまくいっていなくて、いろいろと問題になっている分野が
いくつかありますね。たとえば、教育などです。こういう問題の根底に
あるのは、競争原理の有無なのではないでしょうか。
【堺屋】 まさにそのとおりです。現代ほど競争の効果が明確に出ている時代は
ないと思います。競争のない分野あるいはない国と、競争の厳しい分野あるいは
激しい国が、はっきり色分けされている。日本国内で見ると、問題になっているのは、
いわゆる四Kといわれるものです。教育、国鉄、米、健康保険。この四つの
共通点は、競争を排除していることです。本当は競争がないわけじゃない。
だが、少なくとも当事者たちは競争がないと思ってきたんですね。
231:実習生さん
08/01/11 22:04:53 T/Vm0Xgx
歴史が示す競争の原理 2
たとえば国鉄。近距離輸送では私鉄やマイカーとの競争があるし、長距離輸送では
飛行機、貨物輸送ではトラックやフェリーとの競争がある。だが、当事者たちは
その競争を意識していなかった。一方の私鉄や飛行機やトラックは、競争を
意識して改善、向上を図るから、どんどんよくなる。その格差はたちまち現れて、
国鉄はあらゆる分野で敗退しているわけですね。
【渡部】 僕らが大学にはいったころは日本の連輸は国鉄オンリーでしたね。
僕は山形の出ですが、東京に布団を送ろうとすると、鉄道のチッキしかない。
途中の道路事情が悪いから、トラックなんてこないわけです。
本を送るのは郵便局から小包です。これも国鉄の汽車で運ばれる。国鉄なしでは
人間も荷物も全然動かない。競争無敵という感覚。つぶれっこないという感覚。
こういう感覚は大変気持ちいいですからね。そこにひたりきっていると、競争が
出てきているのに気づかない。国鉄がふとそれに気づいたのは、
長期ストライキですね。
232:実習生さん
08/01/12 05:25:43 qvXyg0Gm
ストライキやると貨物が全部止まり、国民生活に多大の影響があるはずと
思っていたら、貨物の動きは全然止まらず、誰も困らなかった。無敵観の上に
ふんぞり返っているうちに、貨物はすっかりトラック便に蚕食されてしまっていた、
というわけです。
【堺屋】 米も全部政府が買いあげてくれるから、一見競争がないかのようだが、
実は小麦との競争がある。小麦の方はパン屋でもラーメン屋でも競争が
激しいから、次つぎと新製品の開発を図る。で、その結果は米の需要量が
どんどん減っている。米の需要量減は食生活の変化によるという意見があるが、
これは間違いです。
世界的に見ると、所得が増えれば、必ず米の需要が増えて小麦の需要が
減るんです。アメリカでも中国でもそうなっている。日本だけが逆になっているのは、
政府買いあげという保護策に甘えて、新製品開発といった努力を怠った、
そういう能力がなかった、ということです。
教育。これは一番競争をなくした分野だが、実は競争がなかったわけじゃない。
塾とか予備校とかとの競争があった。だが、当事者が競争はないと思っている。
だから公立学校はどんどん悪くなっていって、競争にしのぎを削っている
塾や予備校がはやっている。
【渡部】 ユニークな方法で塾のチェーンをやっている経営者とたまたま
知り合ったんだが、その人がいうには、いろんな人を教師に雇ってみたが、
現職の教員が一番使えない、というんですね。現役の先生は副業が禁じられている
ということはあるが、それがなくとも、現役の先生は教え方がへたで駄目だ、と。
塾では使いものにならない、というんです。年取ったお医者さんで、理科を
教えてみたいとか、商社にいってた人で数学を教えてみたいとか、そういう
人の方がわかるように教えるんだそうです。プロの先生が駄目だというのは、
競争をなくすと、いかに堕落するかという例証でしょうね。
233:実習生さん
08/01/12 05:26:28 qvXyg0Gm
【堺屋】 もう明らかですね。競争のない分野はどんどん駄目になる。競争を
なくしたと思っても、実は違った競争があって、競争がないと思っている人たちは
衰退していく。今日の全国的世界的傾向ですね。
【渡部】 日本の軍隊もね、清国やロシアが強いと思っているうちは競争意識を
燃やして努力した。それが日露戦争で、あのナポレオンさえも勝てなかった
ロシア陸軍に、見事に勝っちゃった。日本海海戦でもバルチック艦隊をパーフェクトに
やっつけた。こんな強い陸軍や海軍は、スエズ運河の東、パナマ運河の
西にはない、という無敵観が、以後の日本の軍隊を弱いものにしていく。
競争の切実さが希薄になり、出世するのは部内のうけのいい人ということになり、
結局、無茶な戦争をやって、惨憺たることになっちゃった。
現代教育が示す競争の大切さ
【堺屋】 しかし、現在の日本で競争がない分野といえば、何といっても
公立学校ですよ。ことに小中学校は完全に競争がないようにしてある。
「世界を考える京都会議」で教育改革の提言をしたんです。その提言の
一番のポイントは、教育の自由化。教育の場に競争を取り人れること。
ところが、これに反論する人がいるんです。いまでも受験競争が激しいのに、
これ以上競争を持ち込んだら大変なことになる、というわけです。
私はこういうことをいう人の常識を疑うんですけどね。競争という場合、
普通、供給者の競争をいうんです。自動車メーカー数社がいろんな車を
つくって販売競争をする。出版社がいろいろな本を出して売り上げ
競争をする。こういう状態を競争という。こういう供給者の競争は、
それによって消費者が利益を受けるのだからいい状態です。
234:実習生さん
08/01/12 05:27:30 qvXyg0Gm
だが、その逆、消費者に競争があって、供給者に競争がないと困ったことに
なる。自動車メーカーが一つしかなくて、車といえばそのメーカーのものしかない、
となったら、どうだろう。メーカーは何をつくっても売れるから、努力しない。
消費者は行列をつくって買うとか、運転技術の試験をして優秀な人だけ買う、
とかいうことになる。これは悪い状態です。ところが、教育に関する限り、
競争があるのは消費者、つまり生徒の側であって、供給者である先生や
学校の側には競争がない。特に小中学校は通学区域を決めて、消費者たる
生徒を割り当てている。こんな驚くべき残酷な状態を当然のことと思っている
教育関係者が多いのだから、これまた驚くべきことです。供給者の競争ということに
思い至らない典型的で極端な保護当然主義者が、教育界のほとんどを占めている。
考えてみると、教育の荒廃というが、この状態でいまの程度で止まっているのは、
むしろ不思議なぐらいです。
【渡部】 それはね、多少なりとも補うものがあるからなんです。一つは私立。
それから塾。こういうものがカバーしてるんです。塾はサービス業だから、
文部省ではなく通産省なんです。つぶれても誰も保護しない。税金で助けてくれない。
だから、つぶれないために錬磨に錬磨を重ねて、教え方がうまくなった。
最近も新聞に出ていたんだが、公文の数学教室がオーストラリアに出た。もちろん、
オーストラリアにいる日本人子弟のために、というつもりだったんだが、
これにオーストラリア人の子どもが四十人も集まってきたというんです。塾は
隠花植物だ、教育の徒花だと公の教育関係者はいっているが、錬磨して、
外国に輸出できるシステムを開発しているわけです。いま、日本の公立学校で、
外国人の子どもがお金を払って教えてください、といってくるようなシステムを
持っているところがありますか。
235:実習生さん
08/01/12 05:28:39 qvXyg0Gm
【堺屋】 競争というと、平等という概念が浮かぶ。日本のいわゆる平等主義者の
主張する平等とは、大概において、結果の平等なんですね。しかし、本来の
平等というのは機会の平等であって、結果の平等などはあり得ないんです。
教育の機会は均等でなければならない。しかし、その結果、できる者とできない者が
出てくるのは、当然のことなんです。みんな同じようにできるなどということは
あり得ない。結果の平等というあり得ないことを求めると、不満が限りなく出てくる。
その不満を解消するために、限りなく統制的になる。すると限りなく停滞する。
結果の平等を求める平等主義とは、こういうことになるんです。
この典型的な例が、美濃部さんがやった東京都の学校群制度というやつです。
この目的は学校間格差をなくすことだという。そのためにどうしたか。何と
生徒を割り当てて、入学する生徒の能力を一定にしようとした。学校格差をなくす
といいながら、先生の能力はまったく問題にせず、生徒の能力だけを問題にした。
これは驚くべき措置です。こんなことを考えついた人は、よほど残酷な
精神の持ち主だと思うんです。生徒を強制的に割り当てていくという収容所
みたいな発想ができるというのはね。よほど人間的温かみに欠けていないと、
できるものではない。で、その結果はどうなったかというと、都立高校全部が
駄目になった。特定の学校が駄目になる、というのではなしに、全部が駄目になった。
都立高校全部の一流大学合格者を足してもそれ以前の数分の一になって
しまった。結果の平等を求めて競争をなくすと、劇的な崩壊が起こるという
例ですよ、これは。
最近の落ちこぼれによる校内暴力は消費者の反乱です。供給者、つまり先生や
学校がさっばり競争しないで、消費者である生徒に競争を押しつけてくることへのね。
教育の問題はいろいろいわれているが、たった二つのことさえやれば、
ほとんどの問題は解決する、と私は思っています。一つは学校の設立の自由を
認めること。もう一つは通学区域をやめること。これをやると、いろいろ特色のある
学校ができ、生徒たちは自分がいきたい学校にいけるようになる。
236:実習生さん
08/01/12 05:30:20 qvXyg0Gm
ただし、学校や先生は競争しなければならなくなる。能力のない先生はクビになる。
でも、これが本当の姿なんです。この教育の自由化に反対するのは、駄目な
先生を保護するためなんですね。いまは駄目な先生のほうが、保護されて、
楽をしている。いい先生は負担がかかって、苦労して、ノイローゼになっている。
競争をなくすと、悪貨が良貨を駆逐するんです。良貨が悪貨を駆逐するためには
競争することです。
【渡部】 学校創設の自由化。通学区域の撤廃。確かに教育問題は、この二つの
改革に尽きるね。具体的にいえば、塾をも学校として認めるだけでもよい。
別に予算をつける必要もないし、既存の学校を廃校にすることもないのだから。
江戸・町人の強さは、どこから生まれたか
【堺屋】 競争がどのような効果をもつかは、歴史的にも明らかです。十六世紀の
日本は戦国時代で、人びとが塗炭の苦しみをなめた暗黒時代のようなイメージで
とらえられている。一方、ヨーロッパの十六世紀はルネッサンスで非常に
輝かしい時代としてとらえられている。だが、日本とヨーロッパの十六世紀は、
非常に似てるんです。ルネッサンスっていうのは、戦争をいっぱいやっている。
要するに、自由競争の時代なんです。そこから、文芸、科学技術、宗教改革、
地理上の発見などの成果が生まれた。日本の戦国時代を象徴する言葉は、
下克上です。日本最初の百科事典には、<民主主義>の項に、<けだし下克上>
と書いてある。下克上とは自由競争のことなんですね。戦国時代も自由競争の
時代なんです。
237:実習生さん
08/01/12 05:31:37 qvXyg0Gm
だから、戦国時代というと、戦争ばかりしていて、農民は被害を被って、
泣きの涙で暮らしていた、と思うかも知れないが、とんでもない誤解でね。
日本の十六世紀は経済成長がすごいし、技術の進歩が大変なものなんです。
大体、応仁の乱から関が原の合戦までに、人口が二倍、GNPが三倍に
伸びている。応仁の乱で室町幕府の支配体制が崩れ、貴族の荘園は地方の
豪族が取っちゃう。その豪族のなかでも力のあるやつは、隣の豪族の土地まで
取る。取られちゃ大変というわけで、無能がトップではやられるからと、家来の
偉いやつが主人を押しのけてトップに立つ。守るためには経済力が必要だなどと
いうわけで土地を開拓し、灌漑などの治水をやる。金・銀・銅の鉱山技術、
精練技術を導入し、製品をつくり、そして商工業が発展する。戦国時代とは
こういう時代なんです。
信長が出現し、楽市楽座をつくる。これは商業の自由競争制度です。これで、
それまでの座の拘束を離れて商業が盛んになり、経済が大発展する。
日本は世界最大の工業国になるんです。関が原の合戦のとき、関が原の
方二里ぐらいの所に、六万挺の鉄砲が集まったというんですね。当時日本には
鉄砲が十万挺あったとされている。これは、当時の全ヨーロッパにあった鉄砲の
数よりはるかに多い。それだけの生産力をつけていたんですね、当時の日本は。
まさに自由競争の成果です。経済が発展し、技術が進歩し、商業、流通が
発展する。そこに安土桃山時代の華麗な芸術が爆発的に花開く。
結局、自由競争的思想に立っていた信長が大いに勢力を伸ばし、その
後継者の秀吉が天下を取り、家康が引き継ぐ。家康が引き継いでしまうと、
今度は自分が大将だから、自由競争はないほうがいい。権力者は挑戦者が
ないほうがいいに決まっている。で、家康は統制経済に向かう。鎖国をして、
身分制度を固定し、移動を制限する。すると、経済の成長がだんだん鈍って、
享保時代からはまったく停滞経済に陥る。産業、経済、科学技術、文化、
あらゆるものが自由競争によって進歩し、競争をなくすと停滞し退化する。
歴史はそのことをよく証明しているわけです。
238:実習生さん
08/01/12 05:33:28 qvXyg0Gm
【渡部】 目で見える形でいうと、秀吉のつくった大坂城。あんな巨大なものは
規模といい性能といい、あの五十年前には絶対つくれないものですよ。あれは
自由競争の具体的成果です。家康は自由競争の時代だった元亀天正を悪と
断定し、二度と繰り返しちゃならん、としている。これが徳川三百年を象徴している。
確かに徳川家康にとっては、自由競争をなくすことは気持ちのいいことなんです。
挑戦者をなくすんだから、政権授受は安泰です。だが、農業も開発を最初は
やったが、あとは停滞する。武士も競争がなくなって退化する。たった一つ、
競争しなきゃ食えない連中がいた。町人です。競争があるから、町人は成長する。
だが、何代も競争なしでやってきた武士には、町人がなぜ金持ちになるかが
わからない。八代将軍吉宗はちょうど江戸時代の真ん中の人だが、象徴的な
ことが二つある。
一つは世継ぎの問題。吉宗には長男家重、次男宗武と二人の男の子がいる。
家重は日本語が話せない。白痴です。ワーとかいうと、忠義で野心のない
家来がついていて、これを翻訳して伝えるという状態です。宗武は弓も乗馬も
うまい。それで漢学ができて、国学までできる。文武両道です。だが、吉宗は
九代将軍に躊躇なく家重をあてるんです。競争がないんですから、この安定を
守るためには、優秀な人材より、秩序を守ったほうがいいわけです。もう一つは
お金です。吉宗は和歌山の田舎から出てきた人間で、日光にお参りしようとする。
すると、金がないといわれる。何かしようとすると、金がないとなる。家康が
江戸にはいったときは、金蔵にはいりきらないくらい金があったはずなのに、
あれはどこにいったのか、というわけです。
調べてみると、金は大名にも旗本にもいっていない。御家人なんてのは
傘張りのアルバイトをやってるぐらいだから、なおさらいっていない。農民は
神代以来泥のなかにいるだけで、同じ状態だ。家康の金はどこにいったのか
というと、町人にいっている。競争のある町人だけが強くなっていたんですな。
しかし、町人には政治的権力も武力もない。で、幕府は町人をつぶしにかかる。
町人はつぶれるわけです。だが、四十年もすると、ちゃんと復活してくる。
239:実習生さん
08/01/12 05:35:22 qvXyg0Gm
幕府は都合三回、町人つぶしをやっている。だが、その都度町人がよみがえって
力をつけるものだから、しまいには"新しい物の工夫をすべからず"などという
御触を出している(笑)。競争にさらされた者は、いかに強いかということです。
吉宗・定信時代に経済が停滞した真の理由
【堺屋】 競争がないというのは、結果の平等を求めることなんです。当然つぶれる
べきものをつぶさない。非能率温存主義なんです。ところが、不思議なことに、
日本の社会では、競争に反対する人が、常に革新とか改革とかをいうんです。
歴史的にそうですね。たとえば、享保の改革。これは競争社会をやめさせたんです。
勧農抑商といって、農業を勧め、商業を抑える。吉宗は進歩に反対し、東昭神君の
時代に戻れと、家康の時代に戻そうとした。
それよりひどいのは、水野忠邦のやった天保の改革。水野は江戸がもとの芦原に
なったらいいといって、ずいぶんえげつないことをやっている。
【渡部】 問屋をつぶしたりしているね。
【堺屋】 それでたちまち大飢饉になる。競争をやめさせると、必ず大飢饉になるんです。
享保の改革でも一生懸命農業を勧めたのに、やはり大飢饉の連続だった。なぜそうなるか。
現在の中国を見ればよくわかります。四人組の時代にはいっこうに経済が伸びなかった。
郡小平が出てきて、責任生産制とか自営農業を部分的に取り入れるようになった。
すると、農業生産が向上した。農民は、つくったものを売ってお金がはいるとなれば、
いっぱい収穫しよう、いいものを収穫して高く売り、お金を手に入れようということで、
競争して一生懸命耕すんです。それがなかったら、ノルマ以上に増産しようとなんか
しませんよ。それと同じで、江戸時代の農民も、商業が抑えられて農産物を売ることが
できないから、自分が食べられれば、それ以上につくろうとはしない。だから、ちょっとの
天候不順でも、たちまち飢饉になるわけです。こういうわけで、関が原の合戦から
元禄時代までは人口が二倍になったのに、吉宗の時代から天保時代まで、全然人口が
ふえないんです。江戸も大阪も人口が一番多かったのは元禄時代。それから百二十年
ぐらいは減少傾向なんです。都市の人口はふえない。農村は飢饉。もう大変困った時代です。
240:実習生さん
08/01/12 19:50:00 qvXyg0Gm
そこで何をいい出すかというと、"貧しきを憂えず、等しからざるを憂う"。みんな同じように
餓死するなら、それでいいじゃないか、という悪平等主義がはびこって、どうしようもなくなる。
でも、いくら抑えても、天から競争は降ってくる。吉宗があんなに抑えたのに、田沼意次の
時代になると、また商業がさかんになる。これはけしからんというので、今度は松平定信が
寛政の改革をやる。また勧農抑商です。それでもやはり自由競争は起こって、文化・文政の
時代を迎える。さかんになった商業を背景にして、あのエロチックな浮世絵などがパッと
花開く。こうして振り返ってみると、元禄時代や化政時代は商業が起こり、自由競争が
あった時代です。この二つの時代に文化人や学者、芸術家も集中して出ている。
活気のある、いい時代だったんです。ところが、これが堕落した時代のようにいわれる。
吉宗や松平定信は聖人君子のようにいわれて評判がいい。事実、賢いし、人間的にも
立派です。だが、その時代は経済が停滞し、少しもよくなかった。競争を排除したことが、
こういうことになったんですね。
【渡部】 そこに歴史を読むときの盲点があるんです。プロの歴史家は史料を使って
歴史を研究するわけだが、良質の史料というのを問題にするわけです。この良質の
史料とは何かといえば、政府文書が一番質がいい、ということになるわけです。
で、江戸時代の幕府側の文書となれば、将軍家がやったことを悪く書くわけがない。
だから、享保の改革も寛政の改革もすごく評判がよくて、それがそのまま子どもの
教科書の記述に表れている。
【堺屋】 そこが歴史でもっとも注意しなければならない点です。良質の史料、
第一級史料というのは、その時代に書かれ、そのまま伝わっている文書です。
のちの時代の人が書いたものは、第二級史料。こういう発想でいくと、たとえば
新聞などはリアル・タイムで書かれたものだから、第一級史料ということになる。
では、明治以来の総理大臣で誰が一番評判がいいかというと、新聞記事で見る限り、
これはもう、東条英機です。一人だけ飛び抜けている。
241:実習生さん
08/01/12 20:15:02 qvXyg0Gm
東条を悪く書いたり、批判したりした記事は、当時の新聞にはまったく見当たらない。
それに比べたら、吉田茂や佐藤栄作はくそみそに悪□を書かれている。原敬なんかも
評判が悪い。プロの歴史家の第一級史料的発想でいうと、東条英機はナンバー・ワンの
名宰相ということになってしまう。だが、新聞に東条の悪口が出ないのは
当然なんです。厳しい言論統制をやってるんだから。水野忠邦や松平定信は
猛烈な言論統制主義者ですからね。しかも自分でこまめに書くんです。
【渡部】 特に松平定信なんかはすごい。たくさん著書がある。
【堺屋】 言論統制で悪口を封じ、自分で書くのは自分のことを悪く書くわけは
ないんだから、第一級史料では評判がよくなってしまうわけです。特に新井白石
なんてへんなのが出てきましてね。新井白石は偉い学者かも知れないが、経済の
ことはまったくわからない人ですからね。デフレの最中に通貨を引き締めるような、
いまのマネタリズムと正反対のことをやってる。こういう人だから、その書いたもの
によると、柳沢吉保や田沼意次は悪辣非道ということになってしまう。悪口を
書かれている人は言論の自由を認めている人で、言論の自由というのは、
競争の自由につながるものなのです。競争をなくし、言論統制をしたやつが
評判がよくなる、というメカニズムがあることを、忘れてはなりませんね。
これは中国のような歴史主義の国になると、もっとひどくなる。歴史を見て人を
判断する国だから、為政者は自分の歴史に名をとどめたいと考えて調べてみる。
すると、言論統制し、反自由競争をとった人が評判がいい、とわかる。
で、そうするわけです。明の太祖以後は猛烈な統制主義です。その結果、中国は
発展しなくなったんですね。宋代までは世界一発展した国が、自由競争を統制し、
安定志向に立った結果、明朝二百六十年の間に、よその国はルネッサンスなんか
やっているのに、どんどん取り残され、今日の状態になっているんですね。中国人は
頭もいいし勤勉だし、優秀なんですね。それでも自由競争をなくす政治行政を
長く統けると、経済も技術も停滞して、全然進歩しなくなっちゃうんですね。
242:実習生さん
08/01/16 21:34:01 slXb2Lgv
孔子の思想の功罪
【渡部】 そういう体制をサポートするのが、孔子の思想でしょう。孔子は魯の国の
人だが、大国の首都にはほとんどいっていない。せいぜい魯とか宋とか小国の
王宮にいっている程度です。そういう社会で生きる道はどうあるべきかを考えた。
それが孔子の思想である、といえるでしょう。だから、孔子の思想は基本的に
小さな領域で生きていく百姓社会の思想なんです。儒教は発生的に農耕社会の
統治法だと思って間違いない。すると、どういうことになるか。能力を競い合うような
ことはまずい。小さな社会の中でみんなから人望を得るようにするのが、いちばんいい。
そういうことになる。能力を競争して中国を統一する、なんて考えるのは覇道で駄目、
ということになるわけです。小さな枠の中で安定することを考える。すると、結果が
平等であるのがいい、ということになる。だから、孔子の説く王道は社会主義の
王道と一脈通じるものがあるんです。
【堺屋】 渡部先生がおっしゃるのが、孔子の思想の本質ですね。で、小さな社会での
生き方を考えると、秩序が保たれていて安定しているのが一番いい、ということになる。
そのための基本原理を考える。すると、長幼の順を基準にするのが一番いい、となる。
確かにそうです。年齢というのは、客観的基準ですからね。誰も異議を唱えようがない。
これを基準にすれば、秩序は保たれ、安定し易いわけです。
【渡部】 だから儒教では孝がなによりの徳目なんですね。
【堺屋】 そうです。忠義よりも孝行が優先する。徳川時代はそれを少しねじ曲げて、
忠義を優先させましたけどね。
【渡部】 人のものを借りてきて、それを自分に都合よくつくり変えちゃうのは、日本人の
得意中の得意だからなあ(笑)。
243:実習生さん
08/01/27 01:57:56 3uL9kn+G
★首相が施政演説「生活者や消費者が主役となる社会」 (読売新聞)
福田首相は18日午後、衆参両院の本会議で、就任後初の施政方針演説を行った。
演説で首相は、2008年を「生活者や消費者が主役となる社会」のスタートの年と位置づけ、
各省庁の消費者関連部署を統合した消費者行政を強化する組織の新設を表明した。
また、環境問題への対応として、「世界の先例となる『低炭素社会』への転換を進め、
国際社会を先導する」と決意を示し、先駆的な取り組みを進める10の「環境モデル都市」を
作るなどの新たな施策を説明した。
演説ではまず、参院で与野党が逆転している「ねじれ国会」への対応として、「与野党が
信頼関係のうえに立ってよく話し合い、国政を動かすことこそ政治の責任だ。野党の意見も
積極的に取り入れながら責任ある政治を遂行する」との基本姿勢を宣言。政権の五つの
基本方針として、〈1〉国民本位の行財政への転換〈2〉社会保障制度の確立と安全の確保
〈3〉活力ある経済社会の構築〈4〉平和協力国家日本の実現〈5〉低炭素社会への転換―を示した。
[ 2008年1月18日14時29分 ]
244:実習生さん
08/02/16 18:58:46 063Ysp/R
★公務員、消費者窓口で研修・首相指示の「総点検」原案
食品表示の偽装問題などを受け、福田康夫首相が指示した消費者重視の
行政に関する報告書の原案が26日、明らかになった。
消費者の声を直接、聞く機会がないことが生産者第一の政策立案の原因と指摘。
国家公務員の昇進時に一般の人々の要望や苦情を受け付ける相談窓口での
研修を義務付けるとしている。消費者の利益にかかわるテーマを扱うすべての
審議会で委員の3割以上を消費者代表にする方針も盛り込んだ。
現在の行政や法制度の総点検に関する報告書は、国民生活審議会(首相の諮問機関)が
3月にまとめる。原案では「公務員の意識改革と人材・組織のあり方」
「政府の審議会や重要政策会議などのあり方」「意見募集(パブリックコメント)のあり方」
などのテーマを設定。首相が創設を表明した消費者行政を一元化する新組織などの
問題については今後、議論を詰める。(16:03)
日経新聞 URLリンク(www.nikkei.co.jp)
245:実習生さん
08/02/16 19:01:00 MESob63C
もう何やったって教育は崩壊するんだから。まったりいこうよ。
見当違いの行政と、親よりマスコミより厄介な、ふんぞり返っているベテラン教師。
教育破壊プロパガンダを真に受けて教師をなめる子どもと親と。
246:実習生さん
08/03/15 22:32:01 cry8bliK
/// 歴史が示す競争の原理 41 ////////////
【堺屋】 漢の時代は儒教が大変尊敬されましてね。孝が非常に強調される。だから、
面白いことがあるんですよ。官僚などもね、孝行を尽くさんやつは風上にも置けん
というわけです。で、親が死ぬと、いかなる高位高官であろうとも、辞職するんです。
それで親が住んでいたところにもどり、盛大に葬式をやる。それだけではすまない。
次は三年間墓守りをする。家から通って墓掃除をするぐらいでは墓を守っていること
にはならないんで、墓のそばに小さな小屋を建てて、そこに住みついて墓守りをする。
三年間が過ぎて、あいつは孝行なやつだということで、御上から召される。でも、
ホイホイと出ていっては駄目なんです。「いや、私は親の墓守りをしたい」といって
固辞しなきゃいけないんですな(笑)。墓石にしがみついて、親の墓を守りたい、
官職にはつきたくない、と泣き叫んで抵抗するのが一番いい。すると、ますます
孝行なやつだという評判があがって、いいポストにつけるんです(笑)。
///////////////////////// 渡部昇一 ///
247:実習生さん
08/03/30 19:46:18 beinodfl
/// 歴史が示す競争の原理 42 ////////////
【渡部】 演技力がないと、漢の時代に生きていくのは難しかったんですね。
【堺屋】 こういう儒教精神を支えにした漢の時代は、それでも武帝のころまでは
まだいいんですよ。それがだんだん衰えていって、光武帝のころに少し盛り返すが、
それからあとは駄目ですね。
【渡部】 長幼の秩序で収まって、競争がないから、衰えるのは当然だ。
【堺屋】 それで最終的に後漢のころになると、どうなったかというと、家庭の崩壊が
起こるんです。孝行を第一の徳にして、長幼の順を重んじるんだから、家庭の基盤は
揺るがないような気がするが、そうではない。ここが面白いところですね。離婚が
増えて目茶苦茶の状態になる。
///////////////// 竹井出版1987年刊 ///
248: ◆yCQpkrbAP2
08/05/02 20:32:11 LRtU23ly
/// 歴史が示す競争の原理 43 ////////////
たとえば、『三国志』を読みますと、劉備玄徳なんてのは兄弟がいるのかいないのか
わからない。張飛も兄弟のことはわからない。関羽、こいつも兄弟の有無はわからない。
ところが、諸葛孔明、これは兄弟関係がわかる。孫権も兄貴がいるし、曹操も甥とか
なんとか一族がいっぱい出てくる。そういうふうに、劉備玄徳や張飛や関羽のようにどうも
家族がわからないのと、諸葛孔明や孫権や曹操のように家族関係がはっきりしている
のとの違いはどこからくるとかというと、結局名門の出は家族のことがわかって、
下層出身はわからないということになる。それはつまり、金なんですね。金がある一族は
その金のために一族が結束する。だが、金のない一族は結束する根拠がないから、
家庭が崩壊して兄弟関係もはっきりしないということになってしまう。社会を構成するのは
上層はひと握りで、下層が大半なんだから、その下層の家庭が崩壌するというのは、
社会的に家庭の崩壊が進行したということですよ。孝行を第一の徳目として長幼の
順序を重んじる儒教を建前としながら、そこに出現した社会は、孔子が目指したものとは
まったく違うものになっちゃった。競争がないと停滞する。すると、そういうことになっても
しまうんですな。
////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///
249: ◆yCQpkrbAP2
08/06/01 00:28:30 TCQyBxEa
/// 歴史が示す競争の原理 44 ////////////
【渡部】 それではいかんということで出てきたのが、老荘の思想でしょう。
【堺屋】 だが、老荘の思想も競争を排除して社会の秩序を安定させようとする点では、
儒教と五十歩百歩ですね。だからますます停滞して、蛮族なんかに滅ぼされてしまう。
で、次に出てくるのが仏教です。日本の現在の仏教は大乗仏教で、非常に洗練
されている。だが、小乗仏教ってのは、かなりえげつない。
【渡部】 小乗仏教というのは仏像もキンキラキンで、お寺もゴタゴタしてて、
見るからにえげつない感じがする(笑)。
///////////////////// 「競争の原理」 ///
250: ◆yCQpkrbAP2
08/07/15 07:53:22 0su77lv1
/// 歴史が示す競争の原理 45 ////////////
【堺屋】 儒教というのはお寺はない。金をもってこいともいわない。その点では
真面目なんです。だが、小乗仏教のお寺はそうじゃない。特に唐代の仏教は仏像を
つくるとかお寺をつくるとかで、かなり競争したりする。そこにネストリウス派とか、
いろいろな宗教がはいってきて、競争になる。すると不思議なもので社会は活気づく。
それが唐代の繁栄です。何か競争状態が少しでもできると、社会は活気づく。
だが、権力者はすぐに自分の権力の安泰を願って、競争を排除しにかかる。
【渡部】 歴史はその繰り返しだともいえますな。唐も少しは活気づいたが、
たちまち停滞してしまうでしょう。中国が自由競争時代に突入するのは、唐の
末期から宋代ですね。
/////// 〔新装版〕致知出版社 1996年刊 ///
251: ◆yCQpkrbAP2
08/08/05 23:29:11 aGFCmPGJ
/// 歴史が示す競争の原理 46 ////////////
【堺屋】 節度使同士が戦争を繰り返す。五代の大動乱。これはまさに自由競争です。
ここで北方民族なんかもはいってきて、技術などもすごく発達する。社会の秩序が
崩れてきて、唐末になると、羅針盤や製紙法が発明されたり、火薬が発達したりする。
【渡部】 政府が強くなり過ぎて、揺るぎのない安定した社会をつくろうとする
方向にだけ意志が働くようになると、危険信号だということでしょう。
【堺屋】 そういうことです。
///////////////////////// 堺屋太一 ///
252: ◆yCQpkrbAP2
08/10/05 18:41:20 KDOE9ZjO
/// 歴史が示す競争の原理 47 ////////////
【渡部】 それにしてもちょっと気になるのは、さきほど出た家庭崩壊の話です。
孝行を最高の徳目として、長幼の順序を重んじた儒教が社会の基盤になった時代に、
逆に家庭の崩壊が進んだということ。それが社会の停滞と重なり合っているということ。
何だか現代の日本の状況について考えさせられますね。
【堺屋】 歴史を見ると、家庭崩壊が社会現象となっている時代はたびたびあるんですね。
たとえば帝政口ーマがそうです。統計はないが、あの時代の離婚率というのは、
相当なものじゃなかったか、と思いますよ。シーザーなんてのは四回結婚している。
【渡部】 というのは、少なくとも三回は離婚した。という計算になる。
///////////////////////// 渡部昇一 ///
253:アニマル
08/10/27 10:27:21 ERducjz+
「悪」は平和な時代に勝利する。
URLリンク(mofa9.hp.infoseek.co.jp)
悪貨は良貨を駆逐する。
ひとたび悪貨が出回ると良貨は市場から姿を消す。
今日の経済にもこういった現象が見られる。
254:実習生さん
08/11/07 06:10:22 zZMKqbOq
>>1
バウチャーがちょうど市場の原理に見合ってるかな
255:実習生さん
08/11/07 13:14:49 T1518q1C
バウチャーは市場原理を取り入れると同時に
私立校という市場自体を潰してしまうのだが
少しは調べてから物を言えないのかな
256:実習生さん
08/12/20 07:23:51 fp6ZWMwQ
★公費による公立と私学の助成費用の格差をなくし、フェアーな状態で競争することが大事 1/2
税金による生徒一人あたりの公立高への助成は110万円、私立はたった35万円
基調講演 「文教行政の現状と今後」 下村博文(文部科学大臣政務官・衆議院議員)
2005年6月12日(日) 於 新横浜国際ホテル
先日は、小泉総理の諮問機関である「規制改革・民間開放推進会議」のメンバーが経済財政
諮問会議において、推進会議側が以前より文部科学省に問題提起してきた事項に関して、
その進捗状況を中山文部科学大臣に質しました。すなわち「学区制を廃止し『学校選択の自由』を
徹底」「イコールフィッティングの考えに基づき、株式会社立やNPO立の学校にも私学助成する」
「バウチャー制度導入」の3点です。
まず「学区制の廃止」について。これは文部科学省ではなく教育委員会が決定するものです。
しかし諮問会議は文部科学省に、各教育委員会に指導・助言し学区制廃止を促進するよう求めました。
2点目の「私学助成」の問題に関して中山大臣は、株式会社立の学校は特区として
位置づけられ、現在はまだ検証段階であるため助成を考える時期ではないと答えています。
3点目の「バウチャー制度導入」は、私が政務官室に文部科学省の若手メンバーを集めて
研究しており、本年度中に一定の結論を出す予定です。
したがって、本日は中間報告的なものとしてご説明します。
バウチャー制度の全国一斉導入にはリスクが伴いますので、まず高校から始めたいと考えています。
いま公立高校には生徒一人当たり年間でおよそ110万円の税金が投入されています。
父母負担は平均して10万円ほど。合計するとおよそ120万円です。一方、私立高校への助成金は
一人当たり平均35万円。父母負担は平均50万円。合わせて85万円です。同じ高校教育でありながら
アンフェアな状態が続いてきました。
バウチャー制度とは、公立・私立ともに同額の税金を、教育クーポンのような形で教育を受ける
子ども本人に渡すものです。
しかし、現行予算の上乗せ方式では財政負担が増えますので現実的ではありません。
また私学助成を廃止するとなると、私学間でも賛否両論あるでしょう。
257:実習生さん
08/12/20 07:25:46 fp6ZWMwQ
★公費による公立と私学の助成費用の格差をなくし、フェアーな状態で競争することが大事 2/2
税金による生徒一人あたりの公立高への助成は110万円、私立はたった35万円
そこで私学助成制度を残し、投入する税金の総額を増やさず、しかも公立高校に通う生徒の
保護者の負担も増やさない。しかし、できるだけイコールフィッティングに近い形になるように
実施したいと考えています。
具体的には、私学に通う子どもに約20万円をバウチャークーポンとして支給する。その分、
公立高校に投入する税金を10%程度カット。つまり行財政改革です。その代わり、公立高校の
校長に経営権を与える。創意工夫できるよう、人事権や予算権などの権限を委譲するわけです。
いまや少子化や通学区域緩和により、公立高校も生徒集めが厳しくなってきています。
公立も私学的な経営権をもち、より活性化していく必要があります。
ただし、これはシュミレーションとしての導入ですから、希望する高校に限定します。
意欲ある校長に手を上げていただきたいと思います。自治体は結果を検証し、バウチャー制度
導入について教育委員会や私立中高協会と話し合って決めればよいわけです。
さて、今後の義務教育の流れについては、今年3月に出版された「サッチャー改革に学ぶ
教育正常化への道 英国教育調査報告」(PHP研究所)をご覧いただきたいと思います。
これは、昨年イギリスの教育改革現場を視察した自民・民主の議員6名の共著です。
今後の義務教育の流れは、基本的にイギリスをモデルとしたものになります。
イギリスはイコールフィッティングを徹底し、中学生一人当たり約100万円を学校に支給。
校長は予算内で自校にふさわしい教師を採用し、活性化をはかります。ただし、努力しない
学校は廃校。学校に権限を委譲する代わりに、厳しく事後チェックしています。
今後は、わが国においてもイコールフィッティングとしてのバウチャー制度導入により、
公立と私立が同じ土俵に乗ります。互いに学校間競争しながら、いかに教育を活性化
させていくかが、問われることになります。
URLリンク(www.manavinet.com)
258:実習生さん
09/01/29 00:08:22 R+bZgEgw
現在の教育は
小中高大 各過程の教科の成績が良くても、それが生きていく力に直結しているとは言い切れない。
仕事に直結した学問が机上の学問に置き換えられすぎている。
純粋学問として教える側に都合良くなりすぎている。
本来の教育とは
小中高大 それぞれの生徒学生の能力で、今なら何をして生きていけるか、認識させるべきではないだろうか。
化学のこの分野は将来花火職人になるなら勉強しておけ。
家庭科のこの分野は栄養士になる人は勉強しなさい。
小学校の算数でもスーパーのレジ打ちには最低これくらい覚えときなさい。
意味のない公式をゲーム感覚で覚えさせるより、仕事に直結させなさい。
組織に入るために勉強させるより、個人として好きなこと得意なことを認識させ、
自立できる能力を早く認識させなさい。
そして自立できる職種をどんどん拡げ、どんどん深く、勉強してください。
生きていく力をステップアップさせてください。
何年か働いてやりたいことを見つけ、学生になっても、全然結構。
259:実習生さん
09/01/29 08:01:54 rOifE7ZJ
学校間で競争させてどうする?競争させるなら報酬が要る。
学力・体力テストで上位になれば補助金支給にでもするのか。
補助金以外のインセンティブが思いつかないが。
260:実習生さん
09/02/18 16:19:17 Qx5L4UXp
>>259
成果出したところには入会希望者が増える。
261:実習生さん
09/02/18 20:34:17 NABtztmm
近くの学校が競争に負けたせいで、通う学校が遠くなってもいいのなら
学校が民営化されて、授業料とかが当たり前のようにとられてもいいなら
潰しあいの教育がいいのなら
お金のある人が優遇される状況でいいのなら
教育を受ける権利という教育制度の原則が曖昧になっていいのなら
公教育崩壊、民営化でよいと思います。
262:実習生さん
09/02/20 06:43:10 VVUIn4PR
消費者主権の教育なんてただの私立じゃん
まあ隠蔽体質は私立の方が酷いとか、私立も私立で難点はあるんだけどね
263: ◆yCQpkrbAP2
09/04/22 20:43:46 TI1RnNJu
/// 歴史が示す競争の原理 48 ////////////
【堺屋】 オクタビアヌスは三回結婚している。セネカでもキケロでも、みんな数回は
離婚している。こんなに結婚したり離婚したりというのを何回も繰り返していたら、
家庭なんて形をなすわけがあリません。だから、シーザーを攻撃する演説の中で、
彼はこういうことをいわれるわけです。「すべての男の妻、すべての女の夫」と。
【渡部】 ホモまでやっていたわけだ(笑)。そういう調子では家庭が意味を
なさなくなるのも無理はない。
///////////////// 竹井出版1987年刊 ///
264:実習生さん
09/04/24 17:21:57 G1TEmPvw
「国家主権回復」大阪デモ行進
〔日 時〕平成21年 4月26日(日) 午後1時集合・2時出発
〔集 会 場〕大阪市西区靱公園東園 (四ツ橋線/本町駅下車200m)
〔行進経路〕靱公園出発→本町→御堂筋南下→難波→元町2解散 (約3㌔)
〔示威形態〕徒歩によるデモ行進 服装は自由です(隊服可)
ハンドマイク、メガホン、プラカード、国旗、会旗の持参可
《有志の参加、お待ちしております。》
265:実習生さん
09/05/12 23:26:06 TCaLjEI6
みんなで市場原理導入に向けて、デモ行進しよう!
266: ◆yCQpkrbAP2
09/08/10 22:30:24 GTZJSbJZ
/// 歴史が示す競争の原理 48 ////////////
だが、金のない一族は結束する根拠がないから、家庭が崩壊して兄弟関係もはっきりしない
ということになってしまう。社会を構成するのは上層はひと握りで、下層が大半なんだから、
その下層の家庭が崩壌するというのは、社会的に家庭の崩壊が進行したということですよ。
孝行を第一の徳目として長幼の順序を重んじる儒教を建前としながら、そこに出現した社会は、
孔子が目指したものとはまったく違うものになっちゃった。競争がないと停滞する。
すると、そういうことになってもしまうんですな。
///////////////// 竹井出版1987年刊 ///
267:実習生さん
09/10/06 20:59:18 O7WZZIZe
最近、無駄に時がたって歳をとっているだけのものが、自分を「大人」と評して、
なんだか、立派な人間であるかのような顔をしているのが目立つ。
だが、年齢など、誰でもとることのできるものだ。
それに苦労はない。むしろ歳などとりたくない。
いい歳して地位も名誉もない凡人のなんと多いことよ。
歳を重ねても、キャリアは重ねない者、それは反面教師にしかならない。
自分は、ああはなりたくないものだ、と子どもたちは思ってるというのに・・・・・
子どもたちは、有名人が大好きだ。
実績もなく無駄に歳を重ねたものたちへの子供たちの視線!
その歳になるまで何してたんだ!
私は、天才や大物でなければ尊敬しない今の子供たちを憂う。
そして、それ以上に、天才でも大物でもないのに、
教育を語るダメオヤジの存在を疎ましく思う。
天才や大物でなければ教育を語れない世の中にしてほしい。
268:実習生さん
09/12/03 23:03:33 HUpInNj4
スレリンク(edu板)
スレリンク(recruit板:8番)n-13
269: ◆yCQpkrbAP2
09/12/30 00:10:13 ZsoVySSe
/// 歴史が示す競争の原理 49 ////////////
【渡部】 それではいかんということで出てきたのが、老荘の思想でしょう。
【堺屋】 だが、老荘の思想も競争を排除して社会の秩序を安定させようとする点では、
儒教と五十歩百歩ですね。だからますます停滞して、蛮族なんかに滅ぼされてしまう。
で、次に出てくるのが仏教です。日本の現在の仏教は大乗仏教で、非常に洗練
されている。だが、小乗仏教ってのは、かなりえげつない。
////////////// 堺屋太一 ・渡部昇一著 ///
270:実習生さん
10/01/01 01:16:56 Y8u06PA3
負け組オヤジの人生論は泣き言にすぎない。
八つ当たり、成功者への嫉妬、世の中への恨み、コンプレックス、
泣き声のような叫びにうんざり。
271:実習生さん
10/01/13 18:43:27 xBFZYAOG
できる奴は飛び級させろ!
272:実習生さん
10/02/14 23:04:08 I8AUnmih
★民主党は子供手当てを教育バウチャーで全額前倒しで実施せよ
2009年12月12日11時19分 / 提供:金融日記
(中略)
1年間の有効期限の教育バウチャーを来年から子供一人当たり月2万6千円全額支給するのです。
そしてこの教育バウチャーが使える範囲は非常に大きくするべきでしょう。
塾や習い事はもちろんのこと、子供のサマーキャンプやスキー教室でも使えるようにするのです。
有効期限があるのでこれらのバウチャーはほぼ確実に消費されるでしょう。
5兆円のバウチャーが確実に消費されます。
そしてこのバウチャーを足がかりに、日本の硬直しきった公教育に切り込んでいきます。
公教育を大幅に自由化、民営化して、バウチャーで授業料を徴収するようにします。
市場原理を働かせて生徒が自分のいく学校を自由に選べるようにします。
当然、人気のない学校はつぶれるし、いい学校はどんどんもうかります。
公教育のバウチャー化では2万6千円では足りないので、今の教育にかかっている税金を
そのままバウチャーにして国民に支給します。
最近、話題になっている保育園もバウチャーを支給して自由に民間企業が参入できるように
すればいいのです。
教育バウチャーと自由競争で教育産業がいっぺんに発展して、雇用も大きく増えるでしょう。
教育ビッグバンです。
長い目で見れば、もっとも効果的な成長戦略とはよい教育であることは間違いありません。
ニューヨークのブルームバーグ市長は能力の低い教師を解雇できるようにして、学校間の成績を
定量的に計測して競争させるような、抜本的な教育改革を実施しようとしています。
教育バウチャーを導入すれば、日本も先進的なブルームバーグ市長の先を行くことができるでしょう。
とはいっても、民主党の支持基盤は日教組で、今後は教師は絶対に競争にさらされず、どんな
ことをしても絶対に首にならないような権利強化がどんどん実施されていくでしょうから、
民主党にこんなことを期待するのは無理ですね。
トホホ。
URLリンク(news.livedoor.com)
273:実習生さん
10/03/14 22:54:46 9ErFxwMD
★橋下知事「ダメ高校は、公立・私立とも退場。競争で大阪の教育の質を向上」 1
・だめな高校は公立、私立とも退場してもらう―。大阪府の橋下徹知事の高校改革が今春、
本格的に始まる。公私間の授業料格差を無くすため、府の私立助成を大幅に拡充。公私で
生徒の獲得を競わせる。また、芸術やスポーツなどの分野で成果を上げた公立に助成金を
約束するなど、公立同士の競争も後押しする。知事がこだわる「競争原理」は、大阪の教育の
質を向上させられるのか。
「公立と私立が競争できるような条件をつくるため、府のお金を投入します。私立の皆さんには
公立の受験生を奪うんだという意気込みで戦ってもらいたい」。2月1日に大阪市内で開かれた
「大阪私学保護者の集い」で、橋下知事が声を張り上げた。
2009年度の府内の高校授業料は公立の年間14万4千円に対し、私立は同平均約55万円。
4月から鳩山政権によって公立の授業料が無償化される。橋下知事はこれに併せて、府内在住の
私立高校生について、年収350万円未満の世帯を無償化できるよう府独自に助成する。
11年度には、府内の私立高校生の半分をカバーするとみられる年収680万円程度の世帯に
まで助成を広げる方針だ。
公立と私立の授業料の差が縮まれば、生徒や保護者が家庭の経済事情にかかわらず、自由に
学校を選べるようになる。そうなれば、進路の判断基準は純粋に良い学校かどうかだ。各高校が
生徒獲得競争を勝ち抜くために魅力ある学校づくりに励めば、教育の質の向上につながる―。
橋下知事はそう考えている。
助成拡充の一方で、橋下知事は記者会見や議会で「競争を重視する制度の中では、経営的に
成り立たない学校は倒れても仕方ない」と、クギを刺す。
府私学・大学課によると、09年度の府内の私立高校の生徒数を10年前と比べると、全94校の
うち15校で生徒数が半減している。ある女子高校の校長は「女子校の多くは満足に生徒を
集められていない。経費を削減し、進学実績を伸ばすなどして競争に打ち勝つしかない」と話す。
大阪府では1980年代以降、公立と私立の入学者の比率をほぼ7対3に決めてきた。
274:実習生さん
10/03/14 22:57:50 9ErFxwMD
★橋下知事「ダメ高校は、公立・私立とも退場。競争で大阪の教育の質を向上」 2
橋下知事は「カルテルのようなもの」と批判し、生徒が公立でも私立でも行きたい高校を
自由に選べるようにするべきだと主張してきた。
橋下知事は、人気のない公立高校の「撤退ルール」を策定する意向も示している。
2月、「募集定員の何割を下回れば公立は撤退、と決めておかねばならない。良い学校が
残ればよい」と述べた。
大阪府公立中学校長会が5日に発表した今春卒業予定の中学3年の進路希望調査結果に
よると、定員割れした公立高校が前年同期より13校多い21校に達した。中西府教育長は
14年度までは少子化がいったん底を打ち、高校の入学者数の増加が見込まれるとして、
「(深刻な定員割れなどの)問題が顕在化してくるのはそれ以降」との見方を示している。
その一方で、橋下知事は10年度当初予算案に、公立高校同士に競争を促す制度を盛り込んだ。
有名大学への進学実績で府内トップ級とされる北野、大手前など府立10校を「進学指導
特色校」に指定。手厚く支援するため、各校をオンラインで結ぶ進路支援システムの構築などに
1億637万円を計上した。
橋下知事は「頑張る学校は新たに特色校の指定に挑戦でき、そうでない学校は指定から外れる。
そのような競争のシステムが必要だ」と強調し、特色校を入れ替え制にするよう府教委に求めている。
芸術やスポーツの分野でも競わせる。コンクールなどでめざましい成果を上げた府立高校の
専門学科を支援する予算に3千万円を計上した。
府立高校校長は「脚光を浴びる生徒はごく一部。(学力的に)しんどい生徒を底上げすることが
大阪全体の活性化につながるはずなのに、そういう努力をした高校が評価される仕組みに
なっていない」と指摘する。
知的障害のある生徒とない生徒が同じ教室で学ぶコースを設置している府立高校の校長は
「勉強やスポーツ、芸術などの一面的な競争では得られない取り組みも必要だ」。(以上抜粋)
URLリンク(www.asahi.com)
275:実習生さん
10/03/15 00:56:01 nJ3pGHNa
>>1
入試云々を言っているので、義務教育の話ではないようだが
正気かね・・・
>>学校側からの選別である入学試験競争にあけくれる状況となっている。
倍率の低い学校は淘汰の危険があります。市場原理でしょ。
>>一人ひとりの価値観、個性に合わせたより多様な教育サービス
よくきく耳ざわりの良いフレーズですが、本当にこれをおし進めれば
学校自体意味のないものになります。優秀な家庭教師を雇うべきでしょう
>>一部の権力者やエリートの考えでどちらかの教育への統一するのではなく
受験競争真っ只中の進学校もあれば、ゆったりとした単位制や通信制
の高校もあります。需要があるからです。
何を訴えたいんだ・・・?
276:実習生さん
10/03/15 19:59:16 nIA7COHH
>>1
入学試験を受ける決定をするまでに、学校内部の適切な情報が
分かるような仕組みづくりが日本は必要ですね。なんとなくの評判や偏差値だけで
入学試験に挑むのではなく、より詳しい情報を集める努力も必要でしょう。
私立高校に関してもより情報の開示があるべきでしょうね。
管理主義・全体主義・思想統制アリ・恫喝アリ・暗記試験中心教育の例として
早稲○実業学校高等部を挙げておきます。
277:実習生さん
10/05/27 10:00:07 fg8Y9dq4
ネットワークゲーム(MMO)の課金アイテム制のシステムで
ガチャやくじと言われるレアな確立でしかあたりアイテムが出ないのは
射幸心をあおるギャンブルで、数万円の出費が伴うのですが
これをなんとか法律で規制して、定額制とかにできないものでしょうか?
特に、韓国のゲームがひどくて困ってます
278:↓ブックマーク推奨
10/05/27 10:36:12 SoLI/NT7
NHKの極左売国捏造路線何とかなりませんか?19
スレリンク(nhk板)
279:実習生さん
10/07/03 19:37:32 imCemOGF
★支持団体の日教組が絶対反対のため、民主党政権では教育バウチャーは禁句 1/2
経済最大の無駄は「隠れた社会保障」 - 池田信夫
民主党政権も、遅まきながら中期財政フレームで、2020年までにプライマリーバランス(PB)を
黒字化するという目標を掲げた。かつて小泉政権で掲げられた「2011年の黒字化」から10年も
先送りだが、それも実現は困難だ。内閣府の試算でも、成長率が1%台では2020年にはPBは
約20兆円の赤字。消費税を10%にしても増収は10兆円だから、問題は事業仕分けのような
個別の無駄ではなく、財政構造の改革である。
今年度予算の一般歳出で最大の項目は社会保障の27兆円だが、さらに大きな無駄は社会保障に
含まれていない隠れた社会保障にある。たとえば農業の戸別所得補償の予算は5600億円だが、
これは農業政策としては意味のないバラマキであり、実質的には兼業農家への社会保障だ。
本来の社会保障は所得の低い人を救済する制度だが、農家の平均所得は普通のサラリーマンより
高いので、これは「逆社会保障」である。
農水省の予算は2.5兆円だが、そのうち8700億円がこうした補助金だ。農業土木の1兆円も
地方の土木業者への補助金だから、農水省の予算のほとんどは農村への社会保障である。
農家に年間1世帯500万円も補助金が投入されているのは世界最大で、農水省を廃止すれば、
この不公正な社会保障は本当に貧しい人への給付に回せる。
高校の無償化3900億円も、実質的な社会保障である。大学への補助金も、国立大学への交付金と
私学助成を合計すると1兆6000億円だが、大学に入る階層は所得が平均より高いので、これも
逆社会保障だ。文部科学省の今年度予算5兆7000億円のうち、3兆7000億円が学校への補助金だが、
こういう支出は教育バウチャーにすれば大幅に削減でき、学校の効率化を促進できる。
しかし民主党政権では「バウチャーは禁句」だという。最大の支持団体である日教組が
絶対反対だからである。
280:実習生さん
10/07/03 19:43:22 imCemOGF
★支持団体の日教組が絶対反対のため、民主党政権では教育バウチャーは禁句 2/2
このように一般歳出のうち33兆円以上が広義の社会保障であり、そのうちかなりの部分が
平均より所得の高い人に給付する逆社会保障である。さらに地方交付税の17兆円も都市から
地方への所得移転だから一般会計だけで合計50兆円以上、さらに年金特別会計のうち
社会保障給付が53兆円だから、合計100兆円以上が広義の社会保障費である。これを合理化
しないで、歳出を削減することはできない。
しかし政府税調の専門家委員会は、座長の神野直彦氏を初めとして、「強い社会保障」を
主張する「大きな政府」派で固められているので、こうした歳出の合理化は困難だろう。
このままでは、民主党政権が倒れるまで財政は再建できそうにない。
経済最大の無駄は「隠れた社会保障」 - 池田信夫
URLリンク(agora-web.jp)
281:実習生さん
10/08/10 19:04:10 plXa11Rf
民主党は労働組合とズブズブですよ。
282:実習生さん
10/08/10 22:30:38 QaYq98zP
>>272
>有効期限があるのでこれらのバウチャーはほぼ確実に消費されるでしょう。
杉並では
0歳~6歳までの子供をもつ家庭に
1万から3万円のバウチャーを提供していて
お芝居やコンサート、親へのサポートなどに使えるようにしているが
親の教育への考え方が如実に表れるよ。
「教育って何?保育園に通わせているよ」という親は全く使わない。
そういう親にとっては、「使いづらい引換券」にすぎないからね。
もちろん、子どもの教育をまじめに考えている(=それなりに高収入の親)は
ちゃーんとバウチャーを使う。
>当然、人気のない学校はつぶれるし、いい学校はどんどんもうかります。
これも、地元の高校が潰れることで、
教育に興味の無い親に育てられる子供の行き先が無くなる。
わざわざ、となりの市まで行くことは無いよって親も出てくるね。
市場原理を利かせればすべてうまくいくってのは
親と子供、つまり消費者は
全て賢い。という幻想の元で成り立つ夢物語。
283:実習生さん
10/08/10 23:07:44 8kq/mlwU
バウチャー制度は日本国憲法八十九条違反。
【公の財産の支出又は利用の制限】
公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、
又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、
又はその利用に供してはならない。
284:実習生さん
10/08/10 23:31:02 QaYq98zP
ちなみに品川では
「ダメな高校、いい高校」が如実に表れていて
で、ダメな高校を選んでしまった消費者(親、子ども)は、
入学者が数十名の荒れ果てた学校に
少なくても1年は通うわけだ。
これが、企業活動なら、
ダメなら他の商品を選べばいいとなるが
高校となると、そういうわけにはいかない。
ってことは、多分3年、
「ダメな学校は潰れてしまえ」という高校に通うことになる。
そういう子供達が出てしまう教育制度ってのは
なにか欠陥があるとしか、思えないよ。
まあ、毎週毎週、来週行く高校を選べるというのなら
話はべつかもしれないけどね。
消費者なら、そっちを選ぶはずだし。選択肢が多いほうがいいわけだから。
285:実習生さん
10/09/13 20:07:14 cdR0z50k
ダメオヤジが自由に口出しするようになると、ダメになるのが日本なんだよな。
オッサンが口をはさまない分野がいつだって伸びる。
古くは、映画産業だったり、テレビ産業だったり、電子産業だったり、
いまなら、IT産業だったり、アニメ産業だったり。
286:実習生さん
10/09/17 19:55:18 vfSMAExL
>>284
自分で学校選んだ結末がそれなら「自己責任」だろ
希望した学校に入れず最悪の学校に割り振られたとしてもそれも自己責任
何も問題なかろう
287:実習生さん
10/09/26 00:44:45 FimD2Qo2
>>286
算数も出来ない人間が
税金で大量生産されることが
問題無いわけ無いだろw
それぐらいなら、学校は、全部私立にすればいいのさ。
どこかの植民地みたいに
一部の上層階層と、多くの下層階層が
国家の資源を食いつぶして生活するようになる。
288:実習生さん
10/10/09 09:32:40 ttL6QY31
竹中平蔵(慶應大教授)VS木崎貴幸(無職) 仁義なき戦い
↓粘着アンチの正体
___________________________________________________________
【極左】反日左翼活動家ザキンコ(zakinco)【底辺】
木崎貴幸
1976年12月8日生 兵庫県高砂市出身 東京都調布市在住
1989年 高砂市立伊保南小学校卒業
1992年 高砂市立松陽中学校卒業
1995年 兵庫県立加古川東高等学校卒業
2000年 姫路工業大学工学部情報工学科卒業
2000年 同大学院中退
33歳にして単発アルバイトのみの実質無職w
ネットで反日左翼活動に邁進中の犯罪者予備軍。
URLリンク(twitter.com)
URLリンク(b.hatena.ne.jp)
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
URLリンク(ja.wikipedia.org)
●中学時代、虐めにあう。母親を憎んでいる。
●天皇制廃止論者。親日的歴史解釈を「歴史修正主義」として激しく罵倒。
●中国の軍事的脅威を完全否定。9条擁護しながら、在日米軍は不要と主張。
●「新自由主義」「市場原理主義」という藁人形を攻撃しつづける。
●小泉改革で格差が拡大したと思い込み、竹中平蔵を憎悪している。
●神野直彦や内橋克人ら、マルクスの亡霊を妄信。
●池田信夫を激しく嫌い、小倉秀夫(キ○ガイとして有名)、hamachanらを崇拝。
●底辺労働者が報われないのは、株主や経営者が搾取しているからだと思っている。
●法人税増税を主張。大企業は内部留保として金を溜め込んでいると思い込んでいる。巨額の負債も抱えているとは考えもしない。
●Zakinco「『非国民通信』は私のバイブルです。世の専門家たちよりも見識が高く、信頼に足ります」
289:実習生さん
10/10/14 00:15:20 GQZhEmfZ
>>267
>>285
お前の親父の話だったのだな
お疲れ
81 実習生さん 2010/02/07(日) 20:41:31 ID:lZN2bca5
オレのおふくろが、「無職オヤジは死んでくれたほうが・・・・」と言っていた。
423 実習生さん 2010/02/26(金) 03:48:42 ID:z7JLFv8X
うちのオヤジは狭心症で、自分は働けないから、働かなくていいと主張している。
「でも、働けない、というのは働かなくていい、というわけじゃない。
小沢一郎は、狭心症になって19年だけど、激務とこなしている」
というと、顔を真っ赤にして怒る。
317 実習生さん 2010/03/17(水) 19:32:39 ID:QB9DIH/1
無職になると現実との接点がなくなるから、
バーチャルの世界に逃避するようになる。
さらに歳をとると、前頭葉が衰え、
情報を真に受け、忍耐力もなくなり、論理性もなくし、
人間関係もうまくいかなくなる。
そして、家族全員がダメになっていく。。。。。
94 実習生さん 2010/09/16(木) 00:45:08 ID:CyF5JThc
無職オヤジが自分を主夫と言って正当化するのをなんとかしてほしい。
98 実習生さん 2010/10/11(月) 17:33:47 ID:18DMwypB
ダメオヤジを働かせる方法はないものだろうか?
うちのオヤジ、もうずっと無職
290:実習生さん
10/11/27 03:04:59 r0zOVKX3
マスコミには誰も逆らえない。
マスコミが日本を支配している。
そして、大衆は、自分がマスコミに支配されているって自覚がないんだよなぁ。
マスコミの意見を自分の意見だと思っている。
それは、刷り込まれた意見だってのに。
291:実習生さん
10/11/29 21:34:56 5kREK57v
★必要なのは、明治維新ではなく、1940年体制との訣別逍花 1
提供:月明飛錫 2010年11月29日02時32分
今日、11ヶ月間続いた『龍馬伝』が、最終回を迎えた。一般的にはわりと盛り上がっていた
ようだが、個人的には、いまひとつ入り込めないところがあった。
なぜなのだろうと考えてみたところ、いまの日本に求められているのは、明治維新ではないと
感じているからだ、という結論に至った。
例えば、大政奉還後、慶應3年11月に、新政府の基本方針を示すために坂本龍馬が自ら書いたと
言われている「新政府綱領八策」。日本を近代化することによって世界国家の仲間入りを果たす
という、明治維新の原点が示されている。
こちらが実物の画像↓
国立国会図書館「史料に見る日本の近代-新政府綱領八策」
簡単にいうと、第1義と第2義では人材の登用、第3義では外交、第4義では憲法の制定、第5義では
議会の設置、第6義では陸海軍の設置、第7義では近衛兵、第8義では為替レートについて
書かれている。
今の日本では、ここに書かれていることは、実現されている。少なくとも、生まれながらの
身分が問われて、何かの職業につけない人はいないはずだ。封建制から民主主義への転換は
すでに終り、家父長制が強かった明治時代と比べても、いまの日本人は、はるかに自由を
謳歌している。
しかし、今の日本は閉塞感に覆われており、イギリスのエコノミスト誌に、「東のアルゼンチン
になる」、「イースター島になる」と書かれても、正面切って反発する人は少ないように見受けられる。
むしろ、衰退国としての将来を、甘んじて受け入れている人が多いのではないだろうか。
日本の開国は、移民と一部の農作物の輸入を除くと、制度的にはある程度行われているといえる。
それでも日本人が内向き志向になり、リスクをとらなくなった理由は何かと考えるべきだろう。
私は、明治以降の日本には、明治維新に匹敵する転換点があったと考えている。それは、
野口悠紀雄さんのいう「1940年体制」である。
292:実習生さん
10/11/29 21:37:25 5kREK57v
★必要なのは、明治維新ではなく、1940年体制との訣別逍花 2
終身雇用や年功序列を特徴とする日本型企業、間接金融中心の金融システム、平等主義などは、
日本特有の社会・経済システムであるとしばしば考えられている。しかしこれらは、昔から
存在していたのではなく、総力戦遂行という特定の目的のために導入された特殊なシステムだった。
それ以前の日本は、株主優先の会社、非終身雇用、直接金融中心であった。そして、第二次世界大戦に
勝つための「1940年体制」という国家総動員体制は戦後も続き、それが高度経済成長期をささえ、
さらにはそれが現在の日本経済の足を引っ張る要因になっている。これが、野口悠紀雄さんの
著作『1940年体制 さらば戦時経済』の主張だ。
戦争遂行という国策のためには、「利益」よりも「生産」が重視された。儲からないから、
兵器は作りません、では戦えない。重要な資源を国が統括して、戦争遂行のために配分した。
日本の製造業の大きな特徴である下請制度も、軍需産業の増産のための措置として導入された。
今では、大企業を中心とした企業グループが、1つの企業のようになっている。
戦後は、1940年体制によって確立された金融システムが、基幹産業と輸出産業に資金を重点的に
配分することによって産業構造を大きく変化させた。これらの金融システムは、大企業と金融機関
中心に組み立てられており、貯蓄の供給者である家計は、本来得られたはずの利子所得を得られなかった。
それでも高度成長期は、全体的に賃金水準が上昇したため、家計に経済成長の果実が還元された。
このことは「会社中心主義」につながり、多くの「会社人間」を生み出し、彼らは会社と運命共同体
となり、企業の存続が最重要の課題になった。
現代では、IT化とグローバル化で、これまでのビジネスモデルが陳腐化し、新しい産業への
人材供給、企業間での人材移動の必要性が高まっているにもかかわらず、人材の流動化を円滑に
行うような政策は実行されていない。これは、1940年体制の基本的な理念である、「生産優先主義」と
「競争の否定」から脱却できていないのが大きな理由なのではないだろうか。
293:実習生さん
10/11/29 21:42:15 5kREK57v
★必要なのは、明治維新ではなく、1940年体制との訣別逍花 3
「生産優先主義」とは、生産力の増強がすべてに優先すべきであり、それさえ実現されれば、
様々な問題が解決されるという考えである。
「競争の否定」は、この体制が、あるひとつの目的のために国民が一致団結して働くことを
目的としているため、チームワークと成果の平等配分が重視され、競争は否定される傾向に
あることだ。産業でも会社でも、脱落者を発生させないことが重視された。
「経済成長」という総力戦でうまく機能したシステムは、「変化」に対応できず、閉塞状況に
陥っている。今の日本の将来を描くために必要なのは、「1940年体制」を脱ぎ捨てることだ。
日本が明治新国家を建設したとき、近代化を進め世界の大国と肩をならべるという目標があった。
1960年代の高度成長期にも、夢があった。
今の日本では、残念ながらそうした夢を見出せないでいる。しかしグローバルに見ると、
「古い企業から新たな企業へ」、「製造業から知識産業へ」、「組織から個人へ」の移行が
始まりつつある。
こうした環境の変化をふまえ、「生産優先主義」と「競争の否定」から訣別し、「消費者優先社会」
を実現するべきだろう。
【関連記事】
就職氷河期世代のいま~改めて終身雇用について考えた
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
必要なのは、明治維新ではなく、1940年体制との訣別 逍花
URLリンク(news.livedoor.com)
294:実習生さん
11/01/12 22:28:23 Q9FIg74L
消費者に主権のある市場を作りました。市場の民主化はここで取引をすることで実現するんですよ。
言うだけじゃなくて、本当にそう思うなら、ここで取引をしましょう。
URLリンク(shouhisya.web.fc2.com)
295:実習生さん
11/02/13 23:32:00 PPV7+slA
国公立学校教員の年間法定給与1(2004 年)
初等教育 前期中等教育
初任給 勤続15 年の給与 最高給与 最高給与到達年数 初任給 勤続15 年の給与 最高給与 最高給与到達年数
アメリカ 32,703 39,740 m m 31,439 40,088 m m 31,578
イギリス 28,769 42,046 42,046 m 28,769 42,046 42,046 5
韓国 28,569 48,875 78,472 m 28,449 48,754 78,351 37
シンガポール24,326 m m m 24,326 m m m
スウェーデン 25,152 29,522 33,849 m 25,963 30,420 34,477 a
ドイツ 37,718 46,935 48,938 m 39,132 48,167 50,284 28
フィンランド 27,922 32,541 32,541 m 32,407 38,318 38,318 20
フランス 23,112 31,090 45,872 m 25,570 33,548 48,451 34
日本 24,469 45,753 58,373 m 24,469 45,753 58,373 31
(1 米ドル=138.87055 円)
諸外国の教員給与に関する調査研究
URLリンク(www.mext.go.jp)
日本の教師の給与は韓国に次いで“世界2位”
もう十分高いから議論する必要なし
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296:実習生さん
11/02/15 22:13:51 fyzLeMtv
教育と経済・社会を考える 第1回はじめに
URLリンク(www7.ocn.ne.jp)
教育ムラの住民は、教育ムラの自律を願い、他のムラからの干渉を嫌う。
教育は陶冶(知識、技能の習得)と訓育(道徳性、社会的行動様式の形成)による全人格の発達を目指すものであり、
経済ムラからの侵略者(「ヨソ者」)が主張する金儲けに役立つ能力育成を目指す教育など許し難いものであると考える。
内田樹氏は『下流志向』で、教育をサービスとしてとらえ、経済的な等価交換の原理を身につけてしまったことが、
子どもたちの「学びからの逃走」の原因であるという趣旨の主張をされている。
学ぶ前に学問の本当の価値は分からないので、「何のために勉強するのか?」「この知識は何の役に立つのか?」という問いは、
傲慢さと無知の現れであるという論理であるが、私に言わせれば、この論理は、教育ムラの自律性を守るための論理であり、
学問とその教育は無条件に価値があるという教育関係者の傲慢さの現れである。
「言われた通りに勉強したのですが、学んだことは社会では役に立ちませんでした」という問いに対して、
「それはお前の勉強が不足していて、学問の真髄を理解できていないからだ」といつまでも答え続けることができる。
どのような内容の教育が必要かは、それを利用する者、つまり、教育ムラ以外の住民の方が経験的に良く分かることであって、
狭い世界しか見ようとしない教育ムラの住民が勝手に決めたものを押し付けられてはたまらない。
そんなものを買う気はないというのが「学びからの逃走」である。
教育ムラ以外の住民が、教育ムラに対して高額のお金を支払うのは、それに相当する見返りとして、
生活に役立つ知識を教えてくれると期待しているからである。まさに等価交換である。
「人はパンのみにて生きるにあらず」ではあるが、パンなしでは生きていけない。
文化的・精神的価値は経済的・肉体的価値が十分に満たされた後にしか意味を持たない。
教育ムラの住民には、他のムラの住民に対して自分たちが行っている教育にどのような価値と効用があるのかをわかりやすく説明する義務があり、
このような教育が必要だという他のムラの住民の要求に応える義務がある。
297:実習生さん
11/03/07 21:33:58.83 1ClkNYPe
★渡邉美樹氏「本当の立候補の理由」 1
将来の投資のために必要なのが教育
URLリンク(news.livedoor.com)
池田:規制改革の各論で言うと、渡邉さんが強調しているのは教育ですね。
渡邉:教育に関しても、日本の教育は駄目だと皆さんが言っていました。僕もそう思っていたので、
それならば何ができるのか……? 自分で学校やろう、と。7年前に東京で郁文館(夢学園)の
理事長を務めています。一時期は校長もやっていました。日本の教育こそやらないと、将来への
投資にならない。いくら我々がビジネスを頑張っても、それを受け継ぐ若い世代がいなかったら、
駄目になってしまう。将来の投資のために必要なのが、教育だと思っています。
池田:具体的な教育政策として、“教育バウチャー”を提案していますね。
渡邉:ただバウチャーというと、安倍(晋三)さんの教育再生会議でも、凄まじいアレルギーを
受けましたね。僕はバウチャーではなくてもいいと思います。とにかく適正な競争原理を導入
しましょう。補助金に関しても、公立も私立も生徒一人当たりにいくら出すだけでも、充分競争に
なると思います。なおかつ、学校選択を自由にして、奨学金でフォローすれば、僕のようにあまり
豊かではない子供達だって、私立に行けるようになる。こうして私立と公立が競争して、結果的に
いい学校が生まれる。でも、現在は努力している学校も、そうでない学校も横並びです。補助金が
しっかり出ますから、潰れないようになっている。実は子供を守っているようで、子供を駄目に
しています。つまり、潰れない状況で先生は努力をしません。僕は誰もが努力をする環境を
作りたい。その一例がバウチャーです。
池田:僕も民主党の会合などで、バウチャーを取り上げると凄い反応が帰ってきます(笑)。
話の中身を聞かないで拒否反応が帰ってくるんです。
渡邉:そうですよね(笑)。
池田:だから、バウチャーなんて言わないで、クーポンでもなんでもいい。